臨床スポーツ医学 2023年11月号(40巻11号) ランニング障害~医科学から考える

  • ページ数 : 126頁
  • 書籍発行日 : 2023年11月
  • 電子版発売日 : 2023年11月3日
¥2,970(税込)
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商品情報

内容

ランニング障害~医科学から考える」特集として,ランニングの魅力/長距離ランニングのバイオメカニクス/短距離疾走フォームのキネマティクス/ランニングの足部接地パターン/ランナーが走りやすいサーフェイス/ランニング障害の疫学/ランニング障害のリスクファクター/ハムストリング肉ばなれ/膝蓋大腿関節障害/疲労骨折/アキレス腱障害 などを取り上げる.また,【スポーツ外傷・障害診療のための解剖学】他を掲載.

序文

特集
ランニング障害-医科学から考える-


今回の特集は,「ランニング障害-医科学から考える-」というテーマにしました.ランニングについては,走ることのメリットについての評判や知識が優先されている感がありますが,走ること自体の医科学については,あまり知られていないように思います.またランニングを真に楽しむためには「ランニングの医科学」を理解し,デメリットといえるランニング障害を知る必要があります.

笹川スポーツ財団による調査では,ジョギング・ランニングの実施率は,2012年をピークに減少傾向にあったのが,2018年より再び増加傾向に転じ,2020年では調査開始以来,最高の実施率であったとしています*.コロナ禍でも,一人で時間を選ばずに実施することのできる運動として,そして健康維持に対する意識がより強くなった結果として,ジョギング・ランニングが再び注目されるようになったのでしょうか.ランニングという運動自体の楽しさについて,今回ご執筆いただいた有吉正博先生(帝京科学大学)は「弾む楽しさ」「落ちる楽しさ」「移動する楽しさ」があるとし,「宿題を忘れた子供たちに,『罰としてグラウンド10周』などとんでもない,宿題をやってきた子供たちに『ご褒美としてグラウンド10周』」と言える環境を推奨されています.ランニング障害をしっかりと理解し,予防・解消することで,ご褒美となるランニングを思う存分楽しめる環境が提供できると思います.

まず「ランニング障害を理解するための医科学」として8項目を取り上げました.「ランニングの魅力」について前述の有吉正博先生,そして「バイオメカニクス」については高林知也先生(新潟医療福祉大学)に長距離ランニング,阿江通良先生(筑波大学・日本体育大学)に短距離走をまとめていただきました.また「ランニングの足部接地パターン」について山口龍星先生(早稲田大学),「ランナーが走りやすいサーフェイス」について池田茜先生(日本道路株式会社),「ランニングシューズ・マラソンシューズの変遷とその科学的背景」については阪口正律先生(株式会社アシックス スポーツ工学研究所)にご解説いただきました.さらに「短距離走選手にみられるスプリント走動作の特徴」について奥平柾道先生(岩手大学),「長距離ランニング後の足部形態と筋の硬さ変化」について深野真子先生(芝浦工業大学)にご解説いただきました.

次に,「ランニング障害の臨床」として9項目を取り上げました.「疫学」について後藤晴彦先生(国立スポーツ科学センター),「リスクファクター」について奥貫拓実先生(日本学術振興会)にお願いし,障害別では「ハムストリング肉ばなれ」廣重陽介先生(帝京大学),「膝蓋大腿関節障害」山口徹先生(八王子スポーツ整形外科),「内側脛骨ストレス症候群(MTSS)」待山祐一郎先生(順天堂大学),「足関節不安定症」小林匠先生(北海道千歳リハビリテーション大学),「疲労骨折」岡戸敦男先生(トヨタ自動車株式会社),「アキレス腱障害」鈴木開先生(早稲田大学・聖マリアンナ医科大学)にお願いし,「ランニング復帰に向けたメンタルヘルスサポート」について佐々木丈予先生(東京成徳大学)にご解説いただきました.いずれも現場でよく見かけるランニング障害で,明日から使える実践的な内容となっています.

この特集号が,「走ること」の医科学をアップデートする1冊になるものと願っています.ぜひ,ご一読いただければ幸いです.

*(https://www.ssf.or.jp/thinktank/sports_life/data/jogging_running.html)


特集編集:熊井 司(早稲田大学スポーツ科学学術院教授)

目次

【特 集】

ランニング障害を理解するための医科学

ランニングの魅力……有吉正博

長距離ランニングのバイオメカニクス……高林知也

短距離疾走フォームのキネマティクス……阿江通良

ランニングの足部接地パターン……山口龍星 他

ランナーが走りやすいサーフェイス……池田 茜 他

ランニングシューズ・マラソンシューズの変遷とその科学的背景……阪口正律 他

短距離走選手にみられるスプリント走動作の特徴……奥平柾道 他

長距離ランニング後の足部形態と筋の硬さ変化……深野真子 他

ランニング障害の臨床

ランニング障害の疫学……後藤晴彦

ランニング障害のリスクファクター……奥貫拓実 他

ハムストリング肉ばなれ……廣重陽介 他

膝蓋大腿関節障害……山口 徹 他

内側脛骨ストレス症候群(MTSS)……待山祐一郎 他

足関節不安定症……小林 匠

疲労骨折……岡戸敦男 他

アキレス腱障害……鈴木 開 他

ランニング復帰に向けたメンタルヘルスサポート……佐々木丈予

【連 載】

スポーツ外傷・障害診療のための解剖学 第11回

腰 痛……金岡恒治

スポーツ現場に活かす運動機能評価とコンディション管理 第23回

競技特性とコンディション管理(モニタリングの活用事例)

競泳競技の事例……三富陽輔 他

【臨スポOPINION】

膝関節温存術における新時代の夜明け-「ひざの元気」で延ばそう!健康寿命……中村立一

【臨スポニュース】

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書籍情報

  • ISBN:9784011004011
  • ページ数:126頁
  • 書籍発行日:2023年11月
  • 電子版発売日:2023年11月3日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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