国試にも役立つ 看護の語呂あわせ宝箱

  • ページ数 : 336頁
  • 書籍発行日 : 2023年4月
  • 電子版発売日 : 2023年4月28日
¥2,200(税込)
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商品情報

内容

元看護師で人気コミック・イラストレーターのシバキヨさんが考案した「語呂あわせ」と「イラスト」による試験対策本です。「こんなにあれもこれも覚えられない!」と苦しむ学生さんたちへ、看護用語の暗記の助け舟として「こんな本があったらいいな」を形にしました。暗記部分の学習をスイスイ乗り越えるための必携本、ここに誕生!

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序文

監修者から


看護学は、実に幅の広い教科群の集まりで出来ています。学生の皆様の多くは、目先の暗記に追われているのが現状ではないでしょうか。しかし、この領域は、暗記が必要な用語の学習と、思考を必要とする学習の両方が必要なのです。暗記だけで低学年をやり過ごしていると、後で伸び悩むことになります。

この度、シバキヨさんの考案された看護学の用語を学ぶ助け舟として、語呂を書籍化することになり、私はその内容を、看護師国家試験の傾向も踏まえて、学術的に検討させて頂きました。何かと暗記の多いこの分野、暗記よりも理解することが大切だと分かっていても、用語の暗記で精力を使い果たしてしまう方が大勢いらっしゃいます。そこを少しでも楽に乗り越えて頂くためにシバキヨさんの執筆された本がここにあります。

是非、この書籍を大いにご活用して頂き、暗記部分の学習をスイスイ乗り越えて、考える学習の方に時間と精力を回してください。この書籍を片手に学生時代を過ごし、国家試験を突破して、立派な看護師になられることを心より祈念しております。

皆様の看護学の航海に幸あれ!


蜂谷正博



はじめに


「こんなにあれもこれも覚えられんわ!」と看護学生のころの私は苦しんでいました。看護学生の勉強は大変です。単純に授業を受けるだけなら、少し大変なくらいですが実習が始まりレポート提出などもこなすようになると大変さが倍増します。とにかく、すること、やること、覚えることが多くて頭がパンクしそうになります。この本はそんな苦しんでいた私が「こんな本があったらいいな」と考えていたものを形にしたものです。

もともとは、語呂をイラストとともにお届けすることをブログとアプリではじめたものです。おかげさまで多くの看護学生のみなさんに利用頂くことができて、今回は本という形でお届けすることになりました。いろいろな覚えるべきことを語呂とイラストで、わかりやすく覚えやすくしてあるので、ぜひ活用してもらえたら嬉しいです。とはいえ、すべてを語呂で覚えるのは逆に非効率になる場合もあります。勉強しながら覚えづらいなと思ったときは、語呂を使ってもらったり、本を見ていって気にいった語呂だけを覚えていったりすると効率よく使ってもらえるはずです。

この本はブログとアプリで提供したものが元となっていますが、書籍化にあたって監修者の蜂谷先生にみて頂いています。情報が古くなったいたり、ミスがあったりしたところを蜂谷先生のお力で修正を加えているので安心して利用してくださいね。蜂谷先生、監修をいただきありがとうございました! また、この本の出版をお薦めいただき、編集作業にあたって尽力していただいた総合医学社の渡辺さんがいなければ、この本がこうして書店に並ぶことはありませんでした。渡辺さん、本当にありがとうございました!

そして、なによりこの本を手に取っていただいた皆さま。本当にありがとうございます! 看護学生はすることが多くて、心も体も疲れている人が多いと思います。楽に看護の勉強をする方法はありませんが、そんな中でもこの本が少しでも効率化することのお役に立てることを願っています。応援しています!


