泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2023

  • ページ数 : 152頁
  • 書籍発行日 : 2023年12月
  • 電子版発売日 : 2023年12月15日
¥4,180(税込)
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商品情報

内容

7年ぶりの改訂!
多様化する泌尿器科領域の手術・検査に関わる全ての医療従事者必見!
最新情報を網羅した新しいガイドラインです。
是非、ご一読ください。

序文


「泌尿器科領域における周術期感染予防ガイドライン2015」が発刊されてから7年が経過しました。この間に,泌尿器科手術は技術的にも目覚ましい進化を遂げ,さらにそれらの新規技術は次々と新しい分野に適応されています。ロボット支援腹腔鏡手術は根治的前立腺摘除術にとどまらず,腎部分切除術,腎盂形成術,根治的膀胱全摘除術,仙骨膣固定術,さらには腎・尿管摘除術や副腎摘除術にも幅広く適応となりました。尿路結石分野においてもECIRSが広く普及し,一般病院においても安全かつ効率よく尿路結石の治療が行われています。また尿道狭窄に対しての内視鏡的切開術の功罪が認知されはじめたことにより,開放手術による尿道形成術が新たな分野として広まりつつあります。

周術期感染対策も抗菌薬の選択・投与方法・投与期間のみではなく,周術期の禁煙・禁酒,栄養状態評価,血糖管理などでも新しいエビデンスが蓄積されてきました。術中の手洗い・術野消毒・閉創の方法なども日々改善されており,ドレープ・ドレーン・抗菌吸収糸・創保護材などの新規ツールも開発されています。いまではタイムアウトをふくめたリスク管理もどこの病院でも一般化しています。COVID-19 の感染拡大により手術が急遽中止になったり,感染者を手術することにより医療従事者に感染が伝搬したり,その感染対策をめぐり日本中(世界中)の医療機関が大混乱したことも記憶に新しいと思います。

本ガイドラインは前ガイドラインを参考にしつつ,総論6項目と各論9項目にそれぞれ関連する標準治療として確立したBQ(バックグラウンドクエスチョン),新たなエビデンスを益と害のバランスを考慮しつつ日常診療に還元するCQ(クリニカルクエスチョン),そして近い将来の課題に関するFRQ(フューチャーリサーチクエスチョン)を設定し,それに回答するという体裁で構成されています。解説でも可能な限り整理した情報を紹介していますが,まだまだエビデンスが足りない部分も少なくありません。本ガイドラインが泌尿器科手術に関わる泌尿器科専門医に適切に活用されることを願っておりますが,次回の改訂にむけて未解決な分野や項目についても泌尿器科専門医によって多くの知見が報告されエビデンスが蓄積されていくことを期待しています。


2023年10月

日本泌尿器科学会専門領域部会尿路性器感染症
部会長  山本新吾
副部会長 宮𥔎 淳

目次

はじめに

総論

1.周術期感染症の定義と手術分類

BQ1.泌尿器科領域における周術期感染症の定義とは?

BQ2.泌尿器科領域における手術はどのように分類されるか?

2.予防抗菌薬

BQ3.予防抗菌薬投与の適切なタイミングはいつか?

BQ4.泌尿器科手術の SSI予防に有効な抗菌薬はなにか?

CQ1.予防抗菌薬はどれくらいの投与期間が推奨されるか?

CQ2.術前の尿培養が陽性であった場合,術前の尿路感染症治療は推奨されるか?

3.術前処置

CQ3.鼻腔 MRSA保菌者の術前除菌は推奨されるか?

CQ4.尿中 MRSA保菌者の術前除菌は推奨されるか?

CQ5.栄養状態不良の患者における術前栄養状態改善は推奨されるか?

CQ6.術前の禁煙は推奨されるか?

CQ7.術前の禁酒は推奨されるか?

CQ8.腸管利用尿路変向手術において術前腸管処置は推奨されるか?

CQ9.術前のクリッパー除毛は推奨されるか?

CQ10.術前のステロイド,免疫抑制薬の減量・中止は推奨されるか?

CQ11.術前の分子標的薬の休薬は推奨されるか?

CQ12.術前の CHGのシャワーや入浴は推奨されるか?

4.術中処置

CQ13.スクラブ法とラビング法のどちらが推奨されるか?

FRQ1.術前皮膚消毒において推奨される消毒薬はなにか?

CQ14.2 重手袋は推奨されるか?

FRQ2.密着式ドレープは推奨されるか?

CQ15.手術中の機器交換は推奨されるか?

CQ16.周術期の胃管の挿入は推奨されるか?

