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- 最新主要文献とガイドラインでみる 呼吸器内科学レビュー 2024-'25
商品情報
内容
直近2年間を中心に、国内外で発表された呼吸器分野の文献レビューです。広く呼吸器内科関連の最近のトピックスを把握でき、呼吸器内科専門医だけでなく、専門医を目指す方にも必携の一冊です。
序文
序文
世界はCOVID-19感染のパンデミックを経験し，感染症の蔓延という差し迫った危機に対し，最新技術を用いた新たな予防，診断，治療法の迅速な開発を含め，対応を求められることを身をもって知りました．しかし，そのような危機に際し，技術は大きく進むことも確認できた経験と言えます．
「網羅的研究手法」，「遺伝子編集」，「バイオインフォマティックス」など，臨床現場に大きな恩恵をもたらしている基礎研究手法の進歩や，「分子標的に対する個別化治療」，「ゲノム医療」，「画像」，「内視鏡診断・治療」など，呼吸器診療技術の急速な進歩，さらに，仮想現実，拡張現実，人工知能，ロボット工学などのテクノロジー開発の状況を踏まえ，患者の呼吸器の問題を総合的に診療することが望まれている呼吸器内科医が，専門分野の細分化も進み，各分野の最新情報のほぼすべてに目を通すことが困難となっている現在，最新のエビデンスに焦点を当てた本書「呼吸器内科学レビュー」は，その情報へのアクセスを容易にする趣旨で刊行されました．上述のようなポストCOVID-19時代，その意義が一層深くなったと思われます．「呼吸器学全般の最新エビデンスへのアクセスポイント」
本書の最大の特徴は，直近2年程度の国内外の重要論文に焦点を当てた検討と解釈がなされていることにあります．そして，呼吸器内科を15分野に大別し，さらに細分化して合計49項目のテーマを定め，各テーマの執筆はその領域における気鋭のエキスパートの先生方にお願いし，ご自身の個人的見解を加えつつ，項目ごとのオーバービューを記述いただきました．その結果，呼吸器学全般の最新の進歩がひと目でわかる内容となりました．
呼吸器診療の現場で大いに活用いただくことで，皆様の専門医診療にお役立ていただける「呼吸器学全般の最新エビデンスへのアクセスポイント」ができたと確信しております．
2023年11月
弦間 昭彦
日本医科大学学長
目次
I章 呼吸器感染症
ウイルス性肺炎（COVID-19を除く）
COVID-19（新型コロナウイルス感染症）
市中肺炎（細菌性肺炎を中心に）
市中肺炎（非定型肺炎）
誤嚥性肺炎
院内肺炎
肺結核症
非結核性抗酸菌症
肺真菌症
医療・介護関連肺炎（NHCAP）
II章 閉塞性肺疾患
COPDの薬物療法
COPD（リハビリテーション）
気管支拡張症
その他の慢性気道炎症
III章 間質性肺疾患
特発性間質性肺炎
特発性肺線維症・間質性肺疾患の急性増悪
IV章 肺胞性肺疾患
肺胞性肺疾患（肺胞蛋白症、特発性肺ヘモジデローシス）
V章 肺循環障害に起因する肺疾患
肺動脈性肺高血圧症
肺血栓塞栓症
VI章 アレルギー性肺疾患
気管支喘息
慢性咳嗽（咳喘息）
好酸球性肺疾患
過敏性肺炎
VII章 全身性疾患と肺病変
膠原病に合併する肺病変
ANCA 関連肺疾患
サルコイドーシス
VIII章 じん肺
じん肺
IX章 医原性肺疾患
薬剤性肺障害
放射線肺臓炎
X章 胸膜の疾患
胸膜中皮腫およびその他の胸膜疾患
胸膜炎
XI章 呼吸不全と換気障害
睡眠時無呼吸症候群
慢性呼吸不全
急性呼吸不全と急性呼吸促迫症候群
XII章 肺腫瘍
肺癌の画像診断
肺癌の内視鏡診断
限局型小細胞肺癌
進展型小細胞肺癌
I期、II期非小細胞肺癌
III期非小細胞肺癌
IV期非小細胞肺癌
XIII章 縦隔の疾患
縦隔腫瘍の治療
胸腺腫瘍の薬物療法
XIV章 新テクノロジーと肺疾患
呼吸器画像診断と新テクノロジー
呼吸器病理診断と新テクノロジー
呼吸器内視鏡診断と新テクノロジー
間質性肺炎診療と新テクノロジー
XV章 その他
希少疾患
肺移植
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書籍情報
- ISBN：9784883784769
- ページ数：360頁
- 書籍発行日：2023年11月
- 電子版発売日：2023年11月17日
- 判：AB判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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