• m3.com 電子書籍
  • 認知症の診断 改訂3版 ーアルツハイマーらしさ、bvFTDらしさ、レビーらしさの評価

認知症の診断 改訂3版 ーアルツハイマーらしさ、bvFTDらしさ、レビーらしさの評価

  • ページ数 : 182頁
  • 書籍発行日 : 2021年8月
  • 電子版発売日 : 2021年12月15日
¥3,850(税込)
ポイント : 70 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

認知症の「らしさ(臨床的特徴)」と見分け方を簡明に解説
プライマリケア医が初診時に行うべき簡易認知機能検査と、認知症の病型の違いを中心にまとめた、診断の手引


プライマリケア医が初診時に行うべき簡易認知機能検査(改訂長谷川式知能評価スケール、時計描画テスト、積み木テストなど)とその評価法のポイント、さらに認知症の病型ごとの特徴を中心にまとめた、間違わない認知症診断のための手引き書。
アルツハイマー型認知症、前頭側頭型認知症(行動障害型)、レビー小体型認知症、三大認知症がそれぞれに持つ「らしさ(臨床的特徴)」をつぶさに紹介、その違いを克明かつ簡明に解説。深化する「コウノメソッド」で説く認知症の診断の要諦を11年ぶりにUpdateしました。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

シリーズ1 改訂3版にあたって


先年、シリーズ2、シリーズ3の改訂作業を行いました。そして、最初のシリーズ1の初版から16年が経過しました。

この間、著者の守備範囲は大きく広がりました。2014年1月から始めたコウノカクテル(点滴療法)では、レビー小体型認知症はじめ、歩行障害系の難病を歩きやすくさせることがわかりました。それは、進行性核上性麻痺(PSP)、皮質基底核変性症(CBD)、脊髄小脳変性症(SCD)です。

その成果は、認知症ブログで報告していましたので、コウノメソッド実践医もグルタチオンを中心とした点滴で多大の成果を上げるようになりました。なかには、大学病院の神経内科医が多系統萎縮症(MSA)の治療を実践医に依頼してきたという栄誉も報告を受けています。

フェルラ酸・ガーデンアンゼリカ配合(FG)サプリメントの信頼性は、引き続き確かなものです。クロルプロマジンとの組み合わせは、ピックセットと呼び、陽性症状の強い前頭側頭型認知症(ピック病)を劇的に穏やかにさせるだけでなく、自閉症スぺクトラム、注意欠陥多動症といった発達障害にも応用できることがわかりました。

このように、認知症治療から始まったコウノメソッドは、神経内科、精神科領域へも応用が可能となり、ブログを見た多くの患者さんが全国から来院してくれることで、著者自身鑑別診断、治療の引き出しを増やすことができました。(現在はYouTubeが主体となっています)

そこで、今回の2回目の改訂、すなわち改訂3版においては、認知症を持つPSP、CBD、MSAも読者の守備範囲に入れていただくため、診断法と有効な治療も少し書き添えていきたいと思います。

PSPは決して稀な病気ではありません。多くがパーキンソン病と誤診され、効かないパーキンソン病治療薬を増量されて副作用だけ増えているケースがあります。

神経難病を多く診るようになると、歩行異常の気づきも早くなります。介護者が皮質性小脳萎縮症(CCA)であることに気づき、15分後には点滴で歩行を改善したこともありました。

コウノメソッドでは、歩行改善の手段としてドパミン系、アセチルコリン系、抗酸化系の3本の矢を持っています。FGサプリメントとコウノカクテルには、抗酸化物質+アセチルコリン賦活物質という共通点がありました。

この組み合わせがアンチエイジングと保険薬では治せない疾患群に有効であることが明確です。老年科教室出身の著者が発見したこの新たな医療を有効活用するため、広い疾患領域で読者が疾患を診断できるようにして、無駄で害のありそうな保険薬を外していくという作業をはじめてほしいと思います。こうした読者の活動は、医療費削減にも貢献していきます。


2021年7月

著者

目次

シリーズ1 改訂3版にあたって

シリーズ1 改訂にあたって(改訂版の序)

はじめに(初版の序)

本書で用いる主な略語


1章 認知症を早期発見する意義

2章 認知症の診断手順

1.認知症か非認知症か

2.『診断基準』は早期認知症を見落とす

3章 診断基準の限界

4章 診療のきっかけ

1.家族からの情報

2.職員からの情報

5章 認知症準備段階

1.AACD(加齢に伴う認知機能低下)

2.MCI(軽度認知障害)

6章 診断に必要な検査項目

7章 鑑別疾患

1.せん妄の取り扱い

2.レビー小体型認知症のせん妄

3.うつ病との即断は避ける

8章 認知機能検査

1.ミニメンタルステート検査(MMSE)は行わない

2.改訂長谷川式簡易知能スケール(HDS-R)を極める

3.時計描画テスト(CDT)

4.積み木テスト(BBT)

9章 認知症症状の分類

10章 病型診断

1.臨床的鑑別法(AD vs VD)

2.アポEアイソフォーム

3.画像検査

11章 認知症の病型

1.アルツハイマー型認知症(ATD)

2.脳血管性認知症(VD)

3.混合型認知症

4.行動障害型前頭側頭型認知症(bvFTD)

5.レビー小体型認知症(DLB)

6.正常圧水頭症(NPH)

7.慢性硬膜下血腫(CSH)

8.脳腫瘍

9.甲状腺機能低下症

10.ビタミンB12欠乏

11.葉酸欠乏

12.低酸素脳症

13.クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)

14.アルコール関連認知症(ARD)

15.石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病(DNTC)

16.ヘルペス脳炎

17.進行性核上性麻痺(PSP)

18.皮質基底核変性症(CBD)

19.多系統萎縮症(MSA)

20.神経原線維変化型老年期認知症(SDNFT)と嗜銀顆粒性認知症(AGD)

12章 病名告知

13章 コウノメソッド実践医


おわりに

YouTubeタイトル一覧


巻末資料(外来セット)

時計描画テスト

初診時問診票

改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:7.5MB以上(インストール時:17.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:29.9MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:7.5MB以上(インストール時:17.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:29.9MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784862701657
  • ページ数:182頁
  • 書籍発行日:2021年8月
  • 電子版発売日:2021年12月15日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。