CQ17.術後ドレーン留置は推奨されるか?

CQ18.骨盤内手術における術中ヘルニア防止術は SSI発生に影響を与えるか?

CQ19.閉創前の腔内洗浄は推奨されるか?

CQ20.閉創前の生理食塩水もしくは消毒液による創傷洗浄は推奨されるか?

CQ21.閉創時の抗菌吸収糸の使用は推奨されるか?

CQ22.腹部開放手術後の皮下ドレーン留置は推奨されるか?

CQ23.閉創時の生体接着剤やステープルの使用は推奨されるか?

5.周術期管理

CQ24.タイムアウトの実施は推奨されるか?

CQ25.周術期管理プログラム(enhanced recovery after surgery:ERAS)は推奨されるか?

CQ26.術後の厳格な血糖管理は推奨されるか?

CQ27.術中の保温は推奨されるか?

CQ28.周術期の高酸素濃度は推奨されるか?

CQ29.腹部手術後の創傷管理に創保護材は推奨されるか?

6.COVID-19 対策

BQ5.COVID-19 対策として術前の必要な問診は?

BQ6.COVID-19 対策として術前の検査は必要か?

各論

1.開放・腹腔鏡(ロボット支援)手術

BQ7.低侵襲手術(腹腔鏡手術またはロボット支援手術)と開放手術のあいだで SSI発生率に差があるか?

CQ30.清潔手術に推奨される予防抗菌薬は?

CQ31.準清潔手術に推奨される予防抗菌薬は?

CQ32.汚染手術(消化管利用手術)に推奨される予防抗菌薬は?

CQ33.感染創の手術に推奨される予防抗菌薬は?

2.小児手術

BQ8.本邦の予防抗菌薬投与の現状は?

CQ34.予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ35.推奨される予防抗菌薬は?

CQ36.腹腔鏡手術・ロボット支援手術に推奨される予防抗菌薬は開放手術と異なるか?

3.腎移植術

BQ9.周術期感染のリスク因子は?

BQ10.移植前の感染症や感染症の原因になりうる病変は前もって治療しておくべきか?

FRQ3.皮膚のスクラビングやイソジンドレープの使用は推奨されるか?

CQ37.生体腎移植術に推奨される予防抗菌薬は?

FRQ4.献腎移植術に推奨される予防抗菌薬は?

BQ11.ウイルスや真菌感染の予防は必要か?

4.尿路内視鏡検査

CQ38.膀胱尿道鏡検査に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ39.尿管鏡検査に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ40.DJステント留置・交換に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ41.腎瘻造設,交換に予防抗菌薬は推奨されるか?

5.尿路内視鏡手術

CQ42.TURBTに予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ43.TURPに予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ44.経尿道的前立腺核出術(HoLEP,TUEB)に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ45.経尿道的レーザー前立腺蒸散術(PVP,CVP)に予防抗菌薬は推奨されるか?

6.尿路結石の手術

BQ12.尿路結石症の手術において患者ごとに予防抗菌薬を検討することは推奨されるか?

CQ46.ESWLに予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ47.PNLに予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ48.TULに予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ49.ECIRSに予防抗菌薬は推奨されるか?

7.人工異物を使用する手術

CQ50.腹圧性尿失禁および骨盤臓器脱に対するメッシュ手術に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ51.前立腺小線源療法に予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ52.男性会陰部への人工物留置手術(陰茎プロステーシス手術,人工尿道括約筋植え込み術)に予防抗菌薬は推奨されるか?

8.尿道狭窄に対する尿道形成術

BQ13.SSI予防の問題点は?

BQ14.術前細菌尿による合併症はなにか?

CQ53.術前からの予防抗菌薬は推奨されるか?

CQ54.術後の予防抗菌薬長期投与は推奨されるか?

FRQ5.予防抗菌薬投与以外の対策にはどのようなものがあるか?

9.前立腺生検

BQ15.感染症予防は推奨されるか?

CQ55.経会陰的前立腺生検時に推奨される予防抗菌薬は?

CQ56.経直腸的前立腺生検時に推奨される予防抗菌薬は?

CQ57.経直腸的前立腺生検前の直腸スワブ培養は推奨されるか?

CQ58.経直腸的前立腺針生検でポビドンヨード(povidone iodine:PVP-I)による直腸内消毒はすべきか?

CQ59.前立腺生検後の急性細菌性前立腺炎に推奨される予防抗菌薬は?

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書籍情報

  • ISBN:9784865175622
  • ページ数:152頁
  • 書籍発行日:2023年12月
  • 電子版発売日:2023年12月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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