Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 循環・呼吸編 改訂版

  • ISBN : 9784758118835
  • ページ数 : 408頁
  • 書籍発行日 : 2020年9月
  • 電子版発売日 : 2020年9月16日
  • 判 : A5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥4,400 (税込)
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商品情報

内科疾患の重症化対応に自信がつく!

集中治療の基本がよくわかる大好評書が,ここ4年のエビデンスを盛り込みさらにパワーアップ!
敗血症,肺炎,COPDなど,病棟や外来でよくみる内科疾患が重症化した時の考え方を病態生理に基づいて解説した1冊.

あわせて読む → Dr.竜馬のやさしくわかる集中治療 内分泌・消化器編

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■ 序文

はじめに


この本は,集中治療を専門にしていない医療者のみなさんを対象に,内科疾患が重症化したときの対応を知ってもらおう,という趣旨で4年前に出しました.集中治療の勘所となる「循環・呼吸」を扱った本書は,「内分泌・消化器」を扱った第2弾と合わせて多くの方にご愛読いだだき,このたび改訂版としてリニューアルすることになりました.

改訂作業を行っている時点では,新型コロナウイルス流行の真っ直中で(みなさんがこの本を手にとられるときには収まっていることを切に祈ります),集中治療が必要となる機会は一段と増えています.コロナウイルス感染ではなくても,患者さんはいつでもどこででも重症になりえますし,重症化した患者さんがいれば,集中治療室(ICU)でなくてもそこですぐに集中治療がはじまります.わたしたち医療者は,重症患者さんを前にして,ビビりつつも冷静に見極めて,適切に対応することが求められます.

「『内科疾患の重症化対策に自信がつく!』と書いてあるけど,外科はどうなんだ!?」とお考えになるかもしれません.集中治療業界では,「手術創のある内科患者」なんていう表現まであるように,内科疾患のない純然たる外科の重症患者というのは存在しません.なので,やはり内科疾患の重症化対応は重要なのです.


本書の舞台はICUでの「回診」です.患者さんを目の前にして,生理学やエビデンスを学び,すぐに実践する回診が,集中治療での最高の学びの場なのでこのような形にしてあります.私がそもそもこの本を企画した時点では,タイトルはそのものズバリ『内科ICU回診』だったのですが,そこは有能な編集者さんがキャッチーなタイトルに変えてくれました.


閑話休題.患者さんについての情報は実際とは変えてあるものの,指導医と研修医のやりとりは,実際に行っている回診の様子を参考にしています.関西弁を話す指導医の方が筆者なのだろうと思われるかもしれませんが,私自身は学んでいる研修医にもウン十年前の自分の姿を重ねています.「研修医のときにこんなことを聞ければいいなぁ」という内容を,遠慮なくずばずば質問するようにしていますので,同じく集中治療を学ぶみなさんに役立てば幸いです.ところどころ態度が生意気だったりするところが,みなさんとは異なるかもしれませんが,学びたい気持ちに違いはないと思いますのでご容赦ください.


集中治療だからといって,必ずしも特殊な治療ばかりするわけではありません.ですから,この改訂版でも,集中治療の原則である,「病態を理解して基本に則った治療をする」ことに主眼を置いています.根底にある考え方に前版から大きな変化はありませんが,4年間で新しくなったエビデンスをふんだんに盛り込んだので,50ページの大増量になっています.前回に増して集中治療医のアタマのなかをとくとご覧いただければと思います.

前版では,「電車で読んでいてニヤッとなってしまいました」なんて,医学書らしからぬ感想をいただき,筆者としてうれしいかぎりです.医療を学ぶからといって,眉間に皺を寄せてしかめっ面している必要はないですよね.楽しんで笑顔で学びながら,しっかり考え方を身につけられるのが一番です.それでは,今回もいっしょに,楽しく,より深く集中治療を学びましょう.


2020年8月

田中竜馬

■ 目次

はじめに

巻頭カラー


Ⅰ 循環

第1章 敗血症性ショック

1 はじまり

2 敗血症とは 〜臓器障害で考える

3 敗血症治療の原則 〜治療の三本柱

4 敗血症バンドルとqSOFA 〜早く確実に

5 ショックとは 〜灌流をみる3つの窓と乳酸の話

6 ショックと血圧 〜敗血症性ショックで血圧が下がるのは?

