脊椎脊髄ジャーナル36巻2号 術中脊髄機能モニタリングのUP TO DATE

  • ページ数 : 86頁
  • 書籍発行日 : 2023年2月
  • 電子版発売日 : 2023年5月2日
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商品情報

内容

■特集 術中脊髄機能モニタリングのUP TO DATE
特集にあたって・・・松山幸弘
術中脊髄モニタリングの歴史と基本的な考え方・・・安藤宗治
感覚系モニタリングと運動系モニタリング・・・高橋雅人,他
経頭蓋刺激運動誘発電位のアラームポイントとレスキュー操作・・・吉田 剛,他
ほか

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序文

特集にあたって

われわれが脊椎脊髄手術を行ううえで最も避けたい合併症の1 つは,術後神経麻痺である.術中脊髄機能モニタリングは,術後神経麻痺を予防するうえで重要であることはいうまでもない.私が日本脊椎脊髄病学会で脊髄モニタリング委員会の委員長を拝命したのは2007 年であり,15 年間にわたって脊髄モニタリングの普及に努めてきた.術中脊髄モニタリングにはいくつかの運動路のモニター,感覚路のモニターがあるが,その組み合わせでより精度の高い脊髄モニタリングが可能となってきた.特に運動路のモニターであるBr‒MsEP(CMAP)のアラーム策定は,委員会で多くの麻痺症例を検討し,前向き研究を行って信頼性の高い報告を数多くしてきた.術中脊髄モニタリングの普及を目的としたセミナー開催,さらには日本脊椎脊髄病学会脊髄モニタリング認定医制度も2020 年からスタートしている.

過去を遡ってみると,術中脊髄モニタリングが本誌の特集として取り上げられたのは2006 年(19 巻)に鐙邦芳先生,2018 年(31 巻)に金彪先生が組んでいる.しかし,当時よりさらに術中脊髄モニタリングは進歩している.今回は日本脊椎脊髄病学会脊髄モニタリング委員会から輩出されたUP TO DATE の知識を委員会メンバーから論述していただいた部分が多い.最近の問題点として,①疾患によって危険な手術操作が違うこと,②術前の麻痺の状態によってもアラームポイントは違うこと,③どのような症例でレスキューされ,そのタイミングは? ④麻酔が脊髄モニタリングに与える影響,などが列挙される.

特に神経麻痺を起こす危険の高い靭帯骨化症,成人脊柱変形や特発性側弯症の脊柱変形,そして脊髄腫瘍,特に髄外ではダンベル型腫瘍,また最も麻痺率の高い髄内腫瘍など,それぞれの疾患における脊髄モニタリングのこつとピットフォールを詳細に記載していただいている.さらに,経頭蓋末梢筋誘発電位モニタリングで問題となる偽陽性(false positive)に対する理解と対応も取り上げて論述していただいた.加えて,今回の特集では最新の脊髄モニタリング技術である磁気による脊髄モニタリングも取り上げ,大変充実した内容になっていると思う.きっと読者の皆様に満足していただける内容に仕上がっていると思う.期待していただきたい.


浜松医科大学整形外科 松山幸弘

目次

特集

術中脊髄機能モニタリングのUP TO DATE

特集にあたって 松山幸弘

術中脊髄モニタリングの歴史と基本的な考え方 安藤宗治

感覚系モニタリングと運動系モニタリング 高橋雅人,他

経頭蓋刺激運動誘発電位のアラームポイントとレスキュー操作 吉田 剛,他

経頭蓋刺激脊髄誘発電位(D—wave)の有効性 重松英樹,他

成人脊柱変形手術に対するモニタリング 吉田 剛,他

頸椎後縦靭帯骨化症に対するモニタリング―頸椎症性脊髄症との比較 舩場真裕

胸椎後縦靭帯骨化症に対する術中脊髄モニタリング 小林和克,他

脊髄髄内腫瘍に対するモニタリングの変遷―アラームポイントからグレーディングへ 藤原 靖,他・117

経頭蓋刺激・運動誘発電位モニタリングの偽陽性アラームの理解と対応―Anesthetic fade現象とは? 後迫宏紀,他

脊磁図による脊髄・馬尾・神経根の機能評価 川端茂徳,他

経頭蓋末梢筋誘発電位の麻酔 小川裕貴,他

術中脊髄モニタリングの手術室管理 高谷恒範

Nomade

神経生理検査の「スキマ」と私 逸見祥司

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書籍情報

  • ISBN:9784013003602
  • ページ数:86頁
  • 書籍発行日:2023年2月
  • 電子版発売日:2023年5月2日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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