シバキヨ

目次

1 基礎医学

人体の構造と機能

人体の仕組みの基礎知識

細胞の大きさ(直径)

細胞小器官の種類

核酸の構成

DNAの塩基4種類

ヒトの染色体の数・構成

細胞の死の種類

支持組織に含まれるもの

結合組織の基礎知識

結合組織の細胞成分の種類

筋組織の分類

炎症の四徴(五徴)

循環障害の分類

体液のpH調節(酸・塩基平衡)の方法

人間の死

死の3徴候の種類

死の受容過程 5段階モデル

疾病の成り立ちと回復の促進

生活習慣病5種

BMI・肥満の判定基準

薬物動態(ADME)の順番

副腎皮質ステロイドの基礎知識

非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の基礎知識

2 基礎看護学

看護の基本概念

医療倫理原則4つ

看護技術

看護過程5段階

記録方式 SOAPの意味

バイタルサインの基準値

脈拍測定可能部位

吸引の基礎知識

腋窩と口腔の検温時間

罨法の種類ごとの目的

罨法の禁忌

採血の基礎知識

注射針の適応サイズ

注射方法ごとの穿刺部位

注射部位ごとの刺入角度

注射方法による作用持続時間の順番

注射方法による薬剤吸収速度の順番

経管栄養法の基礎知識

在宅中心静脈栄養法(HPN)が必要となる主な疾病

中心静脈栄養法(TPN)で使用する血管

治療時の体位の種類

清拭の基礎知識

皮膚・創傷管理

坐位の褥瘡ができやすい部位

側臥位の褥瘡ができやすい部位

仰臥位の褥瘡ができやすい部位

褥瘡の重症度評価 DESIGN-R

ブレーデンスケールの6項目

創傷の治癒過程

創傷の治癒遅延因子

呼吸管理

口腔・鼻腔・気管内吸引の吸引圧

酸素療法の基礎知識

感染防止対策

標準予防策(スタンダードプリコーション)と感染源

滅菌法の種類

消毒薬の効能による分類

安全管理

誤薬防止5つのR

リスクマネジメントのプロセス(順番)

基本的日常生活支援技術

病室の広さ(床面積)

入浴の効果

看護理論

ナイチンゲールの看護理論

ヘンダーソンの看護理論

ロイの看護理論

トラベルビーの看護理論【ラポールの成立】

オレム看護論の著者名と理論

ペプロウ人間関係の看護論

ウィーデンバック相互作用モデル

F・G・アブデラのニード論

患者の権利宣言(リスボン宣言)

人間の特性

フィンクの危機モデル 4つの段階

マズローの欲求 5段階説

救急医学

トリアージタッグのカテゴリー色

BLS(一次救命処置)の順番

CPR(心肺蘇生法)の基礎知識

AED(自動体外式除細動器)の基礎知識

AED電極パッド貼り付け位置

止血法の主な注意点

熱中症の基礎知識

高張性脱水(水欠乏性脱水)の原因と症状

低張性脱水(Na欠乏性脱水)の原因と症状

高体温症に伴う症状

低体温症に伴う症状

熱傷深度・熱傷の分類

アナフィラキシーショックの症状、特徴

胃洗浄の方法と禁忌

薬物相互作用

ニトログリセリンの薬物相互作用

テトラサイクリン系抗菌薬の薬物相互作用

レボドーパ(レボドパ製剤)の服用の仕方

ピモジドの薬物相互作用

妊婦と薬剤の禁忌

3 成人看護学

終末期看護

悪性腫瘍の基礎知識

がんの転移形式の種類

がん治療方法 3種(三大療法)