7 輸液の種類 〜水の分布と輸液の関係

8 心拍出量 〜心拍出量を決める4つの要素

9 血管作動薬 〜カテコラミン作用の違いと使い分け

10 ドパミン vs.ノルアドレナリン 〜昇圧薬の第1選択は?

11 交感神経以外に作用する血管作動薬 〜ノルアドレナリンで血圧が上がらないとき

12 中心静脈カテーテル 〜穿刺部位はどう選ぶ?

13 中心静脈カテーテル 手技編 〜安全に行うために

14 EGDT 〜生理学的に敗血症性ショックを治療する

15 EGDT は万能か? 〜3つの追試が示したことは

16 その後の経過

● 敗血症性ショック まとめ

第2章 肺塞栓

1 はじまり

2 肺塞栓の診断 〜臨床診断+D-ダイマー+画像の3本立て

3 ショックの鑑別 〜敗血症は最後まで除外しない

4 massive PE 〜ショックの機序 〜キーワードは右室負荷

5 massive PE の初期治療 〜呼吸と循環を併せて治療する

6 massive PEへの血栓溶解療法 〜抗凝固療法との違いは

7 submassive PEとは 〜massive PEとはどう違う?

● 肺塞栓 まとめ

第3章 高血圧緊急症

1 はじまり

2 高血圧緊急症とは 〜緊急かどうかは臓器障害で決まる

3 高血圧緊急症の機序 〜血圧が上がるしくみとは?

4 高血圧緊急症の治療 ① 〜知っておきたい薬剤

5 高血圧緊急症の治療 ② 〜臓器障害別

6 動脈カテーテル 〜いつ入れるか? いかに入れるか?

7 その後の経過

8 子癇前症 〜キッチリ見よう! 妊娠中の高血圧

● 高血圧緊急症 まとめ


Ⅱ 呼吸

第1章 気道管理

1 はじまり

2 気管挿管の適応 〜ABCで考える

3 気管挿管の準備 〜手技は準備が8割

4 気管挿管の生理学 〜合併症を起こさないために

5 鎮静薬・筋弛緩薬 〜ふだん使わないからこそ,よく知っておきたい薬

6 挿管困難の見分け方 〜CICOに陥らないために

7 挿管困難での次の一手 〜声門上アプローチと声門下アプローチ

8 その後の経過

● 気道管理 まとめ

第2章 COPD急性増悪

1 はじまり

2 呼吸の見方 〜ガス交換と呼吸仕事量で考える

3 呼吸不全の原因 〜呼吸を構成する3つの役割分担

4 血液ガスの見方 〜酸-塩基平衡を考える

5 COPD のガス交換異常 〜PaCO2が上昇するしくみ

6 COPD 急性増悪の治療 ① 〜人工呼吸以外編

7 COPD 急性増悪の治療 ② 〜人工呼吸編

8 NPPVのモード 〜CPAPとBi-level PAP

9 NPPVの設定 〜病態に応じて設定を選ぶ

10 NPPVの評価 〜早めの見極めが大事

● COPD急性増悪 まとめ

第3章 重症肺炎・ARDS

1 はじまり

2 酸素療法 〜流量を意識する

3 high-flow nasal cannulaの評価 〜次の手は?

4 重症患者の気道管理 〜循環にも注意する

5 ARDS の診断 〜肺が白くてもARDSとは限らない

6 ARDS の治療 ① 〜人工呼吸以外編

7 ARDS の治療 ② 〜人工呼吸編

8 人工呼吸器の設定と調節 〜換気と酸素化に分けて考える

9 人工呼吸器離脱 〜4項目で評価する

10 人工呼吸器モード 〜A/C,CPAP,SIMV

11 SBT 自発呼吸トライアル 〜とりあえず試してみる!

12 抜管 〜「人工呼吸器離脱=抜管」ではない!

● 重症肺炎・ARDS まとめ


索引

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