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エキスパートが教える運動器エコーの見かた 下肢~診療の鍵となる着眼点と所見の解釈

  • ページ数 : 184頁
  • 書籍発行日 : 2022年7月
  • 電子版発売日 : 2022年7月27日
¥7,700(税込)
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商品情報

内容

実臨床で迷いやすい「下肢エコーの見かたへの疑問」にエキスパートが答えます!典型例を軸に解説した本書、日常診療にすぐ応用できるプローブの当て方のコツや治療へのつなげ方など「それ知りたい!」が満載です。

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序文

編集の序


エコー診療の普及・発達によりこれまでよく分かっていなかった病態や疼痛の理由が明らかになってきていると実感している.私はエコー診療に出会うまでは,単純X 線像やMRI などの「静止画」で病態や疼痛を想像することが習慣で,よくわからないまま「思考停止」し,従来の教科書に書かれている治療法を漫然と行ってきた.たしかに,この診かたでもほとんどの状況でなんとなく内服薬を処方し,リハビリテーションを行うことでその場をやり過ごすことができる.若いときの私は目前の患者さんをなんとなく納得させる話術だけは上達していったように思う.しかし,個々の疾患に対する病態把握や治療法を考える能力は全く進歩していかなかった.

私には日常診療で大切にしている言葉がある.それは,東京帝国大学医学部医学科内科学の教授であった冲中重雄先生の著書『医師と患者』の中に書かれている“書かれた医学は過去の医学であり,目前に悩む患者のなかに明日の医学の教科書の中身がある”という言葉である.若いときの私はまさに過去の医学のみを実践し,新しい病態解明や治療,医学の進歩という考えは全くなかった.そして,この言葉と共に私の考えを大きく変えたのはエコー診療であった.これまでの診療ツールにエコー検査が加わることでさまざまなものが可視化できるようになり,診療についてより考えるようになった.本書ではまさに目前に悩む患者さんに対して,さまざまな知識,技術やツールを駆使して診療にあたっている先生方にご執筆いただくことができた.それぞれの専門領域のエキスパートの先生方に「明日の医学の教科書」について詳述いただけたことに心から感謝している.

本書の特徴は,エキスパートの先生方と編者と若手医師がWeb 座談会を行い,エキスパートの先生方に日常診療での疑問やちょっとしたコツを直接聴きながら作ったところにある.ここ数年で急速にWeb 会議システムが発達したことで,新しいスタイルの教科書を作ることができた.「明日の医学の教科書」を「新しいスタイル」で書籍化できたことに心から感謝している.また,明日からの診療に本書が大いに役立ち,医学の進歩に貢献できることを切に願うものである.


2022年6月

金沢大学大学院医学系研究科 整形外科
中瀬順介

目次

編集の序[中瀬順介]

第1章 股関節

1)大腿骨寛骨臼インピンジメント[内田宗志]

2)弾発股[内田宗志]

3)股関節唇損傷[内田宗志]

4)骨盤周囲骨折[内田宗志]

5)大腿骨近位部骨折[上野琢郎]

6)乳児股関節脱臼[橘田綾菜]

7)単純性股関節炎[橘田綾菜]

第2章 大腿部

1)ハムストリング肉ばなれ[服部惣一]

2)大腿四頭筋肉ばなれ[服部惣一]

第3章 膝関節

1)変形性膝関節症[中瀬順介]

2)半月板断裂[中瀬順介]

3)膝蓋骨脱臼[中瀬順介]

4)Osgood-Schlatter病[中瀬順介]

5)Sinding Larsen-Johansson病[中瀬順介]

6)膝蓋腱症[中瀬順介]

7)内側側副靱帯断裂[中瀬順介]

8)有痛性分裂膝蓋骨[中瀬順介]

第4章 下腿

1)下腿肉ばなれ,アキレス腱断裂[服部惣一]

第5章 足関節

1)足関節外側靱帯損傷,外果裂離骨折[神崎至幸]

2)小児の足関節捻挫[高倉義幸]

3)腓骨筋腱脱臼[神崎至幸]

第6章 足部

1)Chopart関節損傷[笹原 潤]

2)Lisfranc関節損傷[笹原 潤]

3)足底腱膜炎[笹原 潤]

4)中足骨疲労骨折[笹原 潤]

5)足関節後方インピンジメント症候群[笹原 潤]

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書籍情報

  • ISBN:9784758111935
  • ページ数:184頁
  • 書籍発行日:2022年7月
  • 電子版発売日:2022年7月27日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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