精神障害と作業療法 新版 病いを生きる、病いと生きる 精神認知系作業療法の理論と実践

  • ページ数 : 414頁
  • 書籍発行日 : 2017年3月
  • 電子版発売日 : 2022年2月25日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

定評ある精神科作業療法テキスト、装いも中身も新たに、全面改訂。

『精神障害と作業療法 第3版』の発行から7年。社会情勢の大きな変化に応じて、新版として全面改訂。

入院医療中心から地域生活中心へという動き、疾患構造の変化などにより、大きく転換を迫られているわが国の精神保健において、作業療法は何を担うのか、ひとの生活における目的と意味のある作業「生活行為」を手段に、対象者の生活を支援するという作業療法の特性、治療・支援構造・手順といった基本の軸を示しつつ、病理の違いによる障害の特性に応じた作業療法の概要、医療・保健・福祉、各領域での作業療法の実践を示す。
疾患や障害の新たなとらえ方としてスペクトラムという視点や高次脳機能障害の項目も追加。さらに、障害と受容、作業療法の原理など作業療法の哲学的課題についても言及。

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序文

あらたなはじまり(新版の序)


『精神障害と作業療法』の初版を出したのは『精神保健福祉法』(1995)で精神病者の自立と社会参加が謳われ,具体的な推進にむけて障害者プランの実施が始まった1996年の10月であった.あれから20年が過ぎ,社会情勢の変化,疾患構造の変化などにより,わが国の精神保健は大きく転換を迫られている.初版以降2003年に第2版,2010年に第3版と社会情勢の変化に合わせて改訂を行ってきた.

本書の元のタイトルは『精神障害と作業療法』であるが,「ひとの病いと生活障害」に焦点をあて,作業療法の治療構造,評価や治療・支援計画など「ひとの生活における目的と意味のある作業(生活行為)」をもちいた治療・生活支援の基本を示す試みをしてきた.そのため,本書は精神認知領域の作業療法の書籍として扱われてきた.

しかし,初版の時にすでに予想していたように,「精神障害と作業療法」という視野では対応しきれない変化が起きている.近代と呼ばれた時代に専門分化した○○学部,○○学科,○○専攻といったカテゴリーがいずれも終焉を迎えていることは,20世紀の終わりには薄々気づかれていたことであるが,もう目をつむることができない現実となった.

本書は,ひとの生活における目的と意味のある作業「生活行為」を手段に,対象者の生活を支援するという基本の軸は変わらないが,近代を抜け未来(あす)の拓きのために,今述べておかなければならないことを中心に,新版として構成を立てなおした.

第1章「ひとと病い」は,『病いを生きる,病いと生きる精神認知系作業療法の理論と実践』と題した新版のはじまりの章として,ひとと病い,病いと医学,病いと障害,そして障害と受容という課題を加えた視点から,「ひとと病い」について,作業療法の基本的な姿勢(哲学)を示す.

そして,第2章「精神の病い処遇の歴史と作業療法」では,病いを背負った苦しみとそれ以上に重い誤解による苦しみ,その二重の「こころの痛みと苦しみ」をともなう精神の病いと障害について,処遇の歴史と作業療法の成りたち,作業療法が担わされてきた役割について振り返る.

第3章「作業をもちいる療法の特性」では,ひとにとって作業とは何かにはじまり,作業療法プログラムの特性,目的と役割,手段,回復状態に応じた介入,効果,そして療法として成りたつための必要な条件,など精神障害に対する作業療法の視点を述べる.

第4章「作業療法の治療・支援構造と治療機序」では,作業療法がどのような治療構造と形態でおこなわれるのか,その構成要素と作業療法プロセスにおける対象関係の変化,作業療法の形態,作業療法における連携,作業療法の治療機序,そして社会脳などについて示す.

第5章「作業療法の手順」では,基本的な作業療法のプロセスを示し,治療・支援の計画にあたっての作業療法における評価や,その結果からどのように計画を立案するか,そして作業療法士がおこなったサービスに対する効果の評価について述べる.

