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- ふだんの医療をもっとよくする 総合診療チュートリアル
商品情報
内容
日常診療をブラッシュアップするヒントが満載。
「日経メディカル Online」で好評を博した連載「プライマリ・ケア連合学会が贈る『現場で使える総合診療』」を書籍化!
「総合診療とはこういうもの」と自信を持って説明できますか? 扱う領域が幅広いため、他科の医師からすると、理解しにくい側面もあるようです。しかし、総合診療はプライマリ・ケアの現場から立ち上がった専門領域であり、そのスキルは、診療科に関係なく、日常診療をブラッシュアップさせる可能性を秘めています。
本書は、明日から使える総合診療のエッセンスのみを抽出し、専門用語を使わずに分かりやすく解説した「総合診療初心者」向けの入門書です。症例ベースで、臨場感を味わいながら総合診療を体験できる構成になっています。日々の診療における困りごとへの解決の糸口をつかんだり、より良好な医師患者関係を構築するためのヒントが満載です。
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文
はじめに
「プライマリ・ケアの専門性とは何か」「家庭医とはどんな医者か」ということを度々尋ねられる。(昔でいう)町医者であるとか、コンビニみたいなものだとか、いろいろと例えられたりするが、そんな質問をされることすらないであろう循環器科や麻酔科を想像すると、他領域より群を抜いて分かりづらい専門性だといわざるを得ない。
それでも、呼び方や実際の診療範囲に国ごとの違いがあるとはいえ、また、我が国ではまだ発展途上で多少の混乱を伴っているとはいえ、プライマリ・ケアを専門とする医療・医学は世界的には確立した領域である。プライマリ・ケアを代表する研究者であるStarfieldは、プライマリ・ケアの特徴として、(1)first contact care(医療の入口としての機能)、(2)longitudinality(患者医療者関係やシステムに根ざした継続性)、(3)comprehensiveness(幅広い健康ニーズに対応する包括性)、 (4)coordination(多職種間の調整統合)の4つを挙げている1)。どうだろう、分かりやすくなっただろうか。理念としてはつかみやすい可能性もあるが、具体的な医療内容はまだはっきりとは見えないかもしれない。
日本プライマリ・ケア連合学会は、2009年から後期研修プログラムを独自に運営しており、2020 年に刷新された新・家庭医療専門医制度では、20の領域についてポートフォリオを作成することを専攻医に義務付けている2)。この20のエントリーも、教科書やレクチャーを受けてすぐに理解することは難しく、実践と指導を通じて身に付けていかなければならない。
本書は、患者と家族、医療者の対話形式でリアルに近いやり取りを再現し、コンテクスト(背景)となる地域や家庭を描写することで、従来の書籍よりも実践に近い家庭医療を感じてもらえるように努めた。本書を通じて、プライマリ・ケアの現場を体感してもらえれば幸いである。
1)Starfield B『Primary Care 』(Oxford University Press, 1998)
2)日本プライマリ・ケア連合学会「新・家庭医療専門医制度:ポートフォリオ」https://www.shin-kateiiryo.primary-care.or.jp/portfolio
2022年5月
編者を代表して
喜瀬 守人
目次
1 生物心理社会モデル
2 患者中心の医療
3 家族志向のケア
4 家族のライフサイクルを考慮したケア
5 統合されたケア
6 複雑困難事例のケア
7 ポリファーマシーへの対応
8 健康の社会的決定要因(SDH)
9 性の多様性
10 EBM(Evidence Based Medicine)
11 NBM(Narrative Based Medicine)
12 医療倫理
13 救急の場でのコミュニケーション
14 アドバンス・ケア・プランニング(ACP)
15 緩和ケア
16 リハビリテーション
17 メンタルヘルス
18 予防医学と健康増進
19 地域志向のケア
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書籍情報
- ISBN:9784296112364
- ページ数:240頁
- 書籍発行日:2022年5月
- 電子版発売日:2022年6月3日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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