抗癌剤の主な副作用

緩和ケアの対象

WHO式癌性疼痛治療法 鎮痛薬使用の 5原則

オピオイドの主な副作用

感染症

かぜ症候群の基礎知識

インフルエンザの特徴と合併症

インフルエンザの主な症状

インフルエンザが流行する期間とワクチン接種法

抗インフルエンザ薬

コクサッキーウイルスを原因とする小児疾患 3つ

HIV検査の基礎知識

HIV治療薬の種類

後天性免疫不全症候群(AIDS)の特徴

AIDS発症期間と発症後の特徴

グラム陽性菌・陰性菌

破傷風の特徴と症状

破傷風菌の特徴

ボツリヌス菌・ボツリヌス症の特徴と症状

コレラの特徴

MRSAの代表的感染症

MRSAに対して抗菌力のある薬物

心・脈管疾患

刺激伝導系の順番と基礎知識

狭心症発作時の基礎知識と症状

急性心筋梗塞の基礎知識と症状

不整脈(頻脈・徐脈)の心拍数

左心不全・右心不全の違い

心原性ショックの仕組み

循環血液量減少性ショックの仕組み

敗血症性ショックの仕組み

心外閉塞・拘束性ショックの仕組み

大動脈解離(解離性大動脈瘤)の症状

ファロー四徴症

チアノーゼの分類

狭心症治療薬ニトログリセリンの基礎知識

強心薬の種類

ジギタリス製剤の特徴

カテコールアミンの特徴

カリウム製剤の基礎知識

消化器疾患・消化管ホルモン

腹痛の種類

発生機序別の腹痛の種類

食道癌の特徴と危険因子

胃癌の特徴と危険因子

胃癌転移

小腸・大腸の働きと基礎知識

下血の原因と種類

便秘の種類

下痢の仕組みと原因

腸管出血性大腸菌感染症の特徴

大腸癌の特徴と危険因子

ガストリンの作用

コレシストキニンの作用

セクレチンの作用

グルカゴンの作用

脳・神経疾患

脳幹の構成部位

大脳の働きと基礎知識

間脳視床の働きと基礎知識

視床下部の働きと基礎知識

中脳の働きと基礎知識

延髄の働きと基礎知識

頭痛の種類

髄膜刺激症状(徴候)の種類 3つ

頭蓋内圧亢進の三徴候

脳卒中の種類と分類

髄膜炎の症状

パーキンソン病の症状

交感神経の働き

副交感神経の働き

痛みの程度の検査(痛み評価スケール)

意識レベル評価法

意識障害をきたす代表的な電解質・血液ガス異常

腰椎穿刺の手順

アルツハイマー型認知症の特徴

血管性認知症の特徴

性格検査

作業能力(性格・職業適性)の検査

アレルギー・免疫疾患・膠原病

免疫グロブリン 5種類(IgG・IgM・IgA・IgD・IgE)