第6章「作業療法の実践」は,入院医療中心から地域生活中心へという動きにともない,医療領域を中心にしながら,地域移行支援,地域生活支援,就労支援へと,医療から保健・福祉領域へ,作業療法がおこなわれる場も対象も広がりをみせている.多くの機関や職種,人の連携が必要な,しかも協業という形で機能するシステムのなかで,作業療法は何をするのかについて述べる.

第7章「主な精神認知機能の支障と作業療法」では,疾患や障害の種類を問わず作業療法の共通の基盤を示し,疾患や障害の新たなとらえ方としてスペクトラムという視点や従来治療医学の専門分化の狭間で十分な対応がなされていなかった高次脳機能障害も加えて,病理の違いによる精神認知機能の障害特性に応じた作業療法の概要を紹介する.

第8章「精神認知系作業療法の理論・モデル・関連療法」は,精神認知機能障害に対する作業療法と関連のある主な理論やモデル,療法の概略と作業療法との関連や応用について紹介する.

ひとは生きるために作業をし,作業することで,楽しみ,困難や不安を乗り越えてきた.作業療法の原点,それは,ひとが日々営むさまざまな作業にある.変わることのないひとと作業のかかわりを活かすために,作業療法の技術はその時代の社会文化に応じて日々変わり続ける必要がある.「変わらないために変わり続ける」という作業療法の原理である動的平衡の視点から,今だから示すことができること,今示さなければ機を失うことを示す試みをした.


2016年7月 コンチキチン 祇園囃子の調べに誘われ路地裏を歩く

山根寛

目次

あらたなはじまり(新版の序)

1 ひとと病い

1・1 ひとと病い

1・1・1 病気との戦い―健康という幻想

1) 病気との戦い/2) 犯人(病因)捜し

1・2 病いと医学

1・2・1 治すということ―近代医学の盛衰

1) 近代医学のはじまり/2) 近代医学の盛衰/3) 疾患(disease)と病い(illness)

