形成外科 2024年2月号【特集】動静脈奇形症例集(3)―躯幹―

  • ページ数 : 119頁
  • 電子版発売日 : 2024年2月22日
¥3,630(税込)
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商品情報

内容

動静脈奇形は治療に難渋する疾患の代表の1つだが,発症頻度は高くないため扱いに苦悩することになる。本特集では,その第3弾として「躯幹の動静脈奇形の症例」を集めた。今回は形成外科で現在扱うことの多い胸腹壁の病変について,難解な疾患の病態理解に精通した専門家による治療の選択肢を紹介する。

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序文

企画にあたって

動静脈奇形は治療に難渋する疾患の代表の1 つです。形成外科医として診療していると,必ず数年に1 症例は治療する機会があることでしょう。しかし,発症頻度が高い疾患ではないため,形成外科医をはじめどの科の医師もその扱いに苦悩することになります。出血する,治癒させることが難しく再発する,放置すれば周辺組織を破壊する,治療しても周囲を含めた組織欠損を生じるなど,患者と治療者の悩みはつきません。まとまった数の治療経験をもっている専門家や施設は限られているため,各施設で治療している症例の情報をより多くの専門家同士で共有する場が必要と考えました。

本特集では,その第3 弾として「躯幹の動静脈奇形の症例」を集めました。躯幹には,呼吸,循環,消化吸収,排泄,および生殖など生きるために基本となる臓器が納められています。形成外科で主に扱う胸腹壁および骨盤底は,それらの重要臓器が健常に機能しそれを守るための外郭であるとともに,主に着衣上からのきれいな輪郭にかかわってくる部位でもあります。躯幹の多血病変である動静脈奇形を治療する場合に,機能の四肢,外観の顔の場合とどのような違いがあるのでしょう。今号では,治療するのに悩ましい躯幹の大きな動静脈奇形の症例報告を掲載します。

動静脈奇形は胸腹腔ならびに骨盤腔内にも生ずるため,躯幹の同病変といえばそれら深部病変を無視することはできませんが,今回は形成外科で現在扱うことの多い胸腹壁の病変の症例報告のみとなっています。今後,この難解な疾患の病態理解に精通した形成外科医が,多くのほかの専門家と組んで意見を交わし合い,領域や臓器を超えて動静脈奇形の患者さんたちの診療にかかわり,そのQOL 向上に貢献されることを望みます。


信州大学形成外科 杠 俊介

目次

随想

うざき上司になりにけり (小山明彦)

特集 動静脈奇形症例集3―躯幹―

企画にあたって (杠 俊介)

胸壁に生じた巨大AVMに対してモノエタノールアミンオレイン酸塩を用いた塞栓-硬化療法が奏効した1例 (野口美帆ほか)

周囲二重結紮法で外科的治療した胸壁動静脈奇形の1例 (生越 章ほか)

胸郭変形を生じた小児体幹部動静脈奇形の1例 (野村 正ほか)

術中大量出血を来たした背部巨大動静脈奇形の1例 (岩科裕己ほか)

ハイブリッド治療にてアルコール硬化を施行したが術後に出血を繰り返した右鼠径部動静脈奇形の1例 (掛川恭吾ほか)

連載:形成外科Topics!

M.O.I.S.T.:創傷治療をすべての医療者が計画的に行うための新しい概念 (寺師浩人ほか)

コラム:編集委員長コラム[第54回] (細川 亙)

連載:形成外科NEXT―次世代の本音―

名人への道 (大西文夫 164)

連載:教室だより北~南

No.110 京都府立医科大学附属病院 形成外科 (沼尻敏明)

連載:ザッツ形成外科!

Vol.2 回診当番 (中村 優)

原著

頭皮縫縮術における術後瘢痕性脱毛の予防―より効果的な減張切開法― (白石万紀子ほか)

「頭皮縫縮術における術後瘢痕性脱毛の予防―より効果的な減張切開法―」に関する追加発言 (細川 亙)

照射歴のある温存乳房に対する乳房全切除術後人工乳房再建 (名倉直美ほか)

症例

頭部に生じたfibroepithelioma of Pinkusの1例 (上田貴之ほか)

エキスパンダー破損後に収縮しかけた皮膚を術中エキスパンダー法にて再び伸展させ利用した1例 (福原定子ほか)

有茎腹部皮弁再建後に生じた表皮嚢胞内外傷性異所性爪の1例 (矢持 良ほか)

工夫

鼻中隔外鼻形成術―鼻中隔軟骨尾側部の再建方法― (竹内直子ほか)

外国文献抄訳 PRS Vol.151 No.6 (高清水一慶)

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書籍情報

  • ISBN:9784014106702
  • ページ数:119頁
  • 書籍発行日:Invalid date
  • 電子版発売日:2024年2月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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