呼吸器・胸壁・縦隔

呼吸の仕組み

動脈血液ガス分析の基準値

呼吸困難を伴う主な疾患

正常呼吸音の種類

副雑音(ラ音)の種類

気管支喘息発作の主な原因

気管支喘息発作の主な症状

アトピー型気管支喘息の診断方法

喘息発作時の治療方法

気管支喘息の治療薬 3種

肺結核の特徴

肺結核の症状

結核の検査と診断方法

肺結核の確定診断までの流れ

肺結核看護の基礎知識

肺結核の治療薬 5種

肺癌の種類と特徴

栄養・代謝・内分泌

■栄養

エネルギー産生栄養素とエネルギー換算係数

■栄養・水溶性ビタミン

ビタミンB1の働きと欠乏症状

ビタミンB2の働きと欠乏症状

ビタミンB6の働きと欠乏症状

ビタミンB12・葉酸の働きと欠乏症状

ビタミンCの働きと欠乏症状

ナイアシンの働きと欠乏症状

■栄養・脂溶性ビタミン

ビタミンAの働きと欠乏症状

ビタミンDの働きと欠乏症状

ビタミンEの働きと欠乏症状

ビタミンKの働きと欠乏症状

■代謝・酵素

糖質を分解する消化酵素 4種

蛋白質を分解する消化酵素 3種

脂質を分解する消化酵素

■電解質異常

低カルシウム血症(低Ca血症)の特徴

高カリウム血症(高K血症)の特徴

低カリウム血症(低K血症)の特徴

■ステロイドホルモン

男性ホルモン(アンドロゲン)・副腎皮質ホルモンの種類

糖質コルチコイド・副腎皮質ホルモンの種類

鉱質コルチコイド・副腎皮質ホルモンの種類

■甲状腺ホルモン

甲状腺から分泌されるホルモンの種類

脳下垂体前葉から分泌される主なホルモン

脳下垂体後葉から分泌されるホルモンとその働き

■膵臓から分泌されるホルモン

膵島ホルモン(ランゲルハンス島)・グルカゴン、インスリン

■疾患

糖尿病の特徴と合併症

バセドウ病、メルゼブルグ三徴の原因

高浸透圧非ケトン性昏睡(高浸透圧高血糖症候群)の原因

運動器

骨折の基礎知識

骨折時の症状

長管骨の骨折の種類

骨盤、大腿骨骨折時の注意点

骨折で障害される神経

骨折から生じる主な合併症

脊椎の数

脊髄損傷部位と症状

骨粗鬆症の危険因子

骨粗鬆症の症状と特徴

骨肉腫の症状と病態

血液・造血器

血液の基礎知識

血清と血漿の違い

赤血球の働きと基準値

白血球の 6種類

白血球の働きと基準値

単球の働きと特徴

Tリンパ球(T細胞)の働きと特徴

Bリンパ球(B細胞)の働きと特徴

好酸球と好中球の働きと特徴

好塩基球の働きと特徴

血小板の働きと特徴

貧血の定義・ヘモグロビン(Hb)濃度の基準値

貧血の種類

貧血の治療

血液型不適合輸血の症状

白血病の特徴と危険因子

悪性リンパ腫の症状

悪性リンパ腫の診断

浮腫の原因 4種

肝・胆・膵

肝臓の働きと基礎知識

A型肝炎ウイルスの特徴

B型肝炎ウイルスの特徴

肝臓癌の特徴と危険因子

肝細胞性黄疸の原因と上昇するビリルビン

閉塞性黄疸の原因と上昇するビリルビン

溶血性黄疸の原因と上昇するビリルビン

新生児黄疸の原因と上昇するビリルビン

胆嚢・胆道の解剖

胆道の解剖「閉塞性黄疸」

膵臓の働きと基礎知識

カロー三角

腎・泌尿器

腎臓の働きと基礎知識

腎機能の指標の種類

ネフローゼ症候群の特徴と診断基準

腎不全進行と腎性貧血との関連性

急性腎不全の症状と食事療法

急性膀胱炎3つの症状

膀胱腫瘍(膀胱癌)の特徴

乏尿、無尿、多尿の数値

尿管の生理的狭窄部

器質性尿失禁の種類

前立腺癌の特徴と危険因子

利尿薬の基礎知識

女性特有の疾患

ゴナドトロピン/女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の種類

女性ホルモン(プロゲステロン・エストロゲン)の働き

乳癌の特徴と危険因子

子宮頸癌の特徴と危険因子

子宮体癌の特徴と危険因子

歯・口腔

口腔ケアのブラッシング方法の名称

4 小児看護学

乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスク因子

小児感染症と主な病原体

小児感染症の主なワクチン

川崎病の主要症状

5 母性看護学

ネーゲレの計算法(分娩予定日の概算法)

妊婦健診の回数・頻度

母乳栄養と人工栄養(粉ミルク)の比較

6 老年看護学

廃用症候群の症状

7 精神看護学

統合失調症の病型種類と基礎知識

統合失調症の主な治療薬 3種

うつ病の基礎知識

うつ病の主な治療薬 3種

うつ病患者への看護の基礎知識

不眠(睡眠障害)の種類 4つ

抗精神病薬による主な錐体外路症状

8 看護の統合と実践

医療安全

インシデントレポートの意味と目的

9 健康支援と社会保障制度

医療提供施設の分類

要介護認定の制度と仕組み

妊婦(産前・産後)就業制限

典型7公害の種類

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書籍情報

  • ISBN:9784883787456
  • ページ数:336頁
  • 書籍発行日:2023年4月
  • 電子版発売日:2023年4月28日
  • 判:A5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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