整形外科 Knack & Pitfalls 肩関節外科の要点と盲点

  • ページ数 : 401頁
  • 書籍発行日 : 2008年5月
  • 電子版発売日 : 2021年5月7日
¥16,500(税込)
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商品情報

内容

本書では,一般的な解剖だけではなく,サージカル・アプローチに必要な解剖も掲載.疾患各論では,治療方針や基本的術式を「スタンダード編」,複雑な術式を「応用編」としているため,レベルに応じた読み分けができる.術式は,写真やイラストを用いて経時的に解説し,手順やコツ,気をつけるべき点が一目でわかる.日常診療で遭遇する可能性のある疾患をほぼ全て網羅しており,本書1冊で肩関節疾患の治療の全容を把握できる.

あわせて読む → 「Knack & Pitfalls」シリーズ

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序文

「肩関節外科の要点と盲点」序文


近年の肩関節外科領域においては,MRI検査や超音波検査が普及し,日常診療上不可欠になっています.また,アンカー類など手術器具や手術技術の進歩により,観血的手術から低侵襲手術としてmini open手術,そして関節鏡視下手術が導入され,その術後成績も観血的手術とほぼ同様にまでなっております.また,投球障害肩の病態生理やバイオメカニクスが解明されつつあり,保存療法の重要性が認識されるようになりました.

それぞれの治療法にはそれぞれの特徴があり,単純に優劣の比較はできませんが,術者は長い経験の中で培ってきた「コツknack」と,思わぬ「落とし穴pitfall」の経験をもっているに違いありません.これを読者が知識として得ることができるとしたらどんなにすばらしいことでしょう.読者はそのknackとpitfallのもつ本当の意味を直ちに知ることはできないにしても,診療の中での何らかのヒントにすることはできると思います.

今回,「肩関節外科の要点と盲点」で私が指名させていただきました執筆者は,いずれも肩関節外科手術の「要点と盲点」を熟知した本邦のエキスパートであり,かつ病態把握および手術においても大きな業績を有する先生方です.各項目は独立した内容としておりますので,一般の教科書的な記述よりも先生方の手術室での臨場感あふれる手技が披露されています.一方,本企画は手術に重点が置かれていますが,診断学・バイオメカニクス・画像などの基本的知識,手術適応,および合併症についても,執筆者の先生方の豊富な経験に基づく「要点と盲点」が示されています.日常診療のあらゆる場面で本書をご活用いただければ幸いです.


2008年5月
群馬大学教授 高岸憲二

目次

I 肩関節の正常解剖・バイオメカニクス

 1.肩関節の正常解剖

 2.肩関節のバイオメカニクス

II 基本的診断法

 1.診断の進め方

 2.単純X線撮影

 3.MRI撮影

 4.CT撮影

 5.超音波検査

 6.関節・滑液包造影

 7.血液・関節液検査

 8.電気生理学的検査

 9.関節鏡検査所見のよみかた

III 保存療法の基本

 1.保存療法の適応・基本方針

 2.固定法・装具・テーピングのコツ

 3.薬物療法・注射療法のコツ

 4.リハビリテーションのコツ

IV 手術療法の基本

 1.麻酔と体位の要点

 2.進入路

 3.関節鏡視下手術のための解剖

 4.関節鏡視下手術の基本

V 外傷

 1.上腕骨近位端骨折

 [スタンダード編]

 [応用編]

 2.肩甲骨骨折

 [スタンダード編]

 [応用編]

 3.鎖骨骨折

 [スタンダード編]

 [応用編]

 4.肩関節脱臼

 [スタンダード編]

 [応用編]

 5.胸鎖関節脱臼

 [スタンダード編]

 [応用編]

 6.肩鎖関節脱臼

 [スタンダード編]

 [応用編]

 7.小児の肩部骨折の基本方針

VI 肩関節不安定症

[スタンダード編]

 1.不安定症の分類と治療方針

 2.外傷性不安定症

 3.非外傷性不安定症の治療方針と保存療法

[応用編]

 1.外傷性前方不安定症(Bankart損傷主体)

 2.外傷性前方不安定症(capsular tear主体)

 3.外傷性後方不安定症

 4.非外傷性不安定症

VII 肩関節の変性および炎症性疾患

[スタンダード編]

 1.五十肩の治療方針

 2.石灰沈着の機序と保存療法

 3.骨関節症の治療方針

 4.上腕骨頭壊死の治療方針

 5.関節リウマチの治療方針

[応用]

 1.鏡視下拘縮除去術

 2.open法および鏡視下石灰除去術

 3.骨関節症

 4.骨頭壊死

VIII 腱板障害

[スタンダード編]

 1.インピンジメント症候群

 2.腱板断裂

 3.腱板疎部損傷

[応用編]

 1.鏡視下縫合

 2.腱板広範囲断裂

 3.腱板部分断裂

IX 上方関節唇障害と上腕二頭筋長頭腱

 1.上方関節唇損傷

 2.上腕二頭筋長頭腱断裂

 3.上腕二頭筋長頭腱脱臼


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書籍情報

  • ISBN:9784830627590
  • ページ数:401頁
  • 書籍発行日:2008年5月
  • 電子版発売日:2021年5月7日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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