小児四肢骨折治療の実際 第2版

  • ISBN : 9784307251167
  • ページ数 : 512頁
  • 書籍発行日 : 2014年7月
  • 電子版発売日 : 2019年11月6日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥18,700 (税込)
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商品情報

小児骨折治療のロングセラー!

おもな改訂点と特色
1)治療側が治療法の選択や患者への説明資料として,また学会発表の際の参考書として利用できるように,新旧文献,症例など可能な限り収載。文献数は初版516から1150と大幅に増。
2)重要性がますます増大しているインフォームド・コンセントについて追加記載。
3)誤診と医療過誤あるいはミスを少なくするために,各部位で比較的に稀な骨折脱臼症例を記載し,読者の認識を喚起。
4)代表症例,図数も増やし初版の425図にさらに158図を追加。

■ 序文

筆者が整形外科医として大学に入局した1954 年当時の骨折治療学のバイブルは,和書では『神中整形外科学』,洋書では成人に関してはBöhler の"Knochenbruchbehandlung",小児ではBlount の"Fractures in Children"であった。筆者が最初に購入した洋書が1955年に発刊されたBlount の本であり,次いで第2 冊目として1956 年発刊のBöhler の英語版を購入し,以来30 数年座右の書として用いてきた。しかし,成人の骨折治療学は麻酔の進歩,感染の防止,手術器具の改良,X 線チェックの容易さなどにより観血的治療の占める領域が飛躍的に増大し,もはやBöhler の名前を口に出すものはほとんどなく,成人の骨折治療に関する偉大な彼の業績は本邦における整形外科医から忘れ去られた印象を受ける。しかし,小児の骨折では依然としてBlount の考えは参考とされていて,このことは,小児の骨折治療学がこの30 数年の間に根本的には大きな変化がなかったことを示している。

整形外科学も多くの領域に細分され,それぞれの専門家が多数輩出しているけれども,骨折治療学は整形外科の原点であると信じている。第11 回日本骨折研究会で津山直一東大名誉教授が特別講演をされたが,骨折を扱うことがいかに整形外科医にとって大切なことであるかを強調されたのは印象的であった。小児骨折に関しての専門図書は本邦では1967 年の糟谷精一郎先生の『小児骨折の治療』が最初で,実地医家としての経験に基づいて書かれたこの本は実に内容豊富であり,ほとんどが現在でもそのまま座右の書として通用するものである。また最近,数冊の小児骨折に関する図書が分担執筆として発刊され,それぞれに執筆された著者の考え方が滲んでいる。

今回の小児四肢骨折の治療に関して執筆するにあたり,いかにすれば読みやすい本になるかを考えてみた。一般的な診察治療の順序を考えてみると,まず型通りの問診と視・触診をして骨折の部位と型を想定する。次いでX 線撮影をして確定診断をし,その損傷の型を知り,治療方針を決め,患者の家族へ説明し,十分な納得を得た上で治療を開始することになるであろう。そこで若干型破りであるが,この書の記載順序をその通りとし,治療方針と家族への説明に役立つような文献的考察をその部分に集めた。

なお,一般的にはこのような本では最初に総論で小児の骨の発生・解剖学的特徴,自家矯正,骨折の特徴,ギプス固定法,牽引法などについて記載されるのが普通であるが,各論と重複する可能性が大きいのでこれを省き,各論の中で必要なもののみ記載し,限られた頁数の中で各論の占める量を増加させた。また,骨折の発生メカニズム,頻度,好発年齢,症状,および必要な場合の解剖は簡単に文頭にまとめた。

