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- 小児科学レクチャー(2巻4号)エキスパートに学ぶ けいれん重積・意識障害―小児の救急,当直ですぐに役立つ症例とQ&A―
商品情報
内容
この特集号では、けいれん重積・意識障害を様々な面から見た時の問題点を、若い小児科医にわかりやすい形で解説。Q&A方式での記載で記憶に残りやすい。ぜひ本書の内容を生きた知識としてご活用いただければ幸いです。
序文
日本では, 熱性けいれんや急性脳症の頻度が欧米に比べて高く, 子どものけいれん重積や意識障害を診療する機会はたいへん多いです. 小児科のプライマリケアや救急において, けいれん重積・意識障害の対応は大きな比重を占めます. 「これがきちんとできないと. 1人で小児科の当直をできない」といっても過言ではありません.
けいれん重積・意識障害の原因疾患は, 熱性けいれんから細菌性髄膜炎や単純ヘルペス脳炎, 急性脳症, さらには乳児童症ミオク口二一てんかん(Dravet症候群)までを含み, 多彩です. けいれん重積・意識障害に対しては, 診断と治療を同時に進める必要があり, その体系は複雑かつ難解です. 原因疾患が良性(熱性けいれんなど)で, 診断・治療が適切であれば, 大多数で症例の予後は良好です. しかし原因疾患が重篤(髄膜炎・脳症など)であるか, 診断・治療が不適切ないし遅きに失すると, 症例によっては死亡ないし重度の神経学的後遺症に至ります. リスクに満ちた診療である反面, 適切な治療により患児の予後を改善できるという意昧で, 小児科医の腕の見せどとろともいえます.
この特集号では, けいれん重積・意識障害を様々な面からみた時の問題点を, 若い小児科医にわかりやすい形で解説しました. 執筆者の先生方には教科書の場合と違う自由な発想で「自分の臨床経験から得たもの」.「若いドクター達に伝えたいとと」を執筆していただきました. 病棟で部長や医長の先生がシニアレジデン卜や医員たちにアドバイスを与えるような気分で, 見解を展開していただきました. 工ピデンスの乏しい分野におけるアドバイスについては. 「なぜそうなのか」がよくわかるように書いていただきました.
Q&A方式での記載とあいまって, 本書の内容が読者の先生方にvividな形で伝わり,生きた知識として活用されるととを願ってやみません.
東京大学医学部発達医科学
水口 雅
目次
I.けいれん重積・群発
Q 1.けいれん重積とは
Q 2.けいれん重積の原因
Q 3.けいれん重積の救急対応
Q 4.けいれん重積の治療薬
Q 5.けいれん群発
II.意識障害
Q 6.意識と意識障害
Q 7.脳浮腫と頭蓋内圧亢進
Q 8.意識レベルの評価
Q 9.意識障害の救急対応
Q10.意識障害の全身管理
Q11.頭蓋内圧亢進とその治療
Q12.脳保護療法
III.けいれん重積・意識障害の検査
Q13.脳波検査
Q14.頭部CT/MRI
Q15.SPECT
Q16.血液・尿検査
Q17.髄液検査
IV.疾患別各論
Q18.複合型熱性けいれん
Q19.乳児重症ミオクロニーてんかん
Q20.Panayiotopoulos症候群
Q21.非けいれん性てんかん重積状態
Q22.軽症胃腸炎関連けいれん
Q23.細菌性髄膜炎
Q24.ウイルス性脳炎
Q25.抗NMDA受容体脳炎
Q26.可逆性脳梁膨大部病変を有する軽症脳炎・脳症
Q27.遅発性拡散能低下を呈する感染症関連急性脳症
Q28.急性壊死性脳症
Q29.出血性ショック脳症症候群
Q30.可逆性後部白質脳症症候群
Q31.下痢を伴う溶血性尿毒症症候群に併発する脳症
Q32.難治頻回部分発作重積性脳炎
Q33.先天性副腎皮質過形成に伴う脳症
Q34.テオフィリン関連けいれん・脳症
Q35.銀杏
Q36.低酸素性虚血性脳症
Q37.熱中症
Q38.血清電解質異常に伴うけいれん
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書籍情報
- ISBN:9784883787562
- ページ数:254頁
- 書籍発行日:2012年7月
- 電子版発売日:2013年4月27日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
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