1・2・2 脆さを生き,健やかさを活かす―医学モデルから生活モデルへ

1) ウィークネス・モデル/2) ストレングス・モデル

1・2・3 病いを生きる―リカバリーへの道

1) リカバリー

1・3 病いと障害

1・3・1 障害のとらえ方―生活機能という視点

1) 国際生活機能分類/2) 精神障害と構造論/3) ノーマライゼーションの視点

1・3・2 病いと症状―症状が語るもの

1・3・3 精神認知機能の支障―感覚・運動機能の支障との比較より

1) 病気と障害の共存/2) 相対的独立性/3) 障害相互の影響/4) 環境との相互性/

5) 障害の可逆性/6) 二次障害の可能性/7) 偏見・差別の存在

1・4 障害と受容

1・4・1 だれが障害を受容するのか

1・4・2 何を受容するのか

1・4・3 障害受容はできるのか

1・4・4 治療・支援者の役割

1・5 病いと作業療法

1・5・1 生物のダイナミズムと動的平衡

1・5・2 作業療法の原理―動的平衡

1・6 病い・障害と治療・支援者の適性

*第1章のまとめ

2 精神の病い処遇の歴史と作業療法

2・1 精神障害作業療法の歴史 

2・1・1 17世紀から18世紀前半―隔離・収容

2・1・2 18世紀後半から20世紀初頭―道徳療法の興亡

2・1・3 20世紀初頭から大戦後―作業パラダイムと力動精神医学

2・1・4 大戦後から現在―作業療法確立への道

1) 精神力動パラダイム/2) 医学モデルの行きづまり/

3) 医学モデルから保健の概念へ/4) 作業パラダイムへの回帰

2・2 わが国の精神障害作業療法の歴史

2・2・1 1900年(明治33年)以前―人道的処遇としての作業療法

2・2・2 1900年から1950年代半ば―伝統的作業療法

2・2・3 1950年代半ばから1960年代半ば―生活療法の時代 

2・2・4 1960年代半ばから1970年代半ば―作業療法士の誕生と混迷

2・2・5 1970年代半ばから1980年代末―誤解を超えて

2・2・6 1990年代から2000年代初め―作業療法への期待と淘汰

2・2・7 新たな時代にむけて―作業療法新時代

*第2章のまとめ

3 作業をもちいる療法の特性

3・1 原点―作業をいとなみ,作業がつむぐ

3・1・1 ひとと作業・作業活動

1) ネオテニー化という代価/2) 現実原則の発達/3) ひとと作業・作業活動

3・1・2 精神の病いと作業・作業活動

3・2 作業をもちいる療法

3・2・1 システムプログラム

3・2・2 各治療法との関連

1) 薬物や外科的介入による身体療法の特性/2) 対話型の言語的介入による精神療法の特性/

3) 活動を手段とする作業療法の特性

3・3 目的と役割

3・3・1 作業療法の目的

3・3・2 作業療法の役割

1) 生活機能の評価/2) 生活支援

3・4 手段

3・4・1 生活行為(目的と意味のある作業)

