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診断のゲシュタルトとデギュスタシオン2

岩田 健太郎 (編集)

金芳堂

  • ISBN : 9784765316163
  • ページ数 : 316頁
  • 書籍発行日 : 2014年9月
  • 電子版発売日 : 2015年5月1日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
販売価格 (ダウンロード販売)
¥3,630 (税込)
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商品情報

待望の第二弾!括目して読めば臨床の追体験ができる!

ゲシュタルトとは経験を重ねて得られる"クオリア"である。
診断を各要素(所見等)の構造物(ゲシュタルト)として捉え,診断のプロセスをブラインド・テイスティング(デギュスタシオン)になぞらえて,日常診療で出会う病気の全体像を解説している。

第一弾「診断のゲシュタルトとデギュスタシオン」もあわせてチェック!

■ 序文

はじめに

「診断のゲシュタルトとデギュスタシオン(以下,「ゲシュタルト」と略す)」の第二弾をお届けします。今回も非常によい本になったと思います。

前回,「ゲシュタルト1」を出したときに「単一著者の本ではない」というご批判をいただきました。

確かに,単一著者の書物には一貫したメッセージやビジョン,文体があり,医学書としての魅力を醸し出します。もっとも,その「単一の」著者がいけてなければ,全部台無しなんですけど。雑誌の特集なんかで,あっちのメッセージとこっちのメッセージが矛盾し合って玉石混合...みたいなものを見ていると,「共著より単著」というご意見には,一理あるものと思います。

しかし,です。本書「ゲシュタルト」においては,これは原理的に不可能な話なのです。

「ゲシュタルト」とは,何度も経験を重ねることによって得られるある疾患のイメージです。「クオリア」と言い換えてもよいかもしれない。それは,実際に患者を経験していないと得られない「クオリア」であり,また何度も経験していないと得られない「クオリア」であり,そして似たような,別の疾患も十全に体験していないと得られない「クオリア」でもあります。

ある疾患を十全に経験しようと思えば,そこには適切なセッティングというものが必要になります。大動脈解離の「ゲシュタルト」を感得するには,救急のようなセッティングがもっともふさわしいでしょう。一般外来で急性大動脈解離を経験することは極めてまれで,専門家外来ならなおさらです。心臓血管外科の専門外来を,初発の急性大動脈解離が「未診断のまま」受診することはありません。通常は診断の後に送られてくるのであって,そのような「後付けの」観察では,「ゲシュタルト」は涵養しがたいものだとぼくは思います。「心筋梗塞だろうか,それとも解離だろうか」というフロントラインの切実な悩みこそが,「ゲシュタルト」を生むのです。

では,急性大動脈解離とベーチェット病と統合失調症とウイルソン病とLewy小体型認知症のゲシュタルトを執筆できるドクターとは,いったいだれのことでしょうか。

急性大動脈解離とベーチェット病と統合失調症とウイルソン病とLewy小体型認知症を「経験したことがある」医者ならいるでしょう(ぼくも,その一人です)。これらを全部診断できる素晴らしいダイアグノスティシャンもいるとは思います。しかし,これら疾患すべての「クオリア」を,これらを経験したことがない医師に上手に説明できる鬼神のようなドクターは,ぼくはまだお目にかかったことがありません。

急性大動脈解離の「ゲシュタルト」には,救急疾患としてのスピーディーにしてリズミカル,そして簡潔な,DJ的「林節」がよくフィットします。他方,慢性疾患としてのベーチェット病の多彩でスローな症状のクオリアは,行きつ戻りつのガルシア=マルケスの小説を読むような「本島(門下)節」こそがふさわしいものとぼくは思います。各疾患のクオリアは,その疾患の「ゲシュタルト」を説明する文体にすら反映されます。単著ではおよそ不可能な話なのです。パーソナリティー障害を説明するとき,「春日節」以上にこの疾患(?)をうまく言い当てる文章を我々は知っているでしょうか。

ですので,むしろ読者諸兄は各疾患における執筆者の違いを文体やゲシュタルトの違いを生み出す源泉として,ぜひ肯定的に受け取っていただきたいと思います。

本書のゲラを読むのは,編集者として大変楽しい体験でした。「そうか,プロはこういうふうにこの病気を見ていたんだ」という「見ている視線」を追体験できるのはとても幸せなことでした。ぜひみなさんにもこの素晴らしい体験を共有していただけるよう願っています。


2014年7月

岩田健太郎

■ 目次

摂食障害

境界性パーソナリティー障害

統合失調症

腹部大動脈瘤破裂

大動脈解離

ジゴキシン中毒

危険な意識消失発作,危険でない意識消失発作

アナフィラキシー発見 治療はスピードが命!

横紋筋融解症

壊死性筋膜炎

急性胆嚢炎

腸重積

帯状疱疹

ライム病

レプトスピラ症

Fitz-Hugh Curtis syndrome

播種性糞線虫症

レジオネラ肺炎

ニューモシスチス肺炎(HIV,non-HIV)

過敏性肺臓炎

血管内リンパ腫

血球貪食症候群

伝染性単核球症

高齢発症関節リウマチ

高安病とは

結節性多発動脈炎

ベーチェット病

IgG4関連疾患

壊疽性膿皮症

椎骨脳底動脈解離

Lewy小体型認知症

パーキンソン病 その他の変性疾患

むずむず脚症候群

Cushing症候群

甲状腺機能低下症

高齢者の甲状腺機能亢進症

糖尿病ケトアシドーシス

Wilson病

索引

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