目でみる眼疾患

  • ページ数 : 270頁
  • 書籍発行日 : 2009年3月
  • 電子版発売日 : 2021年10月6日
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商品情報

内容

目の病気のしくみがわかる! 目のトラブルにズバリ答える!!

医学専門書と一般健康書の隙間を埋める,目の病気を視覚的にとらえる書.「眼が赤い.眼が痒い…よくある眼のトラブルの原因は?」「物が二重に見える.暗い所では見えにくい…もしかしてこれは眼の病気?」「近視になったらコンタクト? それともLASIK?」など,さまざまな疑問やトラブルについて,豊富なイラストと写真を用いながらわかりやすく解説.目の診療に関わるすべての人々および患者・家族の共通語ともなるべき1冊.

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序文

序文

―この本をお読みいただく方々へ

病気についてもっと知りたいと思った時,書店の医学専門書のコーナーに行けば,それなりの専門書に出会えます.しかし,それらは医学に関する基礎知識を持っている事を前提に書かれており, 一般の読者にはすんなりと理解しがたいものがあります. 一方, 一般書の健康書コーナーにも多くの解説書が並んでいますが, その内容は実にまちまちで,賢明な,知的好奇心の旺盛な読者の要求に答えられるものは極めて少ないのが現状です.特に,医師以外の医療職にある人達にとって,今の一般書の内容は全く物足らない.このシリーズは主として,この専門書と一般書の間を埋めるものとして企画されています.この本は,リアルな症例写真,カラフルな絵,フローチャートを多用する事によって,医学的なレベルを落とす事なく,如何に眼の病気のことを正しく理解していただけるか,工夫を凝らして編集されています.

先ず, 最初の章で, 各種の眼症状から診断に至る道筋を述べ, 第2 章「検査から診断へ」で, 診断に至る過程でどんな検査がおこなわれるのか, 第3 章では, 各疾患を取り上げ, それぞれについて詳しく解説してあります.「視機能の異常」「眼科救急・眼外傷」「治療およびリハビリテーション」については改めて章を立て, それから最後に「労働と眼」「医療の法律」などについても述べました. 巻末にGlossary と索引を付け,用語から疾患・診断法などに辿り着けるようにしました.

この様な出版が可能となったのは,出版社文光堂がこれまで,この分野の専門書発行で培ってきた膨大な資料の蓄積とその背景にある専門家集団の支援があったからです.本書の図表の多くが,過去の専門書の中から優れたものを選別する作業から成り立っていることを記し,専門書の執筆に関わっていただいた諸先生方に感謝申しあげます.

最後に,眼科の専門家として,同時に一読者の立場から,数々の貴重なアドバイスをいただいた浜松医科大学名誉教授渡邉郁緒先生に厚く御礼申し上げます.


平成21年3月

本田 孔士

目次

I 症状から診断へ

1.視力低下

2.視野異常

3.飛蚊症・光視症【目の前に黒いものが飛んで見える】

4.変視【物が歪んで見える】

5.虹視【光源の周りに虹が見える】

6.羞明【目が眩しい】

7.掻痒感【目がかゆい】

8.眼痛・異物感【目が痛い・目がごろごろする】

9.乾燥感【目が乾く・ひりひりする】

10.眼充血【目が赤い】

11.眼脂【目やにが出る】

12.流涙【涙があふれ出る】

13.結膜・眼瞼腫脹【目が腫れる】

14.眼瞼痙攣【瞼が痙攣する】

15.眼瞼下垂【瞼が重い・瞼が上がらない】

16.複視(眼球運動障害)【物が二重に見える】

17.視覚障害【色がおかしく見える】

18.夜盲【暗い所では物が見にくい】

19.頭痛【頭が痛い】

II 検査から診断へ

[基本診断]

20.眼底検査

21.蛍光眼底造影検査

22.細隙灯検査

[主な検査所見]

23.角膜浮腫・浸潤・混濁【黒目が濁っている】

24.前房出血【血液が溜まる】

25.前房蓄膿【膿が溜まる】

26.眼圧上昇【眼が硬くなる】

27.うっ血乳頭・乳頭浮腫・視神経萎縮【視神経が腫れる・萎縮する】

28.黄斑浮腫【網膜が腫れて見えにくい】

29.眼底出血・網膜白斑【眼底の異常がある】

30.硝子体混濁・硝子体出血【眼内に血が溜まる】

31.瞳孔異常【瞳の反応が異常】

32.白色瞳孔【瞳が白く見える】

33.眼球振盪【視線が揺れる】

34.眼球突出【眼球が飛び出している】

III 眼の疾患

[眼瞼疾患]

35.眼瞼内反・外反・睫毛乱生

36.眼瞼下垂

37.麦粒腫と霰粒腫

38.眼瞼ヘルペス

39.眼瞼腫瘍

[結膜疾患]

40.感染症結膜炎

41.アレルギー性結膜炎

42.瞼裂斑・翼状片

43.結膜の腫瘍

[角膜疾患]

44.円錐角膜

45.角膜炎・角膜潰瘍

46.乾性角結膜炎(ドライアイ,Sjogren症候群)

47.角膜の変性(角膜ジストロフィ)

48.角膜移植術

[強膜疾患]

49.強膜炎・上強膜炎

[緑内障]

50.緑内障

[白内障]

51.白内障

[ぶどう膜疾患]

52.ぶどう膜炎

53.細菌性眼内炎・ウイルス性眼内炎・真菌性眼内炎

54.ぶどう膜悪性腫瘍

[網膜疾患]

55.糖尿病網膜症

56.高血圧網膜症

57.網膜静脈閉塞症

58.網膜動脈閉塞症

59.変性近視

60.加齢黄斑変性

61.中心性漿液性脈絡網膜症

62.網膜色素変性と黄斑ジストロフィ

63.網膜剥離

64.網膜上膜形成

65.黄斑円孔

66.未熟児網膜症

67.網膜芽細胞腫

[視神経疾患]

68.視神経炎

69.虚血性視神経症

70.脱髄疾患による視神経炎

71.中毒性視神経症

[視交叉・視中枢疾患]

72.脳下垂体腫瘍の眼症状

73.大脳皮質盲(中枢盲)

[涙道疾患]

74.涙道狭窄・閉鎖

[眼窩疾患]

75.眼窩腫瘍・炎症

76.内分泌性眼球突出

IV.視機能の異常

77.色覚異常

78.瞳孔異常をきたす疾患

79.弱視

80.斜視

81.眼球運動障害をきたす疾患

82.近視

83.遠視

84.乱視

85.不同視と不等像視

86.老視

V.眼科救急・眼外傷

87.眼科救急の実際

88.結膜異物・角膜異物

89.鈍的眼外傷と穿孔性外傷

90.眼内異物・眼球鉄症

91.視神経の外傷・眼窩の外傷

92.スポーツ外傷

93.交通外傷

94.化学物質の飛入による障害

95.コンタクトレンズによる損傷

96.眼の光障害

VI.治療およびリハビリテーション

97.点眼・洗顔

98.薬の使い方

99.失明予防

100.視覚障害者のリハビリテーション

公衆衛生と眼科健診

労働と眼

法律

医の倫理と目の病気

医療制度・経済

Glossary

索引

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書籍情報

  • ISBN:9784830655319
  • ページ数:270頁
  • 書籍発行日:2009年3月
  • 電子版発売日:2021年10月6日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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