3・4・2 ことばと作業

3・5 介入

3・5・1 QOLからQODへ

3・5・2 回復過程と状態

1) 要安静期/2) 亜急性期/3) 回復期前期/4) 回復期後期/5) 生活(維持)期/6) 緩和期

3・5・3 回復状態と作業療法

3・6 効果

3・6・1 客観的効果と主観的効果

3・6・2 作業療法の効果と根拠

3・7 療法として成りたつ条件

*第3章のまとめ

4 作業療法の治療・支援構造と治療機序

4・1 作業療法の治療・支援構造

4・2 対象者

1) これまでの生活/2) いまの生活/3) これからの生活/

4) どのような所で(生活環境と社会資源)/5) なにを活かして/6) 自己との対峙

4・3 作業

4・3・1 作業の要素

1) 必要な時間/2) 工程数と順序/3) 必要な知識,技術の有無/4) 運動機能/5) 感覚・知覚・認知機能/

6) 道具/7) 素材/8) 表現の自由度/9) 結果の形/10) 作業や結果の意味/11) 作業にともなう距離/

12) 対人交流/13) 作業にともなうコミュニケーション

4・3・2 作業の分類

1) 「生活の維持」に関連するもの/2) 「仕事と役割」に関連するもの/

3) 「遊びと余暇」に関連するもの/4) 「参加と交流」に関連するもの/

5) 「回復と熟成」に関連するもの

4・3・3 作業―目的と手段

4・3・4 作業で護る―安心・安全の保障

1) 視線の被曝から護る―作業の具現化機能/2) 心理的距離を保つ/3) 脳機能課題による病状の軽減

4・3・5 作業で満たす―基本的欲求の充足

1) 退行欲求を満たす/2) 依存欲求を満たす/3) 自己愛を満たす

4・3・6 作業で取りもどす―心身の基本的機能

1) 自己と身体の関係性の回復/2) 適応的な発散/3) 生活リズムの回復/4) 心身の基本的な機能の回復

4・3・7 作業で学ぶ―普通のことの確かな感覚

1) 生活に楽しみと潤いを/2) 自分の居場所をもつ/3) 現実検討は作業を通して/4) 人との距離を学ぶ

4・4 作業療法士

4・4・1 作業療法士の専門性

4・4・2 治療・支援関係

4・4・3 自己の治療的利用

1) 双方の年齢,性別の影響/2) 作業療法士の依存性の影響/

3) 作業療法士の攻撃性の影響/4) 作業療法士の自信のなさの影響

4・5 集団と場

4・5・1 ひとと集団・場

4・5・2 集団の治療因子

4・5・3 集団の構造因子

1) 集団の大きさ(メンバー数)/2) メンバーの等質性/3) 集団の開放度/

4) スタッフ(構成・役割)/5) 表現・交流手段(ことば・動作・作業)/6) 集団の目標/

7) 集団標準と価値/8) 時間・頻度・期間/9) 場所・空間

4・5・4 パラレルな場

4・5・5 グループダイナミックス

4・5・6 マス効果

4・5・7 場の力

4・6 時間

4・7 対象関係―治療・支援における関係

1) 対象事物との幻想的・主観的関係/2) 対象事物を通した関係/

3) 対象事物を介した間接的な関係/4) 対象事物を交えた直接的な関係/

5) 対象事物・作業療法士を介した現実との関係/6) 客観的な現実との直接的な関係

4・8 形態

4・8・1 個人作業療法

1) 個別におこなう個人作業療法/2) パラレルな場を利用した個人作業療法

4・8・2 集団作業療法

4・8・3 システムプログラム

1) 個人療法と集団療法の併用/2) 作業療法週間プログラム

4・9 チームアプローチ

4・9・1 チームアプローチの形態

4・9・2 チームアプローチの基本

1) 各職種の役割/2) チームアプローチの実践/3) チームアプローチの限界

4・10 治療機序

4・10・1 自己認知と対処行動

4・10・2 認知・対処行動の異常

4・10・3 精神認知機能の支障に対する作業療法の治療機序

4・11 社会脳

4・11・1 社会脳

4・11・2 社会的認知機能と社会適応行動

4・11・3 社会脳と作業療法

*第4章のまとめ

5 作業療法の手順

5・1 手順―基本の流れ

5・1・1 作業療法導入

1) 導入面接と個人担当/2) 試し参加と導入面接/3) 急性期でクリニカルパスが機能している場合

5・1・2 初期評価と支援計画

1) データ収集/2) データ整理,要約/3) 焦点化/4) 作業療法計画/5) クリニカルパスで導入の場合

5・1・3 実施と効果検討

5・1・4 方針の修正

5・1・5 終了・中止・中断

5・1・6 アフターフォロー

5・2 評価―知る作業

5・2・1 評価項目

1) これまでの生活/2) いまの生活/3) これからの生活/

4) 環境・制度・サービス/5) 個人の特性/6) 自己理解と受容

5・2・2 評価手段

5・2・3 情報と収集

1) 社会的背景/2) 現病歴,治療歴,既往歴/3) 主訴,現在症/4) 日常生活の状態/5) 作業療法以外の治療内容

5・2・4 面接方法

1) 面接の構造と特長/2) 面接の物理的要素/3) 面接の形態/4) 面接の種類/5) 面接の留意点

5・2・5 作業をもちいた面接―作業面接

1) 構成的作業をもちいた作業面接/2) 投影的作業をもちいた作業面接

5・2・6 作業療法における観察

1) 観察の構造/2) 観察の形態/3) 観察における関与/4) 非言語的なサインの観察/

5) 活動(日常生活)機能の観察/6) 基本的な参加能力の観察

5・2・7 検査と調査

1) 検査,測定/2) 調査

