クロストークから始める総合診療 ジェネラルマインド・ブラッシュアップ!

  • ページ数 : 344頁
  • 書籍発行日 : 2022年3月
  • 電子版発売日 : 2022年3月30日
¥4,620(税込)
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商品情報

内容

総合診療、プライマリ・ケアに従事する医師、またこれから従事しようとする医師にとって「ジェネラルマインド・全人的医療」を考えるきっかけとなるガイドブック!

岡山大学の総合内科・総合診療科をモデルとして、専門分野を持つ総合内科医・総合診療医が出題者になって、各専門分野の具体的な症例を提示し、ジェネラリストの卵たちと対話を通じて、到達目標を考察しました。また、総合診療をより深く理解するべく、様々な視点を通して、ジェネラリストの多様性を示しました。全人的な総合医療を担うための知識とジェネラルマインドが深められる教育的価値の高い内容となっています。

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序文

総合内科/総合診療クロストークの編集にあたって


総合内科医/総合診療医は,総合的・全人的な幅広い視野で患者さんを捉え,地域や社会の様々な状況を鑑みて診療する医師です.予防医療から急性期医療,回復期から慢性期・終末期までの長軸で患者さんの一生を考え,臓器別疾患とともに心理社会的にも,また日常臨床から非日常的なニーズにも対応し,その解決に挑む気概を持つことが大切です.しかし,その高いニーズに応えるべき方法は,容易には見つかりません.では,どうすればその近道が見つかるのか……? と考えたとき,我々が総合診療の現場でいつも行っているコンサルテーションの考えを当てはめてみました.自分ではわからないこと,経験のないこと,不確かなこと,自信のないことは,face-to-faceで仲間や先輩と対話して解決すればよいのです.

もちろん正解はないかもしれませんが,その「クロストーク」が重要なプロセスです.残念ながら,常に信頼できる仲間とすぐに相談できる環境にはないかもしれません.でも大丈夫です! 我々の教室員や仲間たちが,それぞれの得意技を存分に発揮して,その極意に至るまでのクロストークをまとめてみました.ちなみにクロストークとは,言い合いやおしゃべりを指すことがありますが,電話線などの混線で伝送信号が他に漏れること,また細胞内のシグナル伝達経路が別のシグナル伝達と影響し合って情報を伝えていく生物学的現象も,クロストークと呼ばれます.総合内科/総合診療での,あれこれの疑問に対する回答を導き出すクロストークとして,どの解釈でもピッタリの用語と言えます.全身を診る,そして病気よりも人を診ることに興味がある専攻医・研修医の皆さん,そして総合内科や総合診療への進路に悩む医学生の方々にも,ぜひ読んでもらいたい本です.

まず,前半には総合内科/総合診療科でよく経験する疾患・病態への具体的アプローチについて,「専門分野×総合診療クロストーク」でしっかりと重厚な内容に接していただきます.そしてクロストークだけでは終わらない,より深いところの「総合診療ディープトーク」を後半に設けました.患者さんとどう向き合い,疾患とどう対峙するかの思考プロセス,診断・治療が難しいときの突破口,さらに総合診療あるある……のみならず,一見医療と異なるように見えて実際には現場で役立つ新しい分野にも触れています.

全人的・総合的視点で行う診療は,実は臓器別・分野別の専門科を超越した専門性です.総合診療の現場では,患者自身が抱える一つ一つの症候・症状に向き合い,患者背景を深く考察することで,全人的ケアを実践します.そのプロセスには同僚・先輩・仲間,そして多分野・多職種の人々との心のこもったクロストークがとても大切です.

それでは本書を開いて,「医療学×人生学のクロストーク」する総合診療を始めましょう!


岡山大学学術研究院医歯薬学域・総合内科学分野教授/
岡山大学病院副病院長(総合内科・総合診療科長)
大塚文男

目次

【専門分野×総合診療クロストーク】

イントロダクション

内分泌1

1 不明熱の原因にもなり得る疾患とは?  中野靖浩、大塚文男

内分泌2

2 治療できる高血圧を見逃さないようにしよう!  中野靖浩、大塚文男

内分泌3

3 うつ病と思ったら……  中野靖浩、大塚文男

リウマチ・膠原病1

4 発熱と頸部リンパ節腫脹を繰り返すも診断がつかない  花山宜久

リウマチ・膠原病2

5 高齢者の多発疼痛、どこから手をつけたらよい?  花山宜久

リウマチ・膠原病3

6 全身倦怠感を呈する症例のピットフォール  花山宜久

リウマチ・膠原病4

7 あらゆる臓器に障害をきたす何でもありな疾患の正体は?  長谷川功

感染症1

8 ザ・サイレント・キラー  萩谷英大

感染症2

9 フォーカスが絞れない……  萩谷英大

感染症3

10 そこで見え隠れしているのは何者?  萩谷英大

循環器(高血圧・脂質異常症)

11 実は見逃しているかもしれない心筋梗塞リスク因子  長谷川功

糖尿病

12 身につけておきたい2型糖尿病の初診時対応  本多寛之

消化管

13 先生、食事がつかえるんです……  榮浩行

肝胆膵

14 食欲低下、倦怠感、肝機能異常から疑われる疾患を考える  堀口繁

老年(サルコペニア・フレイル)

15 フレイル高齢者、ちゃんと見つけて診療できますか?  杉本研

精神

16 精神科あるある  櫻田泰江

マルチモビディティ

17 多重疾患併存を考える;包括性と関係性  徳増一樹

不明熱

18 不明熱診療の本質  岡浩介

【総合診療ディープトーク】

研修医×専攻医

1 総合内科・総合診療科を目指す君へ  三好智子、佐藤明香

総合内科×総合診療科

2 Community Based Doctorのすすめ  大村大輔

ケースレポート

3 優れたCase Reporterは優れたClinicianである  萩谷英大

国内医療×海外医療

4 あなたは外国人を自信を持って診られますか? 通訳エラーの観点から語る外国人診療  西村義人

感染症教育

5 総合内科医が担うべき感染症教育  萩谷英大

渡航ワクチン外来

6 無防備で海外渡航をしようとしているあなたへ  萩谷英大

アカデミア×クリニカル

7 アカデミアとクリニカル;その接点と共通点  大塚文男

医学教育家×臨床家

8 臨床教育とは  徳増一樹

医学生×教員

9 医学生と教員の様々な視点から考える総合診療  越智可奈子

哲学者×医師

10 哲学対話で医師の当たり前を問い直す  松川えり、小比賀美香子

ポリファーマシー

11 総合診療医に期待されるポリファーマシー対策  萩谷英大

漢方診療

12 見方を変えれば対応できるかもしれない;漢方医学のすすめ  植田圭吾

マルチモビディティ×緩和ケア

13 ちょっと大人のマルチモビディティ  光田栄子

アート×サイエンス

14 アートが医師になぜ必要か?  大塚益美、小比賀美香子

索引

付録(カラー画像)

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書籍情報

  • ISBN:9784765318952
  • ページ数:344頁
  • 書籍発行日:2022年3月
  • 電子版発売日:2022年3月30日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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