Dr.石松の輸液のなぜ?がスッキリわかる本 第2版(増補)

  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2021年2月
  • 電子版発売日 : 2021年2月12日
¥3,300(税込)
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商品情報

内容

「ドクターはどうしてあの輸液を選んだのだろう?」「どうして「時間○○」という指示が出たのだろう?」という輸液に関するナースの数々の疑問に,カラーの図表を豊富に用いてわかりやすく解説. 

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序文

第2版(増補)の発行にあたって

点滴いわゆる「輸液という治療」について,直接患者さんに投与するナースの皆さんが,現場で疑問を感じるであろう様々な事柄について,やさしく解説ができればと思って執筆した初版は,思いのほか好評でした.

私は,前作(初版)を執筆するにあたっては,現在発行されている「輸液」の教科書や解説本などの参考文献を極力見ないで書くことにこだわりました.それは,まさに病院の現場で,医師が新人のナースにやさしく説明するようなわかりやすい表現の本が出来るのではないかと考えたからです.

とくに,初版で解説に使用させて頂きました「輸液の9分割」の図は,非常に分かりやすいアイデアだったので,すでに人口に膾炙された表であると思って使用させて頂きました.しかしその図は,後に須藤 博先生(大船中央病院)が考案されたすばらしいアイデアであることを知りました.参考文献を極力見ないで執筆しようという私の意図が原因で,須藤先生にはご迷惑をお掛けしました.改めて深くお詫び申し上げます.


第2版では,輸液の概念を別のアイデアで図案化できないか,熟慮検討し,新たに「矢印の図」という概念図を創作いたしました. 今回,第2版(増補)として,読者から問い合わせがありました「サードスペース」について,著者の考えを加えました.


本書が,より多くのナースの方々が,輸液をより深く理解し,患者ケアの実践に役立つことの助けとなることができましたら幸いです.


石松 伸一

目次

序章 輸液の歴史 —ちょっと知りたいトリビア—

I.まずは, 電解質のおさらいから!

1.1 体液と輸液の基本知識 全体液量

1.2 体液と輸液の基本知識 体液の組成

2.1 浮腫の病態生理 浮腫とは?

2.2 浮腫の病態生理 体液の量と分画

3 脱水の病態生理

4 急性期・慢性期の電解質異常

II.つぎに, 輸液管理を理解しよう!

1 輸液の目的

2 電解質輸液の基本

3 輸液の添加剤

III.さて, 輸液管理を実践してみよう!

1 水分出納

2 輸液管理の落とし穴

3 体液区分の変化のメカニズム

4 体液量の減少とは? 評価管理の原則(1)

5 内分泌系による調節

6 脱水をどうみる? 評価管理の原則(2)

7 調節機構を利用した治療 評価管理の原則(3)

8 輸液製剤における浸透圧と有効浸透圧

9 膠質液と晶質液が細胞外液量に与える影響

10 アルブミンの血漿増量効果

IV.では, 輸液管理を病態別に応用してみよう!

1 ショック時の輸液管理の落とし穴

2 急性肝不全の輸液管理の落とし穴

3 急性腎不全の輸液管理の落とし穴

4 急性呼吸不全時の輸液管理の落とし穴

5 慢性呼吸不全(増悪時)の輸液管理の落とし穴

6 糖尿病性昏睡時の輸液管理の落とし穴

7 周術期の輸液管理の落とし穴

8 投与経路

V.最後に,輸液管理の落とし穴,インシデントに気をつけよう!

1 輸液ポンプとシリンジポンプに関する落とし穴

2 輸液製剤の混合に関する落とし穴

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書籍情報

  • ISBN:9784883786992
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2021年2月
  • 電子版発売日:2021年2月12日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:2

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