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- 週刊日本医事新報 10月特集号 二人三脚 不整脈診療
商品情報
内容
専門医でない先生が不整脈を診る際は、「新たな検査を行う必要があるか」「専門医に紹介すべきか」「治療介入すべきか」といった的確な判断に加えて、「患者への説明」が非常に重要となります。本特集では、外来でのライブ感溢れる会話の具体例を提示しながら、不整脈診療のポイントをわかりやすく解説しています。
不整脈の患者が受診した時、とっさの説明や対応に困らないために、ぜひ本特集をお役立てください。
序文
社会の高齢化とともに，プライマリケア医を訪れる患者の疾病構造が変化しているはずです。生活習慣病の増加，癌患者の増加，要介護者の増加など，様々な診療科にまたがる内容を扱わなければならないことも多くなり，毎日の診療に必要な知識や情報が増大しています。
不整脈もその例にたがわず，その罹患者数は増加し，同時にその疫学的知識の増大，大規模臨床試験の発達，治療技術の向上がなされ，「何が不整脈治療の標準的な考え方か？」を知るまでの道のりは大変長くなったかのようにみえます。もともと古くから心電図がらみの疾患として「難しい，怖い」というイメージが染みついているという意味からも，これまで以上に不整脈を縁遠く感じている読者は多いのではないでしょうか。
しかし，どんなに難しそうにみえる疾患でも，所詮は人が人を治療しているという範疇からは一歩も出ることはないのです。そして，教育を含めた疾病の治療は，その人と人の間に生じる信頼感から出発するしかありません。不整脈に関する教育や治療も，すべてこの信頼関係が基本です。
本特集では，その基本に立ち戻り，不整脈診療における信頼関係を軸として企画しました。信頼関係の構築という点から，いちど不整脈診療をみて頂きたい，その時，少しこれまでと見方が異なるのではないかと思っています。数々のエキスパートが，それぞれの診察室でどのような問診を行い，どのような受容を行い，どのように指導しているか，会話だけでも読んでみて頂きたい。読者が日々行っている不整脈への対処法が，必ずや一歩グレードアップするものと思います。
2013年 10月
山下 武志
目次
■特 集■
＜月末特集＞患者がうなずく 二人三脚 不整脈診療
●巻頭言
・1 心房期外収縮
・2 健康な人に見つかった心室期外収縮
・3 心臓病のある患者の心室期外収縮
・4 心室期外収縮3連発
・5 WPW症候群
・6 Brugada波形
・7 QT延長・短縮
・8 上室頻拍
・9 心房粗動
・10 若年者の発作性心房細動
・11 高齢者の発作性心房細動
・12 慢性心房細動
・13 洞頻脈
・14 洞機能不全症候群
・15 2度房室ブロック
・16 高度および完全房室ブロック
・17 心室頻拍
・18 救命された心室細動
■NEWS■
●［チーム医療推進のための看護業務検討ＷＧ］
「特定行為」研修案まとまる－41行為を選定
●［日本臨床内科医会］
原発性アルドステロン症の頻度、スクリーニングで6.8％が該当
●News Flash
・財務省主計官、混合診療全面解禁に反対 医療経済フォーラム
・中医協委員に中川副会長、鈴木・安達両氏は留任 中医協人事
・戦略特区での医学部新設見送りか 規制改革基本方針まとまる
・有床診の防火体制強化に財政支援求める 福岡有床診火災で日医
・プログラム法案閣議決定、国民会議の後継も設置へ
・診療報酬引上げに否定的見解－財務省
・DPC分科会の中間報告を了承－中医協総会
・同一ワクチン接種間隔の緩和を検討－厚労省
●感染症発生動向調査 2013年第40週
■お茶の水だより■
●労働者健康確保で事業者の支援を
■OPINION■
●深層を読む・真相を解く
私が「保険外併用療養拡大」より「法定患者負担拡大」を危惧する理由
●糖尿病診療に「認知症医療連携」の導入を
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書籍情報
- ISBN：9784784946700
- ページ数：152頁
- 書籍発行日：2013年10月
- 電子版発売日：2014年8月1日
- 判：B5判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
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