NEWはじめての消化器外科看護

  • ページ数 : 168頁
  • 書籍発行日 : 2023年7月
  • 電子版発売日 : 2023年7月6日
¥2,970(税込)
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商品情報

内容

要点がパッとつかめる&根拠がわかる

消化器外科看護の必須知識をビジュアル解説。術前術後のケアの根拠が明確にわかるだけでなく、先輩ナースの経験に根ざしたコツや注意点などもふんだんに紹介。消化器外科看護の要点がギュッと詰まっているので、復習・指導用テキストとしてもおすすめ。理解度が確認できるWEBテスト付き。
手術前の情報収集、麻酔の影響や呼吸・循環状態など術後観察のポイント、ドレーンや傷の管理・ストーマなどのケア、食道・胃・結腸・直腸・肝臓・胆道・膵臓各部位の解剖・疾患の知識からそれぞれの術後ケア、急性腹症や薬剤についてていねいに解説。

※p.116「肝細胞がんの治療アルゴリズム」の図表は許諾の関係により掲載しておりません。予めご了承ください。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
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序文

はじめに
ようこそ消化器外科看護の世界へ


消化器外科は、生活の質で最も重要な「消化」「吸収」に関わる臓器を扱う分野です。さらに急性期から終末期までのあらゆる病期の患者さんに対応しています。消化器外科に関わる看護師は、医師と協働し、より高い治療効果を求め、自分らしい生活を送ることができるように患者さんに寄り添い、専門性の高いあたたかい看護を提供しています。

消化器外科領域ではよく「看護の力が、患者さんの生活に密接に影響する」と言われます。看護師は、入院前に大きな不安を抱えている患者さんに、外来にて医師からの病状説明の理解度を確認し、不安を少しでも軽減できるように丁寧に関わり、病棟での看護に引き継ぎます。病棟では、チーム医療を実践することで、術前術後のリスク管理を行い、早期回復を目指します。医師、看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、ソーシャルワーカーなどが参加する多職種カンファレンスを行い、関わるすべてのスタッフが術後の経過について情報共有を行っています。

看護師は、術後早期離床のために、時には患者さんの状態を確認しながら一緒に歩くこともあります。疼痛が軽減し、ドレーンが抜けていくことで、日々ADLが拡大されていく過程で人間の回復力のすばらしさを感じています。また、ストーマが造設されたり、栄養チューブやドレーンが挿入されたまま退院する患者さんには、退院指導が重要になります。ストーマ造設による衣服に関する相談や羞恥心への配慮も、看護師の大切な役割です。どの疾患においても、患者さんとその家族が退院後どのような生活を望んでいるのか確認し、医師や多職種と情報共有しながら患者さんとその家族が意思決定できるように支援しています。看護師の立場で、元気に退院していく患者さんの姿をみることは消化器外科看護の最大の魅力でもあります。

消化器外科疾患では手術療法、放射線療法、化学療法などを組み合わせた治療が行われます。本書は主に手術療法についてイラストや写真を用いてわかりすく解説しています。そして疾患・治療について医師が、特徴的な薬剤については薬剤師が、また入院前の情報収集、アセスメントから看護計画の考え方、術前・術後管理、ドレーン管理、疼痛管理、精神的なケアについて、入退院支援センター、集中治療室の看護師、病棟看護師、各スペシャリストたちが、それぞれの立場から看護の実践について紹介しています。看護師を目指している看護学生さんには臨地実習で、消化器外科病棟に配属となった看護師さんには日々の看護実践で、ぜひ活用していただければ幸いです。


2023年夏
国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 看護部副看護部長
浅野裕美子

目次


・はじめに

・振り返りテストダウンロード方法

・編集・執筆者一覧

【1章 術前の情報収集とケア】

1 術前検査で起こりうるリスクを予測する

2 視て、聴いて、触れて患者の全体像をアセスメントする

3 薬歴・健康食品の確認と休薬・休止指導

4 術前の食事摂取状態と栄養管理・周術期の口腔管理

5 術前説明や指導は術後の回復過程に大きく影響する

6 多職種・多角的な術前の情報収集とアプローチは重要

7 せん妄リスク

【2章 術後観察のポイントとケア】

1 消化器外科手術における麻酔の種類と特徴

2 手術後の体温管理

3 術後せん妄

4 循環動態

5 呼吸状態

6 腹部状態

7 輸液

8 ドレーン管理

9 創の管理

10 ストーマ

11 栄養とNST

12 リハビリテーション

【3章 部位別の解剖・疾患・治療・ケア】

1 食道の解剖・主な疾患と治療

2 食道の術後ケア

3 胃の解剖・主な疾患と治療

4 胃の術後ケア

5 結腸の解剖・主な疾患と治療

6 結腸の術後ケア

7 直腸の解剖・主な疾患と治療

8 直腸の術後ケア

9 肝臓の解剖・主な疾患と治療

10 肝臓の術後ケア

11 胆道の解剖・主な疾患と治療

12 胆道の術後ケア

13 膵臓の解剖・主な疾患と治療

14 膵臓の術後ケア

15 急性腹症の主な疾患と治療

16 急性腹症の術後ケア

【4章 消化器外科で使用される主な薬剤】

消化器外科における薬剤投与

・引用・参考文献

・索引

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書籍情報

  • ISBN:9784840481854
  • ページ数:168頁
  • 書籍発行日:2023年7月
  • 電子版発売日:2023年7月6日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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