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知ってるつもりの放射線読本―放射線の基礎知識から、福島第一原発事故による放射線影響、単位㏜の理解まで

福本 学 (編著) / 茨木 保 (マンガ・イラスト) / 三輪書店

  • ページ数 : 380頁
  • 書籍発行日 : 2023年4月
  • 電子版発売日 : 2023年4月24日
¥5,720(税込)
ポイント : 312 pt (6%)
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商品情報

内容

知ってるつもり?身近で実は遠い単位㏜ー
単位㏜ありきの論争はもう,やめよう


放射線についてこんな疑問をもったことはありませんか?
・「単位㏉」と「単位㏜」の違いってなに?
・単位㏜は,何を示しているの?放射線量?リスク?臓器被ばく?全身被ばく?
・「1㏉照射」は「1㏉被ばく」というのが正しい?
・放射線に対し私たちの体(細胞)はどんな反応をしているの?
・放射線によって細胞死(臓器障害)と細胞不死化(発がん)という相反することが起きるのはなぜ?
・外部被ばくと内部被ばくで発がんのメカニズムは同じ?
・100m㏜の被ばくでがん死0.5%増えるの?
・福島第一原発事故で被災した動物たちに放射線影響は見られる?
・福島県県民健康調査で子どもの甲状腺病変が増えていることをどう考えたらよいだろう?
・核施設とエネルギー問題はこれからどうなるのだろう

本書では,福島第一原発事故で被災し,安楽死した動物の放射線影響を調べるプロジェクト(被災動物プロジェクト)を紹介しながら,深い洞察をもってこれらの疑問に答えます。
一般の人から医療従事者,放射線業務従事者の方まで,すべての人にぜひ読んでほしい1冊です。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
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序文

編者序文


2011年3月,東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)とその後の津波により,東京電力福島第一原子力発電所(福島第一原発)の爆発事故が起きました.その結果,大量の放射性物質が環境中に飛散しました.それ以来,世界中の人々の間に,放射性物質によって,どのような影響がでるのか,懸念が深まりました.

皆さんは,放射能や放射線が引き起こした人体影響というと,広島・長崎の原爆被爆者や1986年に起きたチェルノブイリ(チョルノービリ)原発事故を思い浮かべるのではないでしょうか.

広島・長崎の原爆では,爆心地の地表温度は3,000~4,000℃もの高温となり,一瞬で人体が燃え尽きました.運よく無傷で助かっても,数日して下痢が起き,1か月くらいで亡くなった人がたくさんいました.原爆から数年してからは急性白血病で亡くなる人が増えました.チョルノービリ原発事故では,子どもの甲状腺がんの増加が問題となりました.

福島第一原発事故では,ヨウ素131,セシウム134,137による被ばくが問題となっており,現在も,半減期の長いセシウム137からの放射線が問題となっています.

福島第一原発事故で問題になっているのは,低線量(率)で長期にわたる慢性被ばくが,人体にどのような影響を及ぼすのか,あるいはどれくらいの線量(率)であれば影響がでるのか,ということですが,今までの疫学的研究で明確になっている事例はありません.

その理由として,放射線に被ばくしたらがんになるといわれますが,必ずがんが発症するというわけではないこと,放射線は色も匂いもないため五感では認識できず被ばくしたのかどうかもわからないこと,少ない線量の放射線ではいつ被ばくしたのか,またどれだけ被ばくしたかがわからないこと,被ばくしてから年単位の期間をおいてからがんが見つかるため,被ばくが要因なのか,他に原因があるのかがわからないこと,などが挙げられます.

動物実験や細胞を用いた放射線被ばく実験も行われていますが,原発事故と同じような状況(低線量・低線量率・長期)を設定した実験そのものを行うことは困難なため,やはり明確な知見は得られていません.

広島・長崎の原爆は高線量(率)で急性の外部被ばくです.一方,福島第一原発事故による被ばくは低線量(率)で長期にわたる被ばくであり,また外部被ばくに加えて汚染したプルームや食べ物等の摂取による内部被ばくもあるため,両者の被ばく条件は異なります.ですから前者における解析をそのまま当てはめることはできません.