5・2・8 記録―文字で残す,文字で伝える

5・3 計画―個人プログラムの作成

5・3・1 目標の設定

1) 目標設定時の原則/2) 目標達成期間/3) 目標の例

5・3・2 計画の作成

1) 作業の選択/2) 作業療法士のかかわり方/3) 集団の利用の有無と目的/

4) 作業療法をおこなう場所の選択/5) 時間・頻度・期間の設定

5・3・3 リハビリテーションシートの利用

1) 年表/2) カンファレンスシート/3) カウンセリングシート/4) リハビリテーションシートの利用

5・4 効果―アウトカムの評価

5・4・1 アウトカム評価の手法

5・4・2 生活に視点をおいた機能評価

*第5章のまとめ

6 作業療法の実践

6・1 作業療法がおこなわれる場

6・1・1 医療領域における作業療法

1) 精神科作業療法/2) 通院リハビリテーション/3) その他医療領域で

6・1・2 保健領域における作業療法

6・1・3 福祉領域における作業療法

6・1・4 教育領域における作業療法

6・2 急性期作業療法

6・2・1 作業療法開始時期の特性

6・2・2 急性期作業療法への導入

6・2・3 急性期作業療法のアプローチ

1) 亜急性期におけるアプローチ/2) 回復期前期の作業療法

6・2・4 急性期作業療法のプログラム

1) 身体プログラム/2) パラレルな場を利用した作業療法/3) 早期心理教育/4) 個人作業療法

6・3 地域移行支援と作業療法

6・3・1 早期退院における地域移行支援

1) 自律と適応/2) 作業療法の支援

6・3・2 長期在院における地域移行支援

1) 社会的入院(長期在院)者の地域移行支援/2) 医学的理由による長期入院者の地域移行支援/

3) 長期入院における地域移行支援は生活の質の維持から

6・4 地域生活支援と作業療法

6・4・1 地域生活支援の目的

6・4・2 地域生活支援のプロセス

1) 対象者との出会い/2) ニーズの評価/3) 必要な支援と計画の作成/4) 支援計画の実施と効果検討

6・4・3 地域生活支援の内容

1) 生活リズムの調整/2) 生活の自己管理/3) 生活技能の習得/4) 「たのしむ」こと/5) 適度に「やすむ」こと

6・4・4 生活環境の整備

1) 日常生活環境の整備/2) 社会生活環境の整備

6・4・5 危機介入

1) ハード救急とソフト救急/2) 生活支援のクライシス対応

6・4・6 再発予防と作業療法

6・5 緩和期の作業療法

6・6 就労支援と作業療法

6・6・1 「はたらく」ことの意味

6・6・2 就労の形

6・6・3 就労支援と作業療法士の役割

6・6・4 保護就労の支援

6・7 児童精神障害と作業療法

6・7・1 子どもの精神的問題の特徴

6・7・2 作業療法の支援

6・8 老年期精神障害と作業療法

6・8・1 老年期精神障害の特徴

1) 機能性精神障害―うつ状態/2) 器質性精神障害

6・8・2 作業療法の支援

1) 脳障害の違いによる工夫/2) 集団をもちいる

6・9 司法精神医療と作業療法

6・9・1 医療観察法

6・9・2 医療観察法の対象者

6・9・3 指定入院医療と指定通院医療

6・9・4 作業療法の役割

*第6章のまとめ

7 主な精神認知機能の支障と作業療法

7・1 基本原則

7・2 統合失調症スペクトラムと作業療法

7・2・1 従来の統合失調症

7・2・2 統合失調症スペクトラム

7・2・3 統合失調症スペクトラムと生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・2・4 基本的な治療と作業療法の支援

1) 基本的な治療/2) 亜急性期の作業療法/3) 回復期前期の作業療法/

4) 回復期後期の作業療法/5) 生活(維持)期の作業療法

7・3 気分障害(躁うつ病)と作業療法

7・3・1 従来の気分障害

7・3・2 双極性と単極性の区別

7・3・3 気分障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・3・4 基本的な治療と作業療法の支援

1) 早期の作業療法/2) 回復期前期の作業療法/3) 回復期後期の作業療法

7・4 神経症圏の精神認知機能の支障と作業療法

7・4・1 いわゆる神経症の特性

7・4・2 神経症圏の精神認知機能の支障と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・4・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 急性期の作業療法/2) 回復期の作業療法

7・5 摂食に関する障害と作業療法

7・5・1 摂食に関する障害の特性

7・5・2 摂食に関する障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・5・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 急性期の作業療法/2) 回復期の作業療法

7・6 物質関連障害と作業療法

7・6・1 物質関連障害の特性

7・6・2 物質関連障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・6・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 急性期の作業療法/2) 回復期の作業療法

