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咳の診かた、止めかた

  • ISBN : 9784758117951
  • ページ数 : 247頁
  • 書籍発行日 : 2016年11月
  • 電子版発売日 : 2017年7月21日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥4,620 (税込)
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商品情報

ガイドラインだけではわからない日常診療の疑問に答えます!

日常診療でよく出会う「原因がはっきりしない」「いろいろ試しても咳が止まらない」などの「咳」の悩みをまるごと解決!咳について知っておきたいことがこの一冊で学べる!

■ 序文

外来診療において,咳嗽は最も多い主訴である.持続する咳嗽の一般人口での頻度は約10%程度である.米国では,咳嗽治療のため,年間100億円以上の医療費が費やされているという.

咳嗽は一般に女性に多い.咳感受性は,男性より女性で亢進していることが知られている.筆者ら新潟大学呼吸器・感染症グループやほかの研究者が臨床的に検討したACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬による咳嗽,咳喘息,アトピー咳嗽,胃食道逆流による咳嗽,かぜ症候群(感染)後咳嗽のいずれにおいても,女性に多くみられた.最近の検討1)では,機能的MRI所見を用いて,脳機能局在の性差を検討したところ,咳嗽出現直前のカプサイシン濃度で,男性に比べ女性では両側大脳の第1次感覚皮質に局在がみられたと報告されており興味深い.

咳嗽の年齢分布に関しては,差がないとの報告,高齢になるほど頻度が高いとの報告がある.筆者らが検討したACE阻害薬による咳嗽2)では,高齢者ほど咳嗽発生率が高かった.持続する咳嗽の原因としては,アレルギー性が多い.特に咳喘息,咳優位型喘息の占める割合は半数以上である.この咳嗽には,臨床でよく使われている中枢性鎮咳薬は無効である.どのように治療したらよいであろうか?

そのためにはまず,「遷延性・慢性咳嗽では,一般に中枢性鎮咳薬は有効ではない」,ということを認識する必要がある.本書を紐解いて,咳嗽だからすぐに中枢性鎮咳薬を使用することは避けてほしい.

以上のように,咳嗽の診断・治療は一筋縄ではいかない.そのため,「咳嗽が長引き,治らないのでなんとかしてほしい」との声をしばしば聴き,診断と治療に難渋しておられる,あるいは悩まれておられる臨床医がまだまだ多いと認識している.医師会などの講演会で「咳嗽の基礎と臨床」などの話をした後で,多くのご質問をいただく.「どのように問診し,身体診察し,検査を考え,そこから得られた所見から診断を考え,治療したらよいか」,また,「治療してみたけれど,よくならない.このときどうしたらいいの?」「初期治療で改善しなかった場合の次の一手は?」などのご質問が多い.

本書は,咳嗽の分野で,国内で活躍しておられる先生方にそれらの点をわかりやすく解説いただいた.きっと「咳嗽」に対する臨床医の悩みを解決してくれる一冊になるであろう.咳嗽治療の分野では,まだまだエビデンスに乏しく,経験的に治療されているところも多い.本書を読んでいただき,書かれていることを実践していただき,日常臨床にお役立ていただきたい.咳嗽でお困りの患者さん,先生方にお役にたてる一冊になると確信している.


2016年9月

藤森 勝也

■ 目次

第1章 総論

1.本邦における「持続する咳嗽」の臨床研究をたどる

2.咳嗽のあれこれ

第2章 咳嗽の基礎

1.中枢性鎮咳薬の作用機序 ニューロンレベルでの作用

2.末梢(咳受容体)からみた咳嗽発生機序

第3章 咳嗽の臨床

総論

1.診断のための問診,身体所見,各種検査

各論

A 急性咳嗽

1.感染性咳嗽 病態生理と抗菌薬使用の考え方

2.成人百日咳と咳嗽 近くに同じ症状の人がいないかに注意

B 持続する乾性咳嗽(胸部X線写真に異常所見がみられない場合)

1.咳喘息 まずは中用量のICSから! 吸入剤は患者にあったものを選択

2.アトピー咳嗽 咳喘息との鑑別のため,病態をしっかり把握する!

3.胃食道逆流による咳嗽QUESTやFスケール問診票を有効活用!

4.かぜ症候群(感染)後咳嗽 自然軽快傾向にあるが長引く場合は薬物療法を!

5.ACE阻害薬による咳嗽 投与中止が原則だが,再投与や鎮咳作用の報告されている薬物療法も考慮する

6.心因性咳嗽 安易に決めつけずに,器質的疾患の可能性を考える!

7.喉頭アレルギーと咳嗽 基本的な治療法はヒスタミンH1受容体拮抗薬

C 持続する乾性咳嗽(胸部X線写真に異常所見がある場合)

1.間質性肺炎と咳嗽 問診,検査,CTを含めた総合的な判断を!

D 持続する湿性咳嗽(胸部X線写真に異常所見がみられない場合)

1.タバコと咳嗽(慢性気管支炎) 慢性気管支炎の最大の治療は禁煙

2.気管・気管支結核と咳嗽,喀痰 通常の肺結核の好発年齢に比べるとやや若年〜中年女性に多く,気管支喘息との間違いに注意!

E 持続する湿性咳嗽(胸部X線写真に異常所見がある場合)

1.副鼻腔気管支症候群(後鼻漏を含む)と咳嗽,喀痰 後鼻漏を認めたら副鼻腔炎を疑え!

2.肺癌による咳嗽,喀痰 肺癌のスクリーニングにはまず胸部単純X線

F 頻度の多い呼吸器疾患と咳嗽,喀痰

1.COPDと咳嗽,喀痰 40歳以上,10-pack-year以上の喫煙歴ではCOPDを疑う

2.典型的気管支喘息(咳喘息を除く)と咳嗽,喀痰 治療ステップに応じた薬剤の使い分けを身につける!

G その他

1.環境真菌と慢性咳嗽 担子菌類のBjerkandera adusta(ヤケイロタケ)の重要性

2.咳嗽治療に漢方薬を使ってみよう

3.プライマリ・ケアの現場で「長引く咳嗽」の診断・治療に困ったら

■ 特記事項

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