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- 脊椎脊髄ジャーナル37巻9号 脊椎脊髄手術 術中・術後出血をいかに減らすか!
商品情報
内容
序文
特集にあたって
脊椎脊髄手術の術中出血はいかに手術手技が発展しようとも皆無にはできず,術中予想を上回る出血に悩まされることもまれではありません.また,手術終了時に十分止血を確認し,術後ドレージを留置しても,一定の頻度で術後血腫に伴う有害事象も生じます.さらに昨今,高齢者が手術の対象となることが多く,併存疾患により抗血小板薬,抗凝固薬を使用されている症例も増加しており,出血トラブル回避と虚血性病変発症予防の両立に苦労する場合も多いかと思われます.このような中,手術の低侵襲化を含め,できるだけ術中出血を減らすことは,患者バイタルを安定させ,良好な術野を維持し,術後血腫のリスクを低減させます.また,輸血に関連する合併症を減少させ,社会経済的問題を改善することにも役立ちます.
本稿では,脊椎脊髄手術の術中術後出血の現状を把握し,ハイリスク症例に対する輸血や自己血回収装置の使用状況,手術出血量を最小限にする工夫を説明いただきました.内視鏡,顕微鏡,外視鏡など手術支援機器の活用や術者の熟練度が術中術後出血にどの程度の影響を与えるかについても記載いただいております.そのほか,抗血小板薬,抗凝固薬使用例の周術期管理,術中高額止血剤の適正使用,術後血腫の予防や対応など,諸問題について執筆いただきました.
脊椎脊髄手術の術中術後出血に関する問題点と解決策について,さまざまな視点からエキスパートの先生方にわかりやすく解説いただいています.脊椎脊髄手術に直接関わる医師やスタッフにとって把握すべき必須の内容であり,手術の必要性を脊椎脊髄外科医にコンサルトする他科や開業医の先生方,手術を受ける立場の患者側にも大変参考になる情報が含まれています.ぜひ熟読していただき,明日からの診療に役立てていただければ幸甚です.
藤枝平成記念病院脊髄脊椎疾患治療センター 高橋敏行
目次
特集 脊椎脊髄手術 術中・術後出血をいかに減らすか!
特集にあたって・・・高橋敏行
脊椎脊髄手術と術中出血量および術後出血の頻度・・・髙田知史
脊椎脊髄手術と輸血・自己血回収装置使用の状況・・・飯島 靖,他
低侵襲手術の進歩と術中術後出血の変化・・・尾原裕康,他
顕微鏡下除圧術における術者熟練度別の出血量と手術時間の比較―各種止血材の特性とその費用対効果の検証・・・兼松 龍,他
周術期抗血小板薬,抗凝固薬の至適管理・・・川崎佐智子
止血剤の適正使用・・・大和 雄
脊椎脊髄手術における術後血腫の対策―特に脊椎インストゥルメンテーション手術における術後ドレナージ管理について・・・吉田耕一郎,他
脊椎脊髄手術術後血腫の臨床的特徴・・・大槻文悟
高難度手術における術中・術後出血低減のポイント―成人脊柱変形・・・長谷川智彦,他
高難度手術における術中・術後出血低減のポイント―脊髄腫瘍・・・髙見俊宏
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書籍情報
- ISBN:9784013003709
- ページ数:75頁
- 書籍発行日:2024年12月
- 電子版発売日:2024年12月27日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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