7・7 パーソナリティ障害と作業療法

7・7・1 境界性パーソナリティ障害と治療

7・7・2 境界性パーソナリティ障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・7・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) かかわりはじめの時期/2) かかわりの時期/3) かかわりの終わり

7・8 発達障害と作業療法

7・8・1 アスペルガー症候群から自閉症スペクトラム障害へ

7・8・2 自閉症スペクトラム障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・8・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 基本的な治療/2) 作業療法の支援/3) 作業療法の導入/4) 作業療法の基本

7・8・4 注意欠如・多動性障害

1) 注意欠如・多動性障害の特性/2) 注意欠如・多動性障害と生活機能/

3) 基本的治療/4) 作業療法の支援

7・9 神経認知障害と作業療法

7・9・1 神経認知障害の特性

7・9・2 神経認知障害と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・9・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 基本的な治療/2) 作業療法の支援/3) 作業療法の導入

7・10 高次脳機能の支障と作業療法

7・10・1 高次脳機能の支障の特性

7・10・2 高次脳機能の支障と生活機能

1) 心身機能と障害/2) 活動と制限/3) 参加と制約

7・10・3 基本的な治療と作業療法の支援

1) 基本的な治療/2) 作業療法の支援/3) 作業療法の導入

*第7章のまとめ

8 精神認知系作業療法の理論・モデル・関連療法

8・1 精神認知機能の支障に対する作業療法の理論

8・1・1 理論やモデル

1) 理論やモデルは何に有用か/2) 理論やモデルの応用にあたって

8・1・2 精神認知系作業療法の理論体系

8・2 共通理論

8・2・1 生活機能論

8・2・2 治療構造論

8・2・3 回復モデル

8・2・4 治療システム論

8・3 治療理論

8・3・1 力動論

1) 精神力動(論)と作業療法/2) 集団力動(論)と作業療法

8・3・2 発達・学習理論と作業療法

1) 発達理論と作業療法/2) 学習理論と作業療法

8・3・3 人・作業理論

1) Fidler(対象関係論)/2) Mosey(適応技能論)/3) Reilly(作業行動理論)/

4) Kielhofner(人間作業モデル)/5) Ayres(感覚統合モデル)/

6) カナダ作業遂行モデル/7) Yamane(作業-生活機能モデル)/

8) Yamane(場の理論-パラレルな場)

8・4 関連療法

8・4・1 身体療法

1) 薬物療法/2) 電気けいれん療法

8・4・2 精神療法

1) 精神療法の種類/2) 精神療法と作業療法

8・4・3 心理教育

1) 心理教育の方法/2) 心理教育と作業療法

8・4・4 行動療法・認知行動療法

1) 行動療法の種類/2) 行動療法と作業療法

8・4・5 生活技能訓練

1) 生活技能訓練(SST)の目的と方法/2) 生活技能訓練と作業療法

8・4・6 芸術療法

1) 芸術療法の種類/2) 芸術活動と作業療法

8・4・7 園芸療法

1) 園芸の特性/2) 園芸活動と作業療法

8・4・8 回想法

1) 回想法の種類と方法/2) 回想法と作業療法

8・4・9 レクリエーション療法

1) レクリエーションの原則/2) レクリエーションと作業療法

付表

1 ライフサイクルと発達課題

2 回復状態に応じたリハビリテーションと作業療法

3 精神機能チェックリスト

4 ウォッチング(観察)リスト

5 活動(日常生活)機能観察リスト

6 対人パターンチェックリスト

7 作業遂行特性評価表

8 基本的な社会参加能力観察リスト

9 カンファレンスシート

10 カウンセリングシート

11 相談表

12 アセスメント表

13 興味・関心・経験リスト

14 レクリエーション計画

エピローグ―動的平衡

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書籍情報

  • ISBN:9784895905831
  • ページ数:414頁
  • 書籍発行日:2017年3月
  • 電子版発売日:2022年2月25日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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