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関節リウマチにおけるメトトレキサート(MTX)使用と診療の手引き2023年版
日本リウマチ学会MTX診療ガイドライン小委員会 (編) / 羊土社
商品情報
内容
MTX診療ガイドラインが改題・改訂!皮下注射製剤の承認に伴い投与法の推奨を追加.近年蓄積されたエビデンスより,生物学的製剤・JAK阻害薬との併用療法や,葉酸製剤の投与など副作用対策もアップデート
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序文
改訂版発刊に際して
日本リウマチ学会では,関節リウマチ薬物治療におけるアンカードラッグであるメトトレキサート(MTX)の使用にあたって,日常診療の指針となるべく情報を発信してきた.日本リウマチ学会MTX 診療ガイドライン策定小委員会(現・MTX 診療ガイドライン小委員会)は,2010年9月にMTX 診療ガイドラインを作成,その後,MTX 承認用量が週8mg から16mgへ増量されたのを機に2011年に「関節リウマチ治療におけるメトトレキサート(MTX)診療ガイドライン」として出版し,添付文書の改訂などを経て,2016 年にはガイドラインの改訂版が作成されて今日に至っていた.この間,MTX に関するエビデンスの集積は進み,関節リウマチを取り巻く診療環境も大きく変化するなかで,それら最新の情報を組み入れた改訂版の発行が求められていた.一方,MTX においては,その用量や安全性上のシグナルなど,国内外のエビデンスギャップが大きいことを考慮しなければならない.したがって,今回の改訂では,多くの国外エビデンスが評価対象となるGRADE 法によるガイドライン作成ではなく,エキスパートオピニオンを中心とした従来通りの方法を踏襲して作成することが委員会で決定された.このため,従来のガイドラインという名称ではなく,今回の改訂にあたっては,より適切な名称として,『手引き』を採用した.その内容は,関節リウマチ診療の経験豊富なエキスパートによる意見や検討・討議の結果が反映され,随所に文言として表現されている.時代の要請に応えるためできる限り多くの情報を収集し,かつ日本における診療実態やエビデンスを考慮されて完成まで漕ぎ着けた,大変なご苦労が伺われる.亀田小委員会委員長を中心に各委員の御努力にあらためて感謝を申し上げたい.誰一人として同じ経過を辿るものはないくらい多様な治療反応性や安全性を示す薬物治療のなかで,アンカードラッグとしてのMTX の位置づけは数十年間揺るぎないものがある.この「関節リウマチにおけるメトトレキサート(MTX)使用と診療の手引き」が,先生方のよりよい関節リウマチ治療実現に向けての一助となることを願って止まない.
2023年1月
一般社団法人 日本リウマチ学会
理事長 竹内 勤
目次
第1章 適応
第2章 禁忌と慎重投与
1.投与禁忌
2.慎重投与
第3章 用量・用法
1.用量
2.用法
3.併用療法におけるMTX
第4章 葉酸製剤の投与法
1.葉酸製剤
2.葉酸の効果
3.葉酸の用量・用法
4.ロイコボリン® レスキュー(ロイコボリン® 救済療法)
第5章 投与開始前検査
1.一般検査
2.画像検査
3.肝炎ウイルス検査
4.結核検査
5.肺疾患関連検査
第6章 投与中のモニタリング
1.安全性モニタリング
2.有効性モニタリング
第7章 周術期の対応
1.整形外科手術におけるエビデンス
2.各国の推奨
3.感染症リスクについて
4.整形外科手術以外の周術期について
第8章 妊娠・授乳希望時の対応
1.妊娠
2.授乳
第9章 副作用への対応
1.一般的注意と患者教育
2.骨髄障害
3.間質性肺疾患(MTX 肺炎)
4.感染症(ウイルス性肝炎を除く)
5.消化管障害
6.肝障害(HBV 再活性化を含む)
7.リンパ増殖性疾患(LPD)
8.薬物相互作用
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書籍情報
- ISBN:9784758123990
- ページ数:112頁
- 書籍発行日:2023年4月
- 電子版発売日:2023年3月10日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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