救急·集中治療(27巻1・2号)救急・集中治療医のための心エコー

  • ページ数 : 170頁
  • 書籍発行日 : 2015年2月
  • 電子版発売日 : 2015年6月5日
¥5,060(税込)
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商品情報

内容

―FOCUSに基づいた評価法をマスターする―

近年、国際的な救急医学会・集中治療医学会の声明において、「焦点を絞った基本レベルの心エコー(focused echocardiography:FOCUS)は,すべての救急医・集中治療医が習得すべき」と勧告されています。
本書では、このFOCUSを若手の救急・集中治療医に習得してもらえるように、基本レベルを中心にFOCUSをマスターするための内容まで掲載されています。

序文

近年,国際的な救急医学会・集中治療医学会の声明において,「焦点を絞った基本レベルの心エコー(focused echocardiography*:FOCUS)は,すべての救急医・集中治療医が習得すべき」と勧告されている.

救急・集中治療領域における心エコーでは,検査室にて,安定した患者に詳細に評価を行う循環器的アプローチとは異なり,ERやICUのベッドサイドにて,不安定な患者にポイントを絞り(goal-directed),迅速に鑑別診断や循環動態指標の評価を行う.FOCUSに準じた心エコーはこれまでも行われてきたが,近年の機器小型化,利便化,高画質化に伴い,さらに汎用性が高まってきている.FOCUSは「外傷初期診療ガイドライン」の中で推奨されているFAST(focused assessment with sonography for trauma)と同様に,重要な病態の見逃しを防ぎ,疑わしい疾患の診断や除外に極めて有用である.また,定性的に判断するため,技術や経験と関係なく一致した結果が迅速に得られることも特徴である.

本特集では,このFOCUSを若手の救急・集中治療医に習得してもらえるように企画した.Ⅰ~Ⅲ章はマスターすべき基本レベルを中心に,Ⅳ章は上級レベルだが,救急・集中治療医が病態把握や治療方針の決定に関わる内容にした.実臨床で経験を重ねていくことが大切であるが,救急・集中治療領域における患者特性,安全倫理などからは,事前のトレーニングも有効である.Ⅴ章にはFOCUSをマスターするためのトレーニングとして,最新のシミュレーション,e-learning,動画アプリ・サイトについて執筆いただいた.これから心エコーを始める方は,自ら積極的に実施して,ぜひFOCUSをマスターしてほしい.経験がある方には,FOCUSのスタッフ教育や日常診療への活用に期待したい.


特集編集

山本 剛

目次

Ⅰ 救急・集中治療における心エコーの概略

目標指向的に焦点を絞って評価する(Focused echocardiography:FOCUS)

Ⅱ FOCUSをマスターする

基本心エコー画像,撮り方

左室を評価する

右室を評価する

心膜腔を評価する

循環血液量を評価する

血行動態指標を評価する

Ⅲ 重要な病態をFOCUSで評価する

高度循環血液量減少

左室不全

右室不全

心タンポナーデ

急性僧帽弁/大動脈弁閉鎖不全

ショックにおける心エコー

心停止(成人)

Ⅳ 救急・集中治療におけるadvancedレベル心エコー

急性心筋梗塞,合併症

緊急大動脈疾患(心血管外傷を含む)

感染性心内膜炎,塞栓源検索

敗血症

急性呼吸不全

Ⅴ FOCUSをマスターするためのトレーニング

FOCUSをマスターするためのトレーニング


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書籍情報

  • ISBN:9784883785339
  • ページ数:170頁
  • 書籍発行日:2015年2月
  • 電子版発売日:2015年6月5日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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