改訂5版 サーベイランスのためのCDCガイドライン

  • ページ数 : 208頁
  • 書籍発行日 : 2012年5月
  • 電子版発売日 : 2013年8月16日
3,740
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 204pt ( 6 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

感染対策担当者必携!

病院感染対策上重要な、サーベイランス実施の指針となる担当者必携の1冊。改訂5版ではBSI・UTI・SSIの疾患定義とリスク因子調整法の更新に加え、多剤耐性病原体、C.difficile感染のサーベイランスも盛り込まれ、より内容が充実。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

「改訂4版 サーベイランスのためのCDCガイドライン:NHSNマニュアル(2007年版)より」を世に送り出してから約4年が経過しました.NHSNは発足までに様々な試行錯誤を繰り返していたように思われますが,一旦発足したあとの発展は思ったよりダイナミックで,追いかけていくのが非常に大変でした.NNISですでに確立していたBSI,UTI,VAP,SSIサーベイランスには大きな変化はありませんが,それ以外のサーベイランスがどんどん追加されています.

患者安全部門には,新たなアウトカムのサーベイランスとして多剤耐性病原体・C.difficile感染が加わりました.さらに,プロセスサーベイランスとして中心ライン挿入手技遵守やインフルエンザワクチン接種も加わりました.既存のサーベイランスにも変化があり,BSIやUTIは疾患定義が大きく変更されました.SSIサーベイランスは患者のリスク因子の評価法が大きく変わりつつあります.医療従事者安全部門は,血液・体液曝露だけでなくインフルエンザワクチン接種と曝露・罹患も加えた包括的なシステムになりつつあります.さらに生物製剤監視部門という,生物学的製剤による有害事象を監視する新たな構成要素も加わりました.

大きく変化していくNHSNの状況を「監視」することは,自施設で「サーベイランス」を行うよりはるかに大変なことであるということに気づきました.しかし,これらの情報を日本語で提供することは大変重要であり,感染管理認定看護師教育課程をはじめとする感染対策担当者の養成コースにおいて,サーベイランスのテキストとして本書が欠かせない状況のもと,ここに改訂第5版を出版することとしました.複雑なNHSNの全容を把握するのは困難ですが,本書はそのエッセンスを網羅し,日本の医療現場で行われるサーベイランスとして必要な部分に的を絞って訳出しました.より詳細を知りたい方は,NHSNのウェブサイトをご参照下さい.

最後に,NHSNの現状に関する様々な情報提供をいただいたCDCのNHSN統括責任者であるTeresa Horan氏,および本書の出版にご尽力いただいたメディカ出版の中尾史氏に深謝します.


2012年 2月

山形大学医学部附属病院検査部・感染制御部
森兼 啓太

目次

・序文

・本書中の略語のフルスペルと日本語訳

■アメリカ合衆国における医療関連感染サーベイランスの歴史

■NHSNとは~イントロダクション

■NHSNにおける3つの部門

●A.NHSNとその3つの部門

●B.サーベイランスの技術

●C.手技関連モジュール

●D.デバイス関連モジュール

●E.薬剤関連モジュール

●F.多剤耐性病原体/C. difficile感染モジュール(MDRO/CDIモジュール)

●G.ワクチン接種モジュール

■患者安全部門

●A.NHSNにおけるHAIの同定

●B.患者安全月間報告計画

●C.デバイス関連モジュール

・1中心ライン関連血流感染(CLABSI)

・2中心ライン挿入実務遵守(CLIP)モニタリング

・3人工呼吸器関連肺炎(VAP)

・4カテーテル関連尿路感染(CAUTI)

・5透析イベント(DE)

●D.手技関連モジュール

・1手術部位感染(SSI)イベント

・2手技後肺炎(PPE)

●E.薬剤関連モジュール

・1抗菌薬の使用と耐性(AUR)オプション

●F.MDRO/CDIモジュール

・1MDROオプション

・2C. difficile(CDI)オプション

●G.ワクチン接種モジュール

●H.NHSNで用いられる用語の定義

■医療従事者安全部門

・収載図表一覧

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:7.3MB以上(インストール時:15.9MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:29.2MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:22.7MB以上(インストール時:56.8MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:90.8MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840440271
  • ページ数:208頁
  • 書籍発行日:2012年5月
  • 電子版発売日:2013年8月16日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。


※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。


※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。


※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。