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- 宗田 大
- OS NEXUS2 頚椎・腰椎の後方除圧術
商品情報
内容
No.2では,脊椎分野において最もスタンダードな手術,若手脊椎外科医に必須手術である頚椎と腰椎に対する「後方除圧術」を取り上げています。
頚椎・腰椎に対する後方除圧術を一挙掲載。内視鏡下手術と顕微鏡下手術の特徴も一目瞭然!
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序文
序文
この度,『OS NEXUS』No.2「頚椎・腰椎の後方除圧術」を上梓させていただく運びとなりました。
後方除圧術は脊椎外科の基本手技です。除圧はできないけれど,固定術,矯正術,骨切り術などが得意な先生はいません。脊椎外科医としてまず確実な後方除圧術を習得する必要があります。従いまして,本書は,これから脊椎外科を始める,あるいは始めたばかりの若い年代の先生方に理解していただきやすい内容となっております。一方で除圧術も日々進化しております。特に低侵襲化には目覚しいものがあり,本書ではベテランの先生方にも役立つ,後方除圧の最前線を知っていただける内容と致しました。
脊椎脊髄外科は,整形外科医と脳神経外科医が行っているのが国内での現状です。整形外科が得意な分野,脳神経外科が得意な分野があります。今回,大阪大学脳神経外科の岩月幸一氏にご協力をいただき,脳神経外科領域でご活躍の先生方にも執筆していただきました。本書は,整形外科と脳神経外科の両分野で構成されており,今後の両科の未来を見据えたこれまでにない豊富な内容となっております。
除圧術の総論として,ノミやケリソンの基本的手法は大切です。特に腰椎除圧をノミで行うことが大切で,脊椎外科の醍醐味でもあります。ノミでの除圧は,固定術の際での局所骨採取にも役立ちます。さらに,頚椎や胸椎の手術ではエアドリルは欠かせません。さまざまなドリルピースの意味を熟知していただきたいと思います。また,近年minimallyinvasive surgery(MIS)が進化してきました。内視鏡,顕微鏡の進歩に加え,各種MIS用開創器が開発されています。MIS開創器の最近の進歩もご堪能下さい。
各論では,頚椎と腰椎の除圧を解説しております。日本で始まった頚椎laminoplasty。日本人脊椎外科医であれば必ず最初に習得していただきたい頚椎手術であります。MIS最前線として内視鏡によるforaminotomyを取り上げました。MIS開創器を使用した顕微鏡手術にも応用可能です。整形外科領域では馴染みの少ない前方除圧については,脳神経外科のスペシャリストに解説していただきました。また,腰椎除圧の基本手技はLOVE法です。LOVE法を基盤として,狭窄症の除圧を行います。MIS除圧としてmicro-LOVEとMEDがあります。近年考案された各種のMIS狭窄症除圧,外側病変に対する除圧法に加え,最前線MISであるPED法も収載しております。最後に,棘突起間を制動することによる間接除圧法についても解説していただきました。
本書は,現在第一線で活躍中の先生方にご執筆を賜りました。非常に濃厚な内容であり,除圧術の基礎から最前線まで網羅できたものと自負しております。本書を読むことで「脊椎外科医を目指す若者には除圧術の基本・道標を,一線で活躍中の脊椎外科医には除圧術の最前線を,そしてすべての読者には脊椎外科の未来と浪漫を」感じていただければと思います。この度,ご執筆いただいた諸先生方および出版に関わる関係者の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
2015年3月
徳島大学大学院医歯薬学研究部運動機能外科学教授
西良浩一
目次
Ⅰ 除圧術の基本器具
各種ケリソン鉗子,ノミの使用法
エアトームの使用法 顕微鏡下手術用高回転ドリル
低侵襲のための各種開創器の使用法
Ⅱ 頚椎
片開き式頚椎椎弓形成術(ELAP)
棘突起縦割 頚椎椎弓形成術
頚椎前方椎間孔拡大術
内視鏡下頚椎椎間孔後方拡大術
Ⅲ 腰椎:ヘルニア
顕微鏡下脊柱管内ヘルニア摘出術 LOVE法
顕微鏡下外側型腰椎椎間板ヘルニアに対する手術 Wiltseのアプローチ
脊柱管内側・外側ヘルニア摘出術 MED法
脊柱管内ヘルニア摘出術 PED法
Ⅳ 腰椎:腰部脊柱管狭窄症,すべり症
腰部脊柱管狭窄症の顕微鏡除圧 1椎間片側進入両側除圧術
腰部脊柱管狭窄症に対する筋肉温存型腰椎椎弓間除圧術 MILD
腰部脊柱管狭窄症に対する棘突起縦割式椎弓切除術
内視鏡下片側進入両側除圧術(MEL)
顕微鏡下分離除圧術
腰部脊柱管狭窄症に対する棘突起間スペーサによる間接的除圧術
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書籍情報
- ISBN:9784758313810
- ページ数:196頁
- 書籍発行日:2015年4月
- 電子版発売日:2015年5月8日
- 判:A4判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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