最新主要文献でみる 脳神経外科学レビュー 2023-’24

  • ページ数 : 440頁
  • 書籍発行日 : 2022年10月
  • 電子版発売日 : 2022年10月19日
¥17,600(税込)
ポイント : 320 pt (2%)
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

脳神経外科学分野のエキスパートによって厳選された、直近に国内外で発表された最新の文献レビューです。
広く脳神経外科学関連の最近のトピックスを把握でき、専門医だけでなく、専門医を目指す方にも必携の1冊です。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

序(2023-’24 年版)

今回,『脳神経外科学レビュー』の2023-’24 年版を出版する運びとなった.初版の発刊からおよそ3 年後である.この3 年間に,脳神経外科関連領域には様々な変化が起こっている.

例えば,脳脊髄疾患に関連した各種ガイドラインの制定と発刊,WHO 脳腫瘍分類の第5 版の発刊,脳血管障害を含めた循環器疾患に関連する関連法案の制定と各種治療体制の整備事業の展開,てんかん診療に対する診療科を横断した治療体制の地域毎の整備,小児悪性疾患の地域包括的診療拠点の整備拡充,認知症に対する新たな治療薬の開発,悪性脳腫瘍の対する新規ウイルス療法の世界に先駆けての本邦での医薬品承認,本態性振戦の治療として注目されている集束超音波治療によるパーキンソン病の安静時振戦への治療適応拡大や認知症治療への可能性の展開,など,挙げれば枚挙に暇がない.そのため,最先端医療の鏑矢的指南役である本誌の使命としては,最近3 年間の研究成果を包括して,『2023-’24 年版』として新たに世に送り出す宿命となったのである.脳科学の進歩は留まる所を知らない.

今回も本書は,前回の項目分けを踏襲して,「脳腫瘍」,「脳血管障害」,「脳外傷」,「定位・機能」,「小児」,「脊髄・脊椎・末梢神経」,「水頭症」,「神経科学」,「手術・手技」,「画像診断」の従来の10 のテーマに,さらに「感染症」を追加した.そして,それぞれの執筆者も,新進気鋭の若手研究者を多数登用した.その結果,『脳神経外科学レビュー2023-’24 年版』は,『初版』とは全く内容の異なる,新たな息吹が吹き込まれたと言える.

最後に,各項目について,編集者から様々な要望を依頼したにもかかわらず,迫力に満ちた原稿をいただき,本書が刊行できたことは,ひとえに執筆者諸氏の寛大なる包容力と絶大な知識量に只々頭の下がる思いである.今回の,『2023-’24 年版』が脳神経外科領域診療や研究の糧となり,次に続く新たな世代への橋渡しとなっていくことを祈念しつつ序文を終えたい.


令和4 年10 月

新井 一 順天堂大学学長
齊藤延人 東京大学教授
若林俊彦 名古屋大学名誉教授

目次

I章 脳腫瘍

1 WHO中枢神経系腫瘍病理分類第5版とcIMPACT-NOW update

2 Diffuse midline glioma

3 小児悪性脳腫瘍の分類と展望

4 グリオーマ遺伝子解析update

5 脊椎・脊髄腫瘍update

6 良性脳腫瘍の遺伝子解析と治療

7 下垂体腫瘍のWHO2022新分類

II章 脳血管障害

8 脳血管障害と遺伝子

9 未破裂脳動脈瘤の自然歴と治療

10 脳血管奇形の治療

11 もやもや病の治療

12 硬膜動静脈瘻

13 脳梗塞急性期と慢性期の抗血小板療法

14 脳卒中の再発予防のための抗凝固療法

15 脳卒中の医療提供体制と地域,施設間連携

16 血管内再開通療法

17 脳動脈瘤塞栓術(Coil,WEB 他)

18 脳動脈瘤に対するフローダイバーター治療

19 頚動脈狭窄に対するCEAとCAS

20 脳卒中の予防(高血圧、高脂血症 他)

III章 脳外傷

21 重症頭部外傷(最近の治療)

22 スポーツによる脳振盪(sports related concussion:SRC)

23 児童虐待

24 外傷に伴う高次脳機能障害

IV章 定位・機能

25 てんかんの診断と治療

26 ニューロモデュレーション

27 パーキンソン病・不随意運動の治療

28 FUS治療の現状と将来

29 痙縮の治療

30 定位的放射線治療の現状と展望

V章 小 児

31 脊髄髄膜瘤(胎児手術を含めた最近の進歩)

32 脊髄脂肪腫

33 頭蓋内嚢胞性病変

VI章 脊髄・脊椎・末梢神経

34 椎間板治療の現状(椎間板内酵素注入療法と椎間板再生)

35 脊椎脊髄外科におけるロボット手術

36 骨粗鬆症性椎体骨折の治療戦略と現在の課題

37 FESS(full-endoscopic spine surgery)

38 脊髄・脊椎領域におけるexoscope

39 脊髄・脊椎の画像診断

VII章 水頭症

40 正常圧水頭症 診断と治療

41 小児の水頭症

VIII章 感染症

42 脳炎・髄膜炎

43 脳膿瘍

IX章 神経科学

44 多能性幹細胞を用いた神経再生医療

45 脳卒中に対する細胞療法

46 グリオーマに対する新規分子標的薬

47 鏡視下手術の展望

48 脳機能解析

49 遺伝子治療

Ⅹ章 手術・手技

50 神経内視鏡

51 定位放射線治療

52 手術用顕微鏡と3D外視鏡の進化

53 術中蛍光診断技術

54 ハイブリッド手術室と術中画像診断

55 術中ナビゲーション

56 術中モニタリング

XI章 画像診断

57 画像診断と人工知能

58 MRIの最新情報

59 血流と髄液動態のMRI

60 核医学検査の最新情報

61 術前シミュレーション画像

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:20.0MB以上(インストール時:53.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:79.9MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:20.0MB以上(インストール時:53.4MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:79.9MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784883787494
  • ページ数:440頁
  • 書籍発行日:2022年10月
  • 電子版発売日:2022年10月19日
  • 判:AB判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。