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産婦人科の実際 2025年5月号 74巻5号 特集 発展する子宮鏡Ⅰ―レゼクトスコープ手術の神髄― 【電子版】

  • ページ数 : 108頁
  • 書籍発行日 : 2025年5月
  • 電子版発売日 : 2025年5月20日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

臨床に役立つ知識や技術をわかりやすく丁寧に紹介する産婦人科医のための専門誌です。面白くてためになる,産婦人科の“実際”をお届けします。近年、海外で開発された細径子宮鏡器具が日本にも導入され、子宮鏡を用いた検査や手術の進歩が目覚ましいものとなっています。約10年前までは軟性子宮鏡による検査のみが行われていましたが、現在では従来の入院手術が外来で可能となり、患者の負担軽減が実現されています。2か月にわたる特集企画の前半となる5月号では,レゼクトスコープ手術に関連した子宮鏡手術の有用性についてご解説いただきました。

序文

企画者のことば


海外で開発された細径子宮鏡器具が近年日本に相次いで導入され,子宮鏡を用いた検査および手術に関連した器具の進歩は目覚ましいものがある。約10 年前までは軟性子宮鏡による検査しか行われていなかった時代が完全に変わり,従来技術では入院でしか行えなかった手術が外来において手術可能になった。入院手術が外来で手術可能になる海外のトレンドは徐々に日本にも入ってきており,外来手術を普及させるには,採算の観点から診療報酬などにも反映させる必要がある。短期滞在手術等基本料の設定といったところにも踏み込み,実施に見合った体制を構築しないとならない。

子宮鏡器具の開発に伴い,約10 年前では子宮鏡で手術をするものではないと看過されていた疾患も,その診療対象になりつつある。本企画でも取り上げている帝王切開瘢痕部症,妊娠産物遺残(retained products of conception;RPOC),子宮内膜異型増殖症・子宮体がんなどである。これらの疾患に対する子宮鏡診療を妥当なものにするには,関連ガイドラインの変更または新規記載,各術式の保険診療化などを考えねばならず,患者が子宮鏡器具の細径化に伴った新規医療の恩恵に預かれるようにするためには,技術以外のことも必要であることを日々実感している。

今回の2 カ月にわたる企画においては,5 月号にてレゼクトスコープ手術に関連した,子宮鏡手術の有用性を活かすために求められる知識を総点検し,6 月号にて最新の子宮鏡器具に関する臨床,実用化への道筋,研究などについて詳述し,次世代以降の子宮鏡を用いた医療の広がりを示すことが可能である。

私は,この特別企画がこれまで産婦人科になかった外来手術という要素を医療現場に実現可能な形で新たに提示するだけでなく,患者の負担軽減や手術の効率化に直結する革新的な取り組みを紹介する場となることを確信している。執筆者の皆様から寄稿される個別項目は,それぞれの分野における専門的な視点や新規性を存分に含んでおり,この企画を通じて,より多くの医療従事者が最新の技術に触れ,その恩恵を享受し,ひいては患者の治療環境を改善する一助となることを目指している。


平池 修

目次

特集 発展する子宮鏡I−レゼクトスコープ手術の神髄−

I.総論

1.子宮鏡 概論

齊藤 寿一郎

2.子宮鏡検査と手術の教育の現状

近藤 春裕

3.子宮鏡手術と合併症

逸見 博文

II.子宮鏡手術

1.TCRMと子宮内膜温存手術について

丸山 正統

2.TCRにつながる粘膜下子宮筋腫の解剖学的説明

沖 利通

3.CSDi(帝王切開子宮瘢痕症)の子宮鏡診断および治療

辻 俊一郎

4.RPOCの子宮鏡診断および治療

中村 智子

5.中隔子宮に対する子宮鏡手術の診断、適応と要点

中尾 仁彦

6.子宮内腔癒着症(アッシャーマン症候群)に対する子宮鏡手術

久須美 真紀

シリーズで学ぶ最新知識

マターナルワクチン 第3回 インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスのマターナルワクチン

山田 秀人

総説

子癇発症は非妊時高血圧脳症の高血圧重度より低い −その背景を脳循環自動調節CARより探る

日高 敦夫

臨床経験

腹腔鏡下手術を行った卵管単独捻転2症例の臨床的検討

熊谷 美咲

症例

レボノルゲストレル放出子宮内システム(LNG-IUS)の腹腔内迷入を1年1カ月後の検診で偶然発見した1例

行元 志門

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書籍情報

  • ISBN:9784003107405
  • ページ数:108頁
  • 書籍発行日:2025年5月
  • 電子版発売日:2025年5月20日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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