最新ガイドラインに基づく 循環器疾患 診療指針 2024-'25

  • ページ数 : 420頁
  • 書籍発行日 : 2023年12月
  • 電子版発売日 : 2023年12月22日
¥12,100(税込)
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商品情報

内容

循環器疾患領域のガイドラインへのガイド本として定評ある書籍が「2024-’25版」として大幅改訂!

代表的な循環器疾患に関する最新情報をまとめ、要点や知見をわかりやすく解説。
最新の診療ガイドラインの内容に準拠した治療法や処方例を掲載しており、専門医はもちろんのこと、非専門医や研修医・開業医にも役立つ一冊。

序文

序文

近年,エビデンスに基づいた医学(EBM)の普及により,循環器診療は格段に進歩した.こうした中で,膨大なエビデンスを集積したうえで有益な情報を抽出し,これを考察して,患者にとって最も有効でかつ安全性の高い診断・治療法の指針を示すのが,ガイドラインの役割である.ただし,ガイドラインはあくまでも指針に過ぎず,具体的な手順や行為を示すいわゆるマニュアルとは異なり,ガイドラインだけで診療を行うことは困難である.また,症例は個々に異なっており,経験に基づいたノウハウはとても重要であり,これを決して欠かすことはできない.本書はEBM 成熟期にある現代において,ガイドラインとマニュアルの間を取り持つものであり,ガイドラインの概説とともに,経験豊富な医師による具体的な診療内容が記載されている.

また,世界では欧米を中心に多くの診療ガイドラインが発表されているが,人種差や医療保険制度の違いなどから,そのままの形で日本人に適用することは現実的に難しい.欧米のガイドラインに学びながらも日本独自のガイドラインを作成し,常にアップデートすることが重要である.最近では日本人を対象にした無作為化比較試験やメタ解析,システマティックレビュー,ビッグデータのコホート解析などの結果が世界に対して盛んに発信されるようになり,それらのエビデンスを基に日本のガイドラインの改訂が進んでいる.

本書では,循環器疾患の各領域の第一線の臨床医に,ここ数年来に発表された内外のガイドラインまたはフォーカスアップデート版に基づいた最新の診断・治療法について,ご執筆・ご解説いただくようにお願いした.特に本書では,最近発刊されたガイドラインの改訂内容が,各エキスパートの先生方により加筆されており,その最新の状況が一目でわかるように工夫した(「ガイドラインの現況」の変更点を   で明示).研修医,循環器専門医だけでなく,循環器非専門医の先生方にとって日常臨床の一助となることを祈念する.


2023年12月

北海道大学大学院医学研究院 循環病態内科学教室 教授
安斉俊久

目次

1.冠動脈疾患

急性冠症候群(ST上昇型心筋梗塞)

急性冠症候群(非ST上昇型急性冠症候群)

安定狭心症

陳旧性心筋梗塞

無症候性心筋虚血

冠攣縮性狭心症

川崎病

2.不整脈

洞不全症候群

房室ブロック,脚ブロック,心室内伝導障害

心房細動

心房粗動・心房頻拍

発作性上室頻拍

心室頻拍・心室細動

QT延長症候群

ブルガダ症候群,早期再分極症候群(J波症候群)

3.心不全・心筋/心膜疾患

急性心不全

慢性心不全—LVEFの低下した心不全(HFrEF)

慢性心不全—LVEFの軽度低下した(HFmrEF)および保たれた心不全(HFpEF)

重症心不全(心臓移植・植込型補助人工心臓治療)

拡張型心筋症

肥大型心筋症

不整脈原性右室心筋症

心臓サルコイドーシス

心アミロイドーシス

その他の二次性心筋症(心ファブリ―病など)

心筋炎

心膜炎・心タンポナーデ

心臓腫瘍

4.弁膜症

僧帽弁閉鎖不全症

僧帽弁狭窄症

大動脈弁閉鎖不全症

大動脈弁狭窄症

三尖弁閉鎖不全症

感染性心内膜炎

人工弁置換術後

5.先天性心疾患

心房中隔欠損症

心室中隔欠損症

ファロー四徴症

修正大血管転位

フォンタン循環

6.大動脈疾患

急性大動脈解離

大動脈瘤(胸部・腹部)

炎症性大動脈疾患

遺伝性大動脈疾患

7.肺循環・末梢血管疾患

肺高血圧症

肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症

下肢静脈瘤・静脈血栓後症候群

末梢動脈疾患

8.生活習慣病・その他

高血圧症

糖尿病と心血管疾患

脂質異常症と動脈硬化

慢性腎臓病と心血管疾患

内分泌疾患と心血管疾患

睡眠呼吸障害と心血管疾患

がんと心血管疾患

妊娠と心血管疾患

非心臓手術と心血管疾患

心血管疾患における緩和ケア

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書籍情報

  • ISBN:9784883789351
  • ページ数:420頁
  • 書籍発行日:2023年12月
  • 電子版発売日:2023年12月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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