福島第一原発事故で被災した人に,ある症状が現れた(例えば,がんになった)として,それが被ばくによるものなのかどうかを証明するためには,被ばく線量との関係を明確にしなければならないのです.

そこで,私たちは,福島第一原発事故の発災直後から『被災動物プロジェクト』を立ち上げ,原発周辺で放射線被ばくした,あるいは現在もなお被ばくし続ける動物たちを調査し,被ばく量と被ばくした生体への影響との関係について研究しています.動物とヒトで種は違いますが,今まだ被ばくし続けている被災動物に異常が起きなければ,それよりも被ばく線量がはるかに低いヒトについては,まず安心といえます.ですから,被災動物たちは低線量(率)放射線被ばくによる影響を知るための唯一無二の手がかりを与えてくれます.

本書の前半(第一部)では,放射線とは何かから始まって(1章),放射線防護の歴史と放射線の単位について(2章),そして放射線が人体に与える生物学的影響について(3章),解説しています.

第二部(4章,5章)では,福島第一原発事故で被ばくした動物の生体に放射線影響は見られたのか,放射線影響があるとして,それはどのようなものなのか,など,物言わぬ動物や自然が教えてくれた知見を紹介しています.第一部を読んでいただくことで,第二部の『被災動物プロジェクト』の研究目的と意義が理解されやすくなるかと思います.

本書の特徴の一つとして,放射線防護で使われる単位Svを掘り下げて解説し,筆者が日ごろからSvについて問題と考えていることをまとめています.

放射線の影響を議論するとき,「年間被ばく量を1 mSvより低くしないといけない」とか,「~Svだから危険」あるいは「~μSvだから安心だ」といった言葉が聞かれます.放射線の害を論じる際に,このように単位Svを論拠にする人が多いのですが,単位Svが何を表しているのか,を知っている人は,専門家でも少ないように思います.放射線からの防護において,単位Svはどれくらい役に立っているのだろうか,というのが筆者の長年の疑問です.

本書を読まれて,特に単位Svがどのような考えで誕生し,どのような問題を抱えている単位かを知っていただき,放射線の生物・人体影響を知ることのむずかしさについての理解を深めていただけたらと思います.


2022年12月吉日

編者 福本 学

目次

第一部 放射線の生物影響についての概論

第1章 放射線とは何か(福本 学)

1.1 そもそも放射線って

1.2 放射線の種類(線質)と性質

1.2.1 放射性物質とは

1.2.2 放射線の種類

1.2.3 放射線の性質

1.3 放射線被ばくとは

1.3.1 被爆,被曝そして被ばく,さらに被ばくもいろいろ

1.3.2 自然放射線被ばく

1.3.3 高バックグラウンド(高自然放射線)放射線地域研究

1.4 放射線を測る

1.4.1 放射線や放射性物質の種類ごとに異なる測定方法

1.4.2 さまざまな放射線計測機器

1.4.3 環境測定―モニタリングの方法

第2章 放射線防護の歴史としてのICRP,そしてSvの功罪(福本 学)

2.1 X線を発見したレントゲン博士は放射線障害を受けたか?

2.2 放射線防護の歴史

2.2.1 国際X線・ラジウム防護委員会(IXRPC)の創設

2.2.2 IXRPCからICRPへ

2.3 放射線の人体影響を加味した単位を求めて―レントゲン(R)からシーベルト(Sv)まで

2.3.1 照射線量から吸収線量へ

2.3.2 吸収線量と生物影響

2.4 単位シーベルト(Sv)の混迷

2.4.1 単位シーベルト(Sv)は何を表しているか

2.4.2 実用量(線量当量)Svにおける混迷

2.4.3 実効線量Svにおける混迷―全身均等被ばくと不均等被ばく,実効線量は?

2.4.4 預託実効線量Svの混迷―内部被ばくも外部被ばくも同じ?

