歩行を診る~観察から始める理学療法実践

  • ページ数 : 478頁
  • 書籍発行日 : 2011年4月
  • 電子版発売日 : 2022年8月10日
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商品情報

内容

臨床に即した歩行の診かたとその理学療法アプローチをいかに行うか──エキスパートが説き明かした稀代の実地書!

臨床に即した歩行の診かたとそれに対するアプローチを理学療法士の立場から各々の分野で研鑽されているエキスパートが本書を執筆.まず歩行に関連する事項を整理し,各論では臨床に即した理学療法士による各疾患の歩行の診かたとそのアプローチ(症例データも含む)を提示.最後に,注目されているいくつかのアプローチについて紹介している.若手理学療法士・学生にその手がかりを呈示する1冊.

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序文

序文

ほとんどの人々は,生活を営むために毎日歩いています.しかし,一般の人々は,必ずしもその事実を意識して歩いていることはないでしょう.専門職である理学療法士は,日頃の臨床場面において,対象者の歩行動作・活動を改善するために,移動手段の基本である歩行にかかわる多くの症例について意識的に診ています.皆さんは,歩行をいかに捉え,そして向き合い,理学療法を実践されているでしょうか?

理学療法士は,外傷や疾病,あるいは加齢によって歩行制限をきたした状態を改善し,歩行動作・活動が円滑に遂行されるように適宜介入しています.しかし,歩行に関連した病態運動学を基軸にしながら,隣接学際領域の学問的知見をも踏まえ,理学療法の評価・機能診断と臨床的介入を呈示している書籍の刊行はごくまれであると言えます.

本書は,対象者の諸々の病態を視野に入れて歩行の特徴を見出し,それらをどのように捉え,いかに介入すべきかとの観点から「歩行を診る」とし,臨床的推論・判断・介入過程を具体的にお示ししたものです.総論では,「歩行を診る」ことの意味とそれをいかに理学療法の実践に連動していけばよいのかについて呈示し,各論では,頻度の多い代表的外傷や疾病に関する「歩行の診かた」について,日頃臨床場面で,歩行に向き合っておられる理学療法士や教員の方々に執筆していただきました.

多くの理学療法士が輩出される今日の時代にあって,地道な臨床経験と学問的に裏付けられた臨床家としての集大成を広く社会に問う時期に来ていると感じています.よって,理学療法士を目指す学生,経験年数の少ない理学療法士,そして保健医療職の方々にとっても,地平線がかなたに見える大海(手探りの臨床実践)の中で本書「歩行を診る」が,海図navigational charts としてその役目を果たすことになれば,編者にとってこのうえない喜びです.


2011 年4 月

松尾 善美

目次

【総論ー歩行を診る】

1.歩行をどのような観点から捉えるべきか?―歩行観察の意味ー

2.歩行を診る,そこからどういう理学療法を実践するか?

【各論ー歩行の診かたと理学療法】

3.関節リウマチ

4.大腿骨頸部骨折

5.変形性股関節症

6.変形性膝関節症

7.運動器不安定症

8.膝靱帯損傷

9.足部損傷

10.骨・軟部腫瘍

11.脳卒中による運動麻痺

12.脳卒中による高次脳機能障害

13.脳性麻痺

14.パーキンソン病

15.多発性硬化症

16.筋萎縮性側策硬化症

17.脊髄不全損傷

18.腰痛症

19.筋ジストロフィー症

20.心疾患・末梢動脈疾患

21.呼吸器疾患

22.心臓外科手術後

23.代謝疾患

24.痛み

25.高齢者

26.義足歩行

27.装具歩行

28.テーピング、インソールを必要とする対象者

29.スポーツウエアを必要とする対象者

30.歩行補助具を必要とする対象者

31.環境整備を必要とする対象者


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書籍情報

  • ISBN:9784830643859
  • ページ数:478頁
  • 書籍発行日:2011年4月
  • 電子版発売日:2022年8月10日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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