Dr.大塚式4ステップ診断法でマスターする 血液ガスドリル

  • ページ数 : 104頁
  • 書籍発行日 : 2024年2月
  • 電子版発売日 : 2024年2月15日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

人気ドリルシリーズに”血液ガス”が仲間入り!

「Dr.大塚式4ステップ診断法」で、初学者でも診断のコツがわかる!血液ガスや酸塩基平衡を勉強中の方・苦手な方も、穴埋め式の問題と丁寧な解説でしっかりマスター。

序文

はじめに

「血液ガス」は,呼吸の勉強を始めて最初に直面する関門の一つです.特に酸塩基平衡が難しいという声を耳にします.化学式や数式が出てくるので,苦手だった高校の化学や数学を思い出して暗い気分になるからかもしれません.確かに酸塩基平衡は化学の理論そのものですが,コツさえわかれば誰でも習得可能です.

本書は,過去に血液ガスや酸塩基平衡を勉強しようと思ったけれど挫折してしまった方,今まさに勉強中だけど理解が進まない方を対象に,勉強のコツをお伝えするために作成しました.マスターしてほしいテーマごとに項目を設け,そこで知識の習得が完結する構成としました.まず虫食い状にキーワードを隠した文章が出てきます.穴埋め部分がスラスラと解答できるなら,その項目は理解できています.次の項目に進んでください.もし自信がないときは,「解説」を読んでください.

「第4章 酸塩基平衡の診断」では,独自に開発した4ステップ診断法を解説しています.これが診断のコツです.試してみてください.確認問題では,誤ってたどり着いた診断ごとに,「間違いポイント」を詳しく分析しています.間違えるポイントはだいたい決まっています.なかなか正解にたどり着けない方は,ぜひ参考にしてみてください.

文章が中心の一般的な解説書だと,内容が頭に入らないまま読み進めてしまうことや,なんとなくわかった気分になってしまうことがあります.本書で採用したドリル形式は,内容をしっかり理解していないと読み進められないので,自分の弱点に気付くことができます.結果的として,きちんとした知識を短時間で身につける効果が期待できます.なお,本ドリルは副教材で,教科書ではありません.気楽に読み進められるように化学式や数式はできるだけ使わず,難しい説明も省きました.本書を手に取られた方は,系統的に記述された教科書を1冊はお持ちでしょう.本書の各項目の解説を読んでもよくわからないときは,それらを参考にしてみてください.

最初から順に読むことをお勧めしますが,多くの項目は独立しているので,知りたいテーマをピンポイントで拾い読みすることも可能です.本ドリルを,血液ガス・酸塩基平衡で悩めるすべての方々に贈ります.


2024年3月

大塚 将秀

目次

第1章  血液ガスの基礎 

1 血液ガスとは

2 血液ガス分析とは

3 動脈血の血液ガス分析を行う意義

4 分圧とは

5 呼吸生理学で使用される記号

第2章  酸素化の評価

1 酸素の重要性

2 体内の酸素の流れ

3 酸素化障害と低酸素血症と低酸素症

4 肺の酸素化障害の評価

5 酸素運搬

第3章  酸塩基平衡の評価

1 酸と塩基

2 pH(ピーエイチ)とは

3 二酸化炭素(炭酸ガス)

4 炭酸水素イオン(重炭酸イオン)

5 血液のpHを左右する因子

6 ベースエクセス(base excess)

7 アシドーシスとアルカローシス

8 酸塩基平衡の代償反応

9 アシデミアとアシドーシス,アルカレミアとアルカローシス

10 アニオンギャップ(anion gap)

第4章  酸塩基平衡の診断

1 4ステップ診断法 ― ステップ

 酸塩基平衡が正常かどうかを診断する

2 4ステップ診断法 ― ステップ2 

 異常がアシドーシスとアルカローシスのどちらであるかを診断する

3 4ステップ診断法 ― ステップ

 異常が呼吸性と代謝性のどちらであるかを診断する

4 4ステップ診断法 ― ステップ

 代償が働いているかどうかを診断する

5 4ステップ診断法 ― 確認問題

第5章  臨床と結びつけよう

1 低酸素症

2 中枢性過換気

3 乳酸アシドーシス

4 ケトアシドーシス

5 敗血症

6 電解質異常と酸塩基平衡 ― 嘔吐

7 電解質異常と酸塩基平衡 ― 下痢

8 腎疾患

9 医原性の酸塩基平衡異常 ― 輸血,ループ利尿薬,炭酸脱水酵素阻害薬

第6章  データがおかしいとき

1 検体の放置

2 空気の混入

3 静脈血の混入

4 生理食塩液による希釈

5 安定した状態でないときの測定

第7章  練習問題

索 引

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書籍情報

  • ISBN:9784883784905
  • ページ数:104頁
  • 書籍発行日:2024年2月
  • 電子版発売日:2024年2月15日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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