2.4.5 Svが示すのは臓器か全身か? 放射線量かリスクか?―各臓器のリスクを全身に振り分けて薄めるSv

2.4.6 確率的リスクの加算性の弊害

2.4.7 知られざる集団実効線量Svの功罪

2.5 規制のダブルスタンダード

2.5.1 LNT仮説との矛盾

2.5.2 平常時と緊急時の違い

2.6 生物影響と防護を少しでも近づけるために

第3章 放射線による人体影響のメカニズム(福本 学)

3.1 放射線による物理的生体作用の初期変化

3.1.1 放射線の直接作用と間接作用

3.2 放射線による「細胞死」と「細胞の不死化」のメカニズム

3.2.1 放射線の細胞内の標的分子はなにか

3.2.2 放射線に対する細胞応答

3.2.3 細胞と放射線感受性

3.2.4 放射線による発がんのメカニズム

3.3 確定的影響(組織反応)・確率的影響の分類における問題

3.3.1 確定的影響(組織反応)とは

3.3.2 確率的影響とは

3.3.3 急性影響(障害)と晩発影響(障害)という分類

3.3.4 しきい値についての問題

3.3.5 疫学と生物学で異なる指標

3.4 外部被ばくと内部被ばくの違い

3.4.1 外部被ばくと放射線影響

3.4.2 内部被ばくと放射線影響

3.4.3 原爆被爆者とトロトラスト症の比較

3.4.4 均等被ばくか不均等被ばくか

3.4.5 内部被ばくは,外部被ばくよりも危険か

3.5 遺伝的(継世代)影響について

3.5.1 マラーのショウジョウバエに対するX線照射実験とLNT仮説

3.5.2 ラッセルのX線による遺伝子変異率解析と線量率

3.5.3 ヒトで遺伝的(継世代)影響が検出できるか

3.6 胎内被ばくの影響

3.7 放射線リスクについて考える

3.7.1 放射線疫学で用いられるリスク

3.7.2 放射線のリスクを的確に表現できるか

3.7.3 原爆被爆者の寿命調査(LSS)におけるリスク解析

3.8 放射線生物学と疫学―同床異夢のディープな関係

3.8.1 疫学で得られた知見(現象)を,生物学で説明できるか

3.8.2 放射線生物学と疫学が示す頻度・リスクの捉えかた

3.8.3 一般モデルを提案できない生物学と,微細な差を解析できない疫学

第二部 福島第一原発事故『被災動物プロジェクト』

第4章 福島第一原発事故被災動物の包括的線量評価事業(『被災動物プロジェクト』)

4.1 東日本大震災と福島第一原子力発電所事故(福本 学)

4.2 『被災動物プロジェクト』―放射線の生物影響を知る・食の安全を守る・福島の復興に貢献する(福本 学)

4.2.1 被災家畜の安楽死処分の決定を聞いて

4.2.2 『被災動物プロジェクト』の立ち上げ

4.2.3 警戒区域への入域許可を得る

4.2.4 採材作業と膨大な経費などの三重苦

4.3 放れ畜と安楽死対応について(小林雄治)

4.3.1 国からの安楽死指示

4.3.2 東北大学『被災動物プロジェクト』チームとの出会い

4.3.3 放れ牛の変化と捕獲方法の変化

4.3.4 安楽死から埋却まで

4.4 食を放射能から守る闘い(沼邉 孝)

4.4.1 放射性物質との闘いの始まり

4.4.2 キーパーソンとの出会いと本格的な試験の開始

4.4.3 残された課題

4.5 いざ出陣―初陣そして連戦(磯貝恵美子)

4.5.1 前哨戦―警戒区域での採材許可を得る

4.5.2 初陣―完全武装で採材へ

4.5.3 陰の立役者―対照群を集める

4.6 大震災を境に変わった研究環境(福田智一)

4.7 大災害,動物と人(阿部靖之)

4.8 誰もいない町の中,信号は黄色点滅(森本素子)

4.9 新聞の片隅に載っていた小さな記事から(篠田 壽)

4.10 有名になった元素たち(小荒井一真)

4.11 世界規模の汚染を研究対象とするプロジェクト(岡 壽崇)

