- m3.com 電子書籍
- 総合医学社
- Nursing Care+ エビデンスと臨床知(1巻3号)呼吸管理を極める!
商品情報
内容
呼吸管理の最新の知見をまじえつつ、看護師が知っていなければならない知識、そして患者をより安楽に管理できる知識を、エキスパートがわかりやすく解説!呼吸管理の臨床実践の向上に間違いなく役立つ内容。
■Nursing Care+ エビデンスと臨床知 最新号・バックナンバー
序文
特集編集にあたって
臨床で実践されている呼吸管理は,これまで数多くの研究や臨床経験を基に改変されながら,ヒトの呼吸活動を維持・促進するべく変貌・進化を遂げてきました.
臨床での呼吸管理は,呼吸活動に負の影響を与える疾病を有する患者にとって限界はあるものの,個々の患者が呼吸活動を少しでも楽にできるよう,さまざまな工夫が加えられながら実践されています.それは,患者の自発呼吸を整える指導であれ,酸素マスクやNPPVなどのデバイスを用いた非侵襲的方法であれ,機械的人工呼吸器を用いた侵襲的方法であれ,すべて同じことです.
しかし,それらはすべて,患者の呼吸活動を完全に賄うものはなく,レベルの差はあれどあくまで"補助的"な療法です.呼吸活動に負の影響を与える疾病を有する患者への呼吸管理の根本は,原因となる疾病や障害をなくすこと以外にありません.とはいえ,それはそう簡単にできない場合のほうが多いのも事実です.私たち看護師がやるべきことは,最低でもヒトの呼吸に関する解剖生理と疾病や障害の性質を正しく理解することです.そのうえで,患者の呼吸活動を低下させない適切な管理方法を選択することがとても大切です.
最近では,ICUにおける人工呼吸器からの離脱に関して,医師だけではなく,人工呼吸療法に関して訓練された看護師らの参加によって安全に実施することができたという報告も散見されます.わが国のクリティカルケア領域では,日本集中治療医学会,日本呼吸療法医学会,日本クリティカルケア看護学会の3学会合同による『人工呼吸器離脱プロトコル』が発信されています.これは言いすぎかもしれませんが,今や人工呼吸器からの離脱は,特殊なケース以外においては,一部のプロによる職人技ではなくなってきています.
したがって,呼吸管理に期待される役割,めざす目的は,呼吸機能が低下した人々の呼吸活動を阻害せずに維持,促進することです.それには,これらに携わる医療者全員が,この役割と目的を踏まえて安全・安楽な呼吸管理を実現することが必要です.
今回の特集に当たっては,呼吸管理が必要となる患者に適切な対応をするために看護師が知っていなければならない,あるいは知っていたほうがよいと考えられる主な内容を取り上げ,それに新しい知見も紹介しながら知識と方法を解説しました.
呼吸管理に携わる多くの看護師の方々に本特集を読んでいただき,日々絶え間なく提供される呼吸管理の臨床実践の向上に役立ててもらいたいと思います.
『Nursing Care+ ─エビデンスと臨床知─』
編集長 道又 元裕
目次
Ⅰ.呼吸管理の基本を理解しよう!
臨床に必要な呼吸の解剖を理解しよう
~呼吸器の形態・構造を理解すればケアが変わる!?~
臨床に必要な呼吸生理を理解しよう
~呼吸生理について掘り下げて考える~
臨床で遭遇する代表的な呼吸器疾患を理解しよう
~急性呼吸不全の原因となる呼吸器疾患~
Ⅱ.呼吸管理の疑問を解決しよう!
臨床における呼吸の評価方法は何がよい?
~なるほど!すぐに使いたくなる呼吸評価~
酸素療法の適応と功罪は?
~酸素は"絶対正義"か!?~
人工呼吸モードの適応と課題
~量制御か圧制御の分類でモードのポイントを押さえましょう!~
人工呼吸器からの離脱方法とは?
~活かすも,捨てるもあなた次第!人工呼吸器離脱プロトコルの活用術~
NPPVの適応と限界は?
~医療スタッフの知識と関わりが,NPPVの成功の鍵になる~
鼻カニューレ高流量酸素療法(HFNC)の適応と限界
~強いエビデンスが少ないからこそ,ケースバイケースで考える~
吸入療法の方法と効果
~デバイスの違いと吸入指導が吸入療法成功の秘訣~
適切な気管吸引の方法は?
~もっとも頻度の高いケア,吸引をマスターしよう~
呼吸理学療法の効果は?
~急性呼吸不全患者に対する呼吸理学療法のエビデンスと臨床現場での実際~
腹臥位療法の効果は?
~患者さんを"うつぶせ"にするってどうなんでしょう?~
呼吸ケアにおける患者指導はどうする?
~Key Wordはチーム医療とセルフマネジメント教育~
RSTの効果
~RSTは呼吸ケアに関わる患者とスタッフをサポートする医療チーム~
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
-
iOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:69.7MB以上(インストール時:151.5MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:278.8MB以上
-
AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください
外部メモリ:20.1MB以上(インストール時:50.4MB以上)
ダウンロード時に必要なメモリ:80.4MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
- コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN:9784883789238
- ページ数:132頁
- 書籍発行日:2018年11月
- 電子版発売日:2018年12月19日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:2
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※今日リンク、YNリンク、南山リンクについて、AndroidOSは今後一部製品から順次対応予定です。製品毎の対応/非対応は上の「便利機能」のアイコンをご確認下さいませ。
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍(iOS/iPhoneOS/AndroidOS)が必要です。
※書籍の体裁そのままで表示しますため、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。