呼吸・心臓リハビリテーション 第3版

  • ページ数 : 264頁
  • 書籍発行日 : 2024年2月
  • 電子版発売日 : 2024年2月14日
¥5,500(税込)
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商品情報

内容

効果的な手技が自信をもって選べる!現場で役立つ定番書の第3版
呼吸・循環器疾患のリハが1冊にまとまった好評書の第3版!疾患ごとに知識と手技の2部構成で解説.ガイドラインに準じてアップデートし,さらに充実の内容となりました.現場で即戦力となる実践書です!

序文

第3版の序

肺と心臓は隣り合って直結している臓器で,互いに強く影響しあっている.特に近年,リハビリテーションの対象が,多疾患・重複障害を有する高齢者が多くなったこともあり,リハビリテーションを行う際には,多臓器への配慮がますます重要になってきている.

しかし,リハビリテーションの診療報酬体系は疾患別が継続され,リハビリテーション専門職も分科した学会などで疾患別の専門性を追求することを求められ,臓器や機能の相互連関をはじめとして身体全体をとらえることがいまだに疎かになっていることは否めない.今後さらに患者の高齢化が進むと予想されていることからも,「疾患を診るリハビリテーション」から「ひとを診るリハビリテーション」へのパラダイムシフトを加速する必要がある.

本書は第2, 3 章と疾患ごとのリハビリテーションで構成されているが,リハビリテーションの本質は評価にある通り,入り口の第1 章で評価の共通性を強調した.また,第3 版でも現場重視を貫き,リハビリテーションプログラムの実際をふんだんなカラー写真で解説した.最新のガイドラインに基づく記述に徹底し,臨床のコツや工夫を随所に盛り込むことで,初心者にも理解しやすく,すぐに役立つ実践書として磨きがかかった.

思い起こせば,15 年ほど前に,「新しい呼吸と心臓のリハビリテーションの本をつくらないか」と,監修の居村茂幸先生にお声掛けいただき,神戸で最も古いイタリア料理店でその構想を熱く語られていた居村先生のお姿が瞼に浮かぶ.予約されていた席に着く前,編集者の鈴木美奈子さんの椅子をそっと引く姿は,紳士そのものであり,リハビリテーションにもつながる他者への配慮を垣間見た瞬間であった.居村先生の御霊の平安をお祈りし,先生の想いを少しでもこの本に乗せて読者に伝えられれば幸いである.

最後に難しい改訂作業を驚異的な正確さと丁寧さでサポートいただいた羊土社編集部の寺山七夢さんに心より感謝いたします.

「すべては患者さんのために」


2024年1月

順天堂大学保健医療学部理学療法学科
高橋哲也

目次

第1章 呼吸・心臓リハビリテーションに共通した評価方法【間瀬教史】

1.胸部の観察

2.呼吸困難の評価

3.運動耐容能の評価

第2章 呼吸器疾患のリハビリテーション【間瀬教史】

1.慢性閉塞性肺疾患(COPD)

2.間質性肺炎

3.外科手術後の急性呼吸不全

4.肺炎・ARDS

5.気管支喘息

第3章 循環器疾患のリハビリテーション【高橋哲也】

1.心不全

2.冠動脈疾患

3.心臓外科手術

4.胸部大動脈瘤・急性大動脈解離

5.下肢閉塞性動脈疾患

6.植込み型心臓電気デバイス(CIED)

7.心臓リハビリテーションにおける運動療法

8.付録

① リハビリテーション(運動)を一時中止する反応

② ボルグスケールと修正ボルグスケール

③ 心疾患理学療法におけるリスクマネージメント基準

④ 運動療法前のメディカルチェック

⑤ 主な身体活動とMETs

索 引

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書籍情報

  • ISBN:9784758110020
  • ページ数:264頁
  • 書籍発行日:2024年2月
  • 電子版発売日:2024年2月14日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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