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- 産婦人科の実際 2022年3月号 71巻3号 特集 産婦人科医リクルートへの効果的なアプローチを考える【電子版】
商品情報
内容
1.近年の日本における産婦人科医リクルートの現状−日本産科婦人科学会 産婦人科未来委員会若手委員会の活動−
2.専門医アンケートからみた産婦人科医リクルートの現状と課題
3.医学生5・6年生、臨床研修医1年目を対象としたリクルート(サマースクール) ほか
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序文
企画者のことば
産婦人科は，周産期，婦人科腫瘍，生殖・内分泌，女性ヘルスケアと4つの分野にわたって，女性の一生にかかわることができる魅力的な診療科として認識されている。一方で，医療訴訟になりやすい，長時間の労働で休みが取れないなどといったマイナスイメージをもたれることもあり，産婦人科医を専攻することの障壁と感じている医学生・臨床研修医も少なくない。しかしながら，産科医療保障制度や診療ガイドラインの普及や学会をあげての妊娠・出産に関連する働き方改革，子宮頸がんワクチン，出生前診断への社会的関心の高まりなどにより，新産婦人科専攻医数はここ数年増加傾向をたどっている。
一方で，産婦人科医の地域偏在や中堅医師の離職などにより各施設において必ずしも安定的に産婦人科医数を確保できているとは言いがたく，今後継続的に新規の産婦人科専攻医数を確保していくことが求められている。また，2020年から続く新型コロナウイルス感染症の全国的な流行により，ハンズオンセミナーや勧誘会などの対面式のリクルート活動を行うことが困難となり，ウィズコロナ時代に合わせた新たなリクルートの形を模索していく必要もある。
そこで本企画では，産婦人科医リクルートの現状と問題点について，またそれらに対する様々なアプローチの方法について，日本産科婦人科学会未来委員会の中で産婦人科医リクルートを主に担当してきた先生方に執筆していただいた。これらのデータに基づいた情報や具体的なノウハウが，各施設での産婦人科専攻医数の増加に寄与する企画となれば幸いである。
企画 長谷川瑛洋 岡本愛光
（東京慈恵会医科大学産婦人科学講座）
渡利英道
（北海道大学大学院医学研究院産婦人科学教室）
目次
特集 産婦人科医リクルートへの効果的なアプローチを考える
1.近年の日本における産婦人科医リクルートの現状−日本産科婦人科学会 産婦人科未来委員会若手委員会の活動− 小松 宏彰
2.専門医アンケートからみた産婦人科医リクルートの現状と課題 長谷川 瑛洋
3.医学生5・6年生、臨床研修医1年目を対象としたリクルート(サマースクール) 杉田 洋佑
4.臨床研修医2年目を対象としたリクルート(Plus One Project2) 品川 真奈花
5.女性医師へのリクルート 草開 妙
6.男性医師へのリクルート 小野寺 洋平
7.地域単位で行うリクルート(KTOG：神奈川県産婦人科医会) 板井 俊幸
8.大学単位で行うリクルート(WIND：北海道大学) 井平 圭
9.COVID-19によるリクルートへの影響と新しいリクルートの試み 前田 裕斗
10.オンラインで行うリクルート(オンラインサマースクール・Plus One Project2) 樋口 やよい
11.ホームページで行うリクルート 伊崎 奈々枝
12.米国での産婦人科医リクルートの取り組み 安川 茉弥
診療
COVID-19感染流行下におけるSARS-CoV-2 陽性妊婦・新生児の管理−愛知県・西三河北部医療圏唯一の地域周産期母子医療センターの取り組み− 竹田 健彦
臨床経験
腹腔鏡下手術における温存卵巣に対してのセプラフィルムR貼付法の工夫『サンドイッチ法』 佐藤 新平
症例
妊娠17週で子宮破裂をきたした腹腔鏡下卵管間質部切除術後妊娠の1例 新貝 妙子
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書籍情報
- ISBN：9784003107103
- ページ数：116頁
- 書籍発行日：2022年3月
- 電子版発売日：2022年3月16日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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