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- 森兼 啓太
- 改訂5版 サーベイランスのためのCDCガイドライン
商品情報
内容
病院感染対策上重要な、サーベイランス実施の指針となる担当者必携の1冊。改訂5版ではBSI・UTI・SSIの疾患定義とリスク因子調整法の更新に加え、多剤耐性病原体、C.difficile感染のサーベイランスも盛り込まれ、より内容が充実。
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序文
「改訂4版 サーベイランスのためのCDCガイドライン:NHSNマニュアル(2007年版)より」を世に送り出してから約4年が経過しました.NHSNは発足までに様々な試行錯誤を繰り返していたように思われますが,一旦発足したあとの発展は思ったよりダイナミックで,追いかけていくのが非常に大変でした.NNISですでに確立していたBSI,UTI,VAP,SSIサーベイランスには大きな変化はありませんが,それ以外のサーベイランスがどんどん追加されています.
患者安全部門には,新たなアウトカムのサーベイランスとして多剤耐性病原体・C.difficile感染が加わりました.さらに,プロセスサーベイランスとして中心ライン挿入手技遵守やインフルエンザワクチン接種も加わりました.既存のサーベイランスにも変化があり,BSIやUTIは疾患定義が大きく変更されました.SSIサーベイランスは患者のリスク因子の評価法が大きく変わりつつあります.医療従事者安全部門は,血液・体液曝露だけでなくインフルエンザワクチン接種と曝露・罹患も加えた包括的なシステムになりつつあります.さらに生物製剤監視部門という,生物学的製剤による有害事象を監視する新たな構成要素も加わりました.
大きく変化していくNHSNの状況を「監視」することは,自施設で「サーベイランス」を行うよりはるかに大変なことであるということに気づきました.しかし,これらの情報を日本語で提供することは大変重要であり,感染管理認定看護師教育課程をはじめとする感染対策担当者の養成コースにおいて,サーベイランスのテキストとして本書が欠かせない状況のもと,ここに改訂第5版を出版することとしました.複雑なNHSNの全容を把握するのは困難ですが,本書はそのエッセンスを網羅し,日本の医療現場で行われるサーベイランスとして必要な部分に的を絞って訳出しました.より詳細を知りたい方は,NHSNのウェブサイトをご参照下さい.
最後に,NHSNの現状に関する様々な情報提供をいただいたCDCのNHSN統括責任者であるTeresa Horan氏,および本書の出版にご尽力いただいたメディカ出版の中尾史氏に深謝します.
2012年 2月
山形大学医学部附属病院検査部・感染制御部
森兼 啓太
目次
・序文
・本書中の略語のフルスペルと日本語訳
■アメリカ合衆国における医療関連感染サーベイランスの歴史
■NHSNとは~イントロダクション
■NHSNにおける3つの部門
●A.NHSNとその3つの部門
●B.サーベイランスの技術
●C.手技関連モジュール
●D.デバイス関連モジュール
●E.薬剤関連モジュール
●F.多剤耐性病原体/C. difficile感染モジュール(MDRO/CDIモジュール)
●G.ワクチン接種モジュール
■患者安全部門
●A.NHSNにおけるHAIの同定
●B.患者安全月間報告計画
●C.デバイス関連モジュール
・1中心ライン関連血流感染(CLABSI)
・2中心ライン挿入実務遵守(CLIP)モニタリング
・3人工呼吸器関連肺炎(VAP)
・4カテーテル関連尿路感染(CAUTI)
・5透析イベント(DE)
●D.手技関連モジュール
・1手術部位感染(SSI)イベント
・2手技後肺炎(PPE)
●E.薬剤関連モジュール
・1抗菌薬の使用と耐性(AUR)オプション
●F.MDRO/CDIモジュール
・1MDROオプション
・2C. difficile(CDI)オプション
●G.ワクチン接種モジュール
●H.NHSNで用いられる用語の定義
■医療従事者安全部門
・収載図表一覧
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書籍情報
- ISBN:9784840440271
- ページ数:208頁
- 書籍発行日:2012年5月
- 電子版発売日:2013年8月16日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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