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J. of Clinical Rehabilitation30巻5号 神経難病患者の在宅を支える手段としてのリハビリテーション医療

  • ページ数 : 100頁
  • 書籍発行日 : 2021年5月
  • 電子版発売日 : 2021年12月22日
¥2,640(税込)
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商品情報

内容

特集:神経難病患者の在宅を支える手段としてのリハビリテーション医療
国がすすめる難病対策とは
在宅を支えるリハビリテーション医療
地域リハビリテーションの現場から ほか

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序文

特集にあたって


平成26年5月23日,「難病の患者に対する医療等に関する法律」が成立し,平成27年1月1日から施行された.難病対策はそれ以前からも施行されているが,疾患ごとに対策が違うことによる不公平が指摘されていたこともあり,見直しが検討されている.その基本的事項として,第1:効果的な治療方法の開発と医療の質の向上,第2:公平・安定的な医療費助成の仕組みの構築,第3:国民の理解の促進と社会参加のための施策の充実があり,リハビリテーション医療は,特に第3の事項においてかかわることが増えると推測される.ただ現状としては,まず生活が安定することが大切であり,さまざまな課題および対策を検討しつつ,社会参加を考慮することが現実的な戦略と考える.

今回,これらの課題および対策を検討することを目的として,「神経難病患者の在宅を支える手段としてのリハビリテーション医療」について企画した.神経難病患者に関する制度および方向性については国立病院機構箱根病院の小森哲夫先生に,在宅支援としてかかわっている介護支援専門員へのアンケート調査からの課題や展望については滋賀県立総合病院の中馬孝容先生に,地域リハビリテーションに関する当事者へのアンケート調査から現状と今後の課題や展望については名古屋市立大学の植木美乃先生に,保健所における在宅神経難病者への支援に関する現状と課題,今後の展望については新潟県長岡地域振興局健康福祉環境部の八子円先生に,介護支援専門員(ケアマネージャー)の役割に関して現状や課題・展望については国際医療福祉大学の石山麗子先生に,最後に,難病患者の仕事と治療の両立を考えるための就労支援については,国立病院機構まつもと医療センターの植竹日奈先生にご執筆をいただいた.

神経難病は進行性であるが,その人らしく人生を送ることは,どの病期であっても重要な課題である.社会参加や就労就学は人生を左右するような課題となることも多く,就労支援は他の疾患と同様,重要な目標である.医療や支援機関に相談する前に,神経難病患者自らの判断で仕事を辞めてしまっていることも多く,患者側から支援が見えやすいような体制作りが必要で,生活支援,就労支援を担当する関係機関は,リハビリテーションチームの一員である.今後さらに,リハビリテーション医療のかかわりは重要となり,リハビリテーション医療者が課題を把握し対応する機会が増えると推測する.今回の特集が,各病院・施設・関係機関において,神経難病患者への社会参加も含めた支援ならびに,リハビリテーション医療のかかわり方について検討する一助となれば幸いである.(編集委員会)


(編集委員会)

目次

特集:神経難病患者の在宅を支える手段としてのリハビリテーション医療

国がすすめる難病対策とは  小森哲夫

在宅を支えるリハビリテーション医療  中馬孝容

地域リハビリテーションの現場から  植木美乃

保健所における在宅神経難病患者への支援  八子円,伊藤千惠子・他

ケアマネジャーとしての役割とは  石山麗子

就労支援:難病患者の仕事と治療の両立を支える  植竹日奈

連載

巻頭カラー  見て学ぶ 脳卒中診察手技

4.体幹機能障害  藤野雄次,松田雅弘・他

ニューカマー リハ科専門医

上野真

リハビリテーションスタッフがかかわるチーム医療最前線

3.聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーションセンターにおける教育システム  佐々木信幸,渡辺聡

重度障害、重複障害に対する私のリハビリテーション治療経験

10.脳外傷に大腿切断を合併した重症例  青木重陽

今伝えたい! 脊髄損傷治療の現状と課題

11.車椅子ユーザーの枠を超える「つながり」の大切さ  露崎耕平

リハビリテーション職種が知っておくべき臨床統計:基礎から最新の話題まで

8. 解析手法の選択  山本紘司

オーストラリアのリハの現場より

最終回 オーストラリアのリハの現場“以外”より  渡辺百合子

更生・康复・復健・リハビリテーション

第11回 高齢社会を迎えた医療  江藤文夫

心に残ったできごと―リハビリテーション科の現場から

完全側臥位法にたどり着くまでと,それから  福村直毅

学会報告

STROKE2021 参加報告記:コロナ禍の学術集会のあり方とは?  吉村芳弘

臨床経験

廃用症候群を呈したCOVID-19患者の市中病院でのリハビリテーション治療経験  中西俊人,時里香・他

インターネットの動画投稿によって社会に繋がりをもち機能訓練に意欲的になった1例  渡辺淳志,水間正澄・他

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書籍情報

  • ISBN:9784006203005
  • ページ数:100頁
  • 書籍発行日:2021年5月
  • 電子版発売日:2021年12月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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