4.12 基礎研究と臨床研究を横断的に繋げたプロジェクト(中村麻子)

4.13 放射線被ばくの歴史と染色体(三浦富智)

4.14 わからないことに明確に答えることが科学に求められる中で(福本 学)

第5章 長期低線量被ばくの線量評価と生物影響―『被災動物プロジェクト』から

5.1 汚染飼料を食べた乳牛と肉牛における放射能濃度(沼邉 孝)

5.1.1 汚染飼料を食べた乳牛とその生乳における放射能濃度

5.1.2 放射性セシウム汚染飼料を食べた肉牛における放射能濃度

5.2 放射性セシウムの生体内分布と排出ルート

5.2.1 被災ウシ体内における放射性セシウムの分布(福田智一)

5.2.2 被災ウシ・イノブタにおける放射性セシウムの体内動態(磯貝恵美子)

5.3 被災動物の歯から放射能・被ばく量を推定する

5.3.1 被災ウシの歯に含まれるストロンチウム90(小荒井一真)

5.3.2 歯から内部被ばくを知る(篠田 壽)

5.3.3 歯から外部被ばく線量を推定する(岡 壽崇)

5.4 福島被災動物と酸化ストレス

5.4.1 被災ニホンザルの骨髄(漆原佑介)

5.4.2 放射線のブタの免疫系への影響(森本素子)

5.5 被災ニホンザルの甲状腺を調べる(大月聡明)

5.6 被災ニホンザルの水晶体への継続的な放射線被ばくによる影響(山本直樹)

5.7 被災ニホンザルの心臓・循環器(山田壮亮)

5.8 遺伝(継世代)影響

5.8.1 被災ウシの精子への影響(山城秀昭)

5.8.2 被災ウシの雌生殖器・卵子への影響(阿部靖之)

5.9 遺伝子への影響

5.9.1 被災ウシのDNA損傷を見える化する(中村麻子)

5.9.2 被災野生動物の染色体異常解析(三浦富智)

5.10 動物の被ばく線量評価はどのようにするか(福本 学)

第6章 放射線の規制に関わるいろいろな数字,その由来と意義(福本 学)

6.1 ICRP 2007年勧告(pub 103)の防護体系で用いられる規制に関連した事項の概略

6.1.1 本書での規制値とは

6.1.2 線量限度と線量拘束値

6.1.3 被ばく状況の区分と防護基準

6.2 線量100mSv

6.2.1 なぜ100mSvか

6.2.2 福島第一原発事故後の緊急作業時の線量限度

6.2.3 100mSv以下の被ばくによる影響とは

6.3 年間1mSv:一般公衆の線量限度

6.4 年間20mSv:避難指示解除の基準

6.4.1 20mSv/年の規制値の由来

6.5 空間線量率毎時0.23μSvに基づく被ばく線量評価

6.5.1 毎時0.23μSvの由来

6.5.2 あいまいな空間線量

6.6 1kgあたり100Bq:食品中の放射性物質の基準

6.6.1 暫定規制値と基準値

6.6.2 基準値100Bq/kgの算出方法と根拠

6.6.3 1日に50Bqを1年かけて食べても,1日で18,250Bqを口にしても同じ?

6.6.4 規制の影響分析

6.7 福島県「県民健康調査」における甲状腺がんの増加

6.7.1 さまざまなバイアス

6.7.2 甲状腺の被ばく線量の推定がどこまで正確か

6.7.3 甲状腺がんの増加の要因

6.8 原子力災害対策指針での数値:原子力災害時

6.8.1 EAL(緊急時活動レベル)

6.8.2 OIL(運用上の介入レベル)

第7章 今後重点的に取り組むべき課題(福本 学)

7.1 今後の課題

7.1.1 正確な線量評価を行う

7.1.2 放射線受容体の発見

7.1.3 被災野生ニホンザルのアーカイブ構築

7.1.4 平時からのコミュニケーション

7.2 近未来の創エネルギーを考える

7.2.1 原発と放射性物質問題

7.2.2 脱炭素化―水素をどう製造するか

7.2.3 革新炉の開発

7.2.4 核融合炉は夢のエネルギー?

