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- 症状・徴候を看る力!第2版 ―アセスメント,初期対応,観察とケア―
商品情報
内容
よく遭遇する33の症候についての初期対応からケアまでの流れをわかりやすく解説。2013年に刊行された初版の内容を最新の情報にアップデートし、新たに「観察とケアのポイント」を加えて内容がさらに充実しました。
序文
時代が動いています.看護師と医師との関係も情報を共有しダブルチェックする時代となりました.看護の"看"は手をかざしてしっかり看(み)るという意味です.ここに「症状・徴候を看る力!」第2版を上梓できますことを大変うれしく思います.第2版では,初版の改訂に加え,33のすべての症候にプロの看護師の目による「観察とケアのポイント」を加えました.素晴らしく充実した本になりました.
看護のゴールは病める患者さんを1日も早く健康な身体にもどすことです.そのためには,まず病める患者さんが自覚している異常(症状または自覚症)を正しく聞き取ることです.すべての病気の70~90%は患者さんへの聞き取りとフィジカルアセスメントで正確な診断ができるといわれています.
さらに,患者さんが自覚していない異常(徴候または他覚所見)を聞き取りとフィジカルアセスメントで見つけ,症状と徴候からなる症候からトリアージ(緊急度・重症度の判断)を行い,必要な検査を考え,正しい医学的診断と看護上の問題点を把握すれば,個々の患者さんのニーズに応じた適切なケアを行うことができます.
緊急度・重症度の判断は患者さんの生死を左右する可能性があります.本書では,トリアージをわかりやすくするために"超緊急(赤紫),緊急(赤),準緊急(黄),非緊急・安定(緑)"としました.超緊急を赤紫としたのはチアノーゼを意識したからです.緊急か準緊急か迷う時は躊躇なく緊急と判定してください(緊急度を高いほうに判定することをオーバートリアージといいます).オーバートリアージは問題ありません.しかし,緊急を非緊急と判定するアンダートリアージは悪い結果を招きますので注意が必要です.
本書は,日常的によく遭遇する33の症候についての初期対応「問診とフィジカルアセスメント」から「病態のメカニズム」「必要な検査」「この症候にこの初期対応」「観察とケアのポイント」まで,看護における一連の流れを,わかりやすく解説しました.なぜそのフィジカルアセスメントが必要か? なぜその検査が必要か? どのようなケアが必要か? どのような変化が起こりうるか? と看護における,次にすべきこと,次の一手がわかる本を意図し企画しました.
"看る力"は,救急患者さんや重症患者さんだけでなく,一般外来や病棟で働くすべてのナースに不可欠の技術です.院内急変時の"看る力"も育ててくれるでしょう.新人ナースだけでなく,ベテランナース,その他のすべての医療関係者に自信をもってお薦めいたします.
信州大学名誉教授/丸子中央病院 特別顧問
岡元和文
目次
1 昏迷・昏睡
昏迷・昏睡に対する観察とケアのポイント
2 痙攣
痙攣に対する観察とケアのポイント
3 頭痛
頭痛に対する観察とケアのポイント
4 脱力・麻痺
脱力・麻痺に対する観察とケアのポイント
5 失神
失神に対する観察とケアのポイント
6 めまい
めまいに対する観察とケアのポイント
7 視覚障害
視覚障害に対する観察とケアのポイント
8 血圧低下
血圧低下に対する観察とケアのポイント
9 胸痛
胸痛に対する観察とケアのポイント
10 背部痛・腰痛
背部痛・腰痛に対する観察とケアのポイント
11 頻脈・徐脈
頻脈・徐脈に対する観察とケアのポイント
12 不整脈
不整脈に対する観察とケアのポイント
13 浮 腫
浮腫に対する観察とケアのポイント
14 高血圧
高血圧に対する観察とケアのポイント
15 咳・痰
咳・痰に対する観察とケアのポイント
16 呼吸困難
呼吸困難に対する観察とケアのポイント
17 喘 鳴
喘鳴に対する観察とケアのポイント
18 チアノーゼ
チアノーゼに対する観察とケアのポイント
19 嘔気・嘔吐
嘔気・嘔吐に対する観察とケアのポイント
20 腹 痛
腹痛に対する観察とケアのポイント
21 便 秘
便秘に対する観察とケアのポイント
22 下 痢
下痢に対する観察とケアのポイント
23 吐血・下血
吐血・下血に対する観察とケアのポイント
24 腹部膨満
腹部膨満に対する観察とケアのポイント
25 黄疸
黄疸に対する観察とケアのポイント
26 血尿・排尿困難
血尿・排尿困難に対する観察とケアのポイント
27 不正出血
不正出血に対する観察とケアのポイント
28 紫斑・点状出血
紫斑・点状出血に対する観察とケアのポイント
29 体重増加・体重減少
体重増加・体重減少に対する観察とケアのポイント
30 発 熱
発熱に対する観察とケアのポイント
31 低体温
低体温に対する観察とケアのポイント
32 貧血
貧血に対する観察とケアのポイント
33 全身倦怠感
全身倦怠感に対する観察とケアのポイント
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書籍情報
- ISBN:9784883786688
- ページ数:336頁
- 書籍発行日:2018年12月
- 電子版発売日:2019年1月23日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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