- m3.com 電子書籍
- 加藤 欽志
- 整形外科医のための 脊椎のスポーツ診療のすべて
商品情報
内容
◆スポーツドクター、整形外科医がよく診る疾患はもちろん、希少な疾患まで「診療のすべて」を解説しました。
◆これからスポーツ整形外科を専門にしたいと思っている若手医師、知識をますますブラッシュアップしたいスポーツドクターなど、1冊は持っておきたい教科書です!
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
序文
はじめに
スポーツ診療における治療の最終目標は, 選手が「満足できるプレー」をできる状態に導くことです。そのため,選手に関わる医療者には,診断,治療から競技復帰,再発予防に至る,幅広い知識とマネジメント能力が求められます。
筆者は,2012年より本格的に脊椎のスポーツ診療に関わるようになりました。当初は,脊椎脊髄外科医としての視点で診療に取り組んでいましたが,様々な選手に対応するうち,スポーツ診療に特有の視点が存在することに気付きました。例えば,診察には「全身の身体機能評価」が必須であること,治療計画の立案時には選手の背景に配慮し,競技復帰への具体的なストーリーを選手や関係者と共有すること,そして,競技復帰後の再発予防のためには多職種連携が必須であること,といった視点です。
本書では,上記のような視点を持つ,スポーツ診療の経験豊富なエキスパートの先生方が執筆を担当してくださいました。メジャーな疾患はもちろん,これまでのスポーツ整形外科の教科書には取り上げられなかったマイナーな疾患も,実際の症例を含めて詳細に解説しています。最新のエビデンスと,エキスパートならではの診療のコツ,勘どころを余すことなく記載した,熱のこもった内容になっています。
本書は,スポーツ整形外科の先生方だけなく,脊椎脊髄外科医を志す若手の先生方にも是非読んでいただきたいと思っています。脊椎分野のスポーツ疾患は,大部分が保存療法で競技復帰でき,手術適応となる症例が少ないため,脊椎脊髄外科医に紹介されにくいのが現状ですが,スポーツ診療の視点は,変性疾患の診療を行う上でも必ず役に立つと考えています。
執筆してくださった先生方に,この場をお借りして深く御礼申し上げます。また,このような貴重な機会を頂いた,日本医事新報社の皆様に深謝申し上げます。
スポーツ診療における脊椎疾患は決して稀ではなく,時に選手生命に関わる重大な障害となります。本書が,選手の診療を担当する医療者のお役に立ち,ひいては,脊椎疾患に悩む患者さんの幸せにつながることを,心より祈っております。
2022年1月
福島県立医科大学医学部整形外科学講座 講師
加藤 欽志
目次
1章 総論
1 脊椎の機能解剖
2 脊椎のバイオメカニクス
3 診察(問診,身体所見):頚椎
4 診察(問診,身体所見):腰仙椎
5 有効な画像診断
6 脊椎周囲で見逃してはならない疾患
2章 脊椎のスポーツ疾患
1 頚椎症性脊髄症・神経根症(非コリジョン含む)
2 頚椎・頚髄損傷
3 バーナー症候群・一過性四肢麻痺(コリジョンアスリート)
4 胸郭出口症候群
5 胸椎黄色靱帯骨化症,胸椎椎間板ヘルニア
6 体幹部疲労骨折
7 スポーツにおける体幹筋損傷(腹筋群の損傷について)
8 腰椎椎間板ヘルニア
9 椎間板性腰痛とModic changeを伴う腰痛
10 椎間関節性腰痛
11 腰椎分離症(発育期)
12 腰椎分離症(成人期以降,分離すべり含む)
13 腰椎後方終板障害(発育期と成人期遺残含む)
14 胸腰椎損傷(横突起骨折含む)
15 筋性腰痛症
16 Bertolotti症候群
17 仙腸関節障害
18 仙骨疲労骨折
19 アスリートの側弯症
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 10.0 以降
外部メモリ:41.4MB以上(インストール時:92.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:165.8MB以上
-
AndroidOS 5.0 以降
外部メモリ:41.4MB以上(インストール時:92.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:165.8MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784784959242
- ページ数:498頁
- 書籍発行日:2022年2月
- 電子版発売日:2022年2月18日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。