・付表 放射線関連略年表

・あとがき

・索引

コラム一覧

第1章

身体の深さと放射線の強さ

人工由来の自然放射線源など

ラジウム・ラドン温泉はウランから離れられない

第2章

福島の白斑ウシ

臓器の放射線感受性VS組織加重係数〜Gy照射した,は正しい?

実効線量への線量換算係数

X線作業主任者免許試験問題で解く実効線量

診断用X線被ばくによる75歳までの生涯がんリスク―Lancet問題

第3章

低線量域におけるさまざまな線量―効果モデル

トロトラスト症患者における内部被ばく発がん

広島・長崎の被爆者の線量評価

放射線による細胞の不活性化と死がじわっと来ることを利用して―不妊虫放飼法

リスク比(相対リスク)とオッズ比

相関関係と因果関係の違い

帰無仮説と統計的有意差

重回帰分析とロジスティック回帰分析

ベイズの定理

線量・線量率効果係数(DDREFの問題)

第4章

震災発生そして原発事故,超早期の対応 (福本 基)

富岡町の放れ畜対応(小林雄治)

ウシの飼料と堆肥問題(小林雄治)

風評被害の影響(小林雄治)

牛肉と豚肉(福本 学)

ESRでヒトの被ばく量を測る(志村 勉)

ヒトに近い霊長類動物(漆原佑介,福本 学)

染色体の解析の医療への貢献(三浦富智)

ある猟師さんの言葉(福本 学)

第5章

汚染稲わらの給与試験―バックグラウンド放射線の影響をいかに下げるか(鈴木正敏)

牛生体の放射性セシウム濃度の変化(鈴木正敏)

筋肉内放射性セシウム濃度推定プログラム『推定くん』(福田智一)

カリウムくんとセシウムくん(磯貝恵美子)

カリウムの摂取で,放射性セシウムを排出できる?(磯貝恵美子)

放射性セシウム吸着剤プルシアンブルー(磯貝恵美子)

歯のもつ記録性・非代謝性を活用する(篠田 壽)

極微量の放射性物質を検出できるIPとオートラジオグラフィー(篠田 壽)

アカネズミの切歯(篠田 壽)

炭酸ラジカル

歯から動物の年齢を知る(篠田 壽)

ESR線量計測の検出限界を改善する① ―エナメル質と象牙質をきれいに分離する(岡 壽孝)

ESR線量計測の検出限界を改善する② ―50mGy以下の低線量の被ばくを検出する(岡 壽孝)

放射線被ばくと酸化ストレス

増えるかウシに,白血病は

TLR3と放射線消化管症候群(森本素子)

ヨウ素は甲状腺ホルモンの材料(大月聡明)

長期低線量率放射線被ばくによる白内障の特徴を求めて(山本直樹)

職業放射線被ばくによる白内障リスク(山本直樹)

放射線による循環器障害,今後の課題と展望(山田壮亮)

放射線照射後の骨髄移植モデル(山田壮亮)

和牛とは(山城秀昭)

被災ウシは元気?(阿部靖之)

さまざまな染色体検査(三浦富智)

「π」型の研究者をめざして(中村麻子)

何度でもトラップにかかる懲りないアカネズミ(三浦富智)

効率よく低線量被ばくの影響を知る細胞づくり(福田智一)

ファントムと標準動物

あいまいにならざるを得ない線量評価

第6章

原子力災害が起きたら:特別措置法

福島第一原発事故の避難区域の変遷

放射線・放射性物質を規制する法令等

規制除外・規制免除そしてクリアランス

過剰検診論争と放射線影響の議論を同じ土俵に載せてよいか

土壌汚染と暫定許容値

汚染土壌の最終処分

スピーディーでなかったSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)

第7章

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と放射線(災害)

天然原子炉

安全な原子炉はあるか

国際核融合実験炉ITER(イーター)

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書籍情報

  • ISBN:9784895907774
  • ページ数:380頁
  • 書籍発行日:2023年4月
  • 電子版発売日:2023年4月24日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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