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- 國澤 尚子
- はじめて学ぶ ケーススタディ―書き方のキホンから発表のコツまで―
商品情報
内容
「明日からケーススタディが書ける」をコンセプトに、考え方から、書き方、発表までを、ポイントを絞って解説。
全6のChapterではケーススタディの目的や方法から、抄録にまとめて発表する流まで、必要な知識が効果的に学べ、学内発表や院内発表に自信がつきます!
序文
まえがき
看護の中で,ケーススタディは事例検討,事例分析,事例研究などの意味で用いられています.特に,患者へのかかわりについてテーマを設定して看護過程を振り返り,
学んだことを整理する事例検討は,学生の実習でも臨床でもよく行われています.その方法はさまざまで,学校によってはケーススタディという言葉を用いずに,実習の振り返りの一環としてレポートを書くこともあるようです.しかし,テーマが曖昧だったり考察が不十分だったりして,もったいないようなケーススタディが見受けられます.また,実習指導者から,ケーススタディの指導の仕方がわからないという声も聞かれています.そこで本書は,ケースレポートのまとめ方のポイントと指導のポイントの両方が理解できるようにしました.
Chapter1でケーススタディの目的や方法を述べ,Chapter2以降は事例検討の内容や書き方を整理しました.Chapter4では4つのケースレポートに詳細なコメントを入れることによって,どのような視点で,どのように考えを深め,どのように記述すればよりケーススタディが深まるか,具体的に理解できるようにしました.Chapter3,Chapter5では同じケースレポートの例を使って,ケースレポートの書き方,抄録,スライド,ポスターの作り方について解説しましたので,ケースレポートを書き,抄録にまとめ,発表するという流れを一貫して確認できます.そして,Chapter6は,ケーススタディ全体について指導のポイントを整理しました.
ケーススタディを通して看護の視点で事例を分析し,看護について考え表現することによって,看護の思考を訓練することができます.それと同時に,ケーススタディは,他者にはわかりにくい看護の価値観や行動の意味を伝える力を磨くためにも有効です.
そのため,普段から当たり前のようにケーススタディが行われ,看護の質の向上につながるきっかけになれば幸いです.
本書の発行にあたりご尽力くださった総合医学社の皆様に厚くお礼を申し上げます.
2016年7月
國澤 尚子
目次
Chapter 1 ケーススタディを始める前に
[1] ケーススタディの3つの意味
1) 事例検討
2) 事例分析
3) 事例研究
[2] ケーススタディの目的
1) 看護の考え方を学ぶ
2) 看護実践を評価し,よりよい方策を見出す
3) リフレクションにより「行為の中の知」を明らかにする
4) 論理的な思考力を高める
[3] ケーススタディの方法
1) レポート
2) カンファレンス
3) 自分自身
[4] ケーススタディの時間の向き
Chapter 2 ケーススタディを進めるためのステップ
[1] 看護過程
[2] テーマ設定
1) 看護問題の設定の妥当性の検討
2) ケアの方法の検討
3) 状況の新たな解釈
4) いろいろなテーマ
5) テーマの書き方
[3] 観察と記録
1) 観察
2) 記録
[4] 情報の収集と整理
[5] 倫理的配慮,インフォームド・コンセント
Chapter 3 ケーススタディの書き方
[1] 表紙
[2] はじめに(または序論)
[3] 事例紹介
[4] テーマに関連したアセスメントと看護上の問題,看護目標
[5] 看護の実際
[6] 患者の反応・変化(看護の実践,実施・評価など)
[7] 考察
[8] おわりに(結論)
[9] 引用文献
Chapter 4 ケーススタディの実例紹介
[1] 成人看護のケーススタディ①
[2] 成人看護のケーススタディ②
[3] 老年看護のケーススタディ
[4] 小児看護のケーススタディ
Chapter 5 発表のコツ
[1] 口頭発表
[2] 発表資料の作り方
[3] スライドの作り方
[4] ポスターの作り方
[5] 質疑応答時の対応
Chapter 6 ケーススタディの指導のポイント
[1] 学生のケーススタディに対する指導者または教員の役割
1) 実習とケーススタディの関係
2) 実習と記録のサポート
3) カンファレンス
4) レポートへのコメントと面接
5) ケーススタディの評価
6) 指導の姿勢
[2] 看護師のケーススタディに対するかかわり
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書籍情報
- ISBN:9784883786435
- ページ数:144頁
- 書籍発行日:2016年7月
- 電子版発売日:2016年11月4日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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