本書は骨盤を含めた四肢に限定し脊椎は省いたが,これは筆者自身が脊椎について詳しく論じるほどの経験がなく,また現在ではまったく別のスペシャリティーに属していて,もし専門的治療を必要とする場合は成人や小児の区別なく脊椎専門医に治療をゆだねるべきとの考えに基づいたからである。示した症例はごく一部を除いてはほとんど筆者自身が経験した症例であり,治療方針や治療に関しては筆者自身の考えを主として述べたが,各人各様のところもあり,これらについてもできるだけ多く記述した。渉猟した文献は非常に多かったが,文中に引用したものは頁数の関係でごく一部しか記載できなかったのは残念であった。

大学を去った後でこの本を書き始めた関係で,文献の収集や写真の作成などいろいろと苦労はあったが,協力を惜しまなかった数人の友人がいたことは幸運であった。また,代表的症例や貴重な症例に関しての情報を提供してくれ,患者をともに診る機会や手術の機会を作ったり,日々激励してくれた同門の諸先生には本当に感謝している。言葉を換えていえば,この本は同門の諸先生が協力して作ってくれたものでもある。

執筆にあたり,できるだけ近視眼的・独断的意見に終始しないように気をつけたつもりであるが,自分ではなかなかわかりにくいものである。一応書き終わった段階で,順天堂大学山内裕雄教授に経験豊かな読者としてのご意見を頂戴すべくお願いしたが,ご多忙にもかかわらず全文通読の上,貴重で忌憚のない多くのご意見を戴き,大いに参考とさせて戴いた。深甚なる謝意を表明する。また,文献や症例を提供して戴いた九州大学杉岡洋一教授,岩手医科大学星秀逸教授に深謝する。そのほか昭和36 年以来多くの症例に接する機会を与えてくれた福岡県宮城病院院長宮城恒夫博士,資料の収集に協力してくれた同病院の職員一同,執筆のための良き環境を与えて戴いた筑豊労災病院院長後藤郁朗博士,整形外科の同僚など多くの人に感謝する。


平成4年9月

井上 博

■ 目次

上肢

肩関節周辺骨折・脱臼

鎖骨体部骨折

鎖骨外側端骨折

肩鎖関節脱臼

鎖骨内側端骨折(骨端離開)

肩甲骨骨折

烏口突起骨折

肩関節脱臼

上腕骨近位端骨折

上腕骨骨幹部骨折

肘関節周辺骨折・脱臼

上腕骨顆上骨折

上腕骨遠位骨端離開

上腕骨外側顆骨折

上腕骨内側上顆骨折

上腕骨内側顆骨折

上腕骨小頭・滑車骨折

Monteggia骨折

橈骨頭単独脱臼

肘頭骨折

橈骨近位端骨折

肘関節脱臼

内・外反肘の矯正手術

前腕骨骨折

前腕骨骨幹部骨折

Galeazzi骨折

Galeazzi類似骨折

前腕骨急性塑性変形

手関節周辺骨折・脱臼

橈・尺骨骨幹部遠位1/3および骨幹端部骨折

橈・尺骨遠位骨端離開

遠位橈尺関節脱臼

手の舟状骨骨折

その他の手根骨骨折・脱臼骨折

手の損傷

中手骨骨折(示指~小指)

指節骨骨折

母指の骨折

遷延治癒および偽関節

指の脱臼,靱帯損傷

骨盤・下肢

骨盤骨折

股関節周辺骨折・脱臼

股関節脱臼

大腿骨頚部骨折

大腿骨頭すべり症

大腿骨骨幹部骨折

膝関節周辺骨折・脱臼

大腿骨遠位骨端離開

膝蓋骨骨折

骨顆間隆起骨折

骨近位骨端離開

骨粗面骨折

骨近位骨幹端部骨折

下腿骨骨折

脛骨骨幹部骨折

骨遠位骨幹端部骨折・腓骨の急性塑性変形

下腿骨ストレス骨折

足関節周辺骨折

脛・腓骨遠位骨端線損傷

距骨骨折

踵骨骨折

その他の足根骨骨折,脱臼

中足部以下の損傷

ストレス骨折

スポーク損傷

その他の足部損傷

文献

■ 特記事項

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