新訂版 写真でわかる重症心身障害児(者)のケア アドバンス

  • ISBN : 9784899964292
  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2020年7月
  • 電子版発売日 : 2021年3月12日
  • 判 : B5判
  • 種別 : eBook版 → 詳細はこちら
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¥4,620 (税込)
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商品情報

呼吸管理、身体の動かし方、食事支援や排泄等の日常のケア、コミュニケーション支援、外出の工夫等、重症児(者)の生活を広げるためのケアをビジュアルに解説し大好評の『写真でわかる重症心身障害児(者)のケア アドバンス』が、動画付コンテンツにリニューアル!!
付属の動画は、「筋緊張のタイプ別介助」「ポジショニング」「呼吸介助手技」「食事ケアの手技」を収録。細かい手技やケアの流れを、スマートフォンやPCでお手軽に視聴出来、より理解が深まります。
ビジュアルな書籍と動画で、東京小児療育病院・みどり愛育園で長年にわたって培われた重症児(者)ケアの「心」と「技術」を学ぶことができます。

あわせて読む → 「新訂版 写真でわかるアドバンス」シリーズ

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
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■ 序文

新訂版 刊行によせて

生まれてくるすべての子どもたちは、両親の温かなまなざしを受けながら希望を背負い、家族の喜びのうちに生まれてくる。おさな子の誕生は、家族の喜びである。


しかし、その子どもに障害があるとわかったとき、両親は驚き、悲しみ、嘆きに包まれる。「何かの間違いでは……」「うちの子に限って……」と否定したくなる。怒りを覚えることすらあるという。やがて懸命に生きる小さな生命に、生きる大切さ、すばらしさを教えられていく。鹿児島には“宝たからご子”という言葉がある。この子がいるから家族が幸せに生きられる、という。ドローターが述べた障害児と両親の出会いの心理は、普遍である。


障害とは、生きてゆくためにいろいろな支援を必要とする状態である。特に、重症心身障害児(者)と呼ばれる子どもたちの場合、生きてゆくために医療的サポートも欠かせない。同様なことは、成人期以後に生じた障害にも起こるが、重症児(者)には特有な配慮が求められる。発育と発達が絡むからである。ときにはあたかも進行性疾患のように病態が変わる。病態を熟知し、あらかじめその変化を予測し、対応してゆかねばならない。日常的に行われるケアの中に、発育に伴う新たなリスクへの配慮が求められる。両親と周囲に支援者は、通常の育児に加え、発育期に特有な障害介護、特に医療的ケアと呼ばれる介護を含めた繊細な支援を求められる。医学、看護、理学療法、作業療法、栄養、教育、心理、医療工学など、広範な専門職の支援を要する。


重症心身障害児(者)施設という制度・呼称(行政用語)はなくなったが、施設業務は継続している。半世紀を超える歳月、重症児(者)施設で培われた療育実践を通して、重症児(者)のケアは磨かれてきた。時代と共に進化する科学を取り込む実践は、社会参加の可能性を広げ、新たな重症児(者)の世界を生んできている。よりよい“重症児(者)のケア”は、子どもたちの健康と生活の質的向上に役立つことを教えてくれている。


実際のケアのノウハウを伝えることはなかなか難しい。今回の『新訂版 写真でわかる 重症心身障害児(者)のケア アドバンス』では、従来の詳細な写真解説に加えて、あらたに鮮明でリアルなWeb 動画が付いたことで、ケアのノウハウが、より伝わる内容に生まれ変わった。このような出版を通して実践が伝えられることを感謝したい。

これらは、重症児(者)のご両親たちの思いが、施設職員を動かし、蓄積されたノウハウから生まれたものである。すべての障害児(者)に還元され、彼らの生きる輝きを増すこと、笑顔を増すことができれば幸いである。


出版に多大なご努力をいただいた八代博子看護科長、丸森睦美リハビリテーション科担当科長、ほか関係職員の皆さま、そしてインターメディカの関係各位に感謝申し上げる。


2020年5月 吉日
鈴木 康之

■ 目次

CHAPTER.1 重症心身障害児(者)の理解

重症心身障害児(者)の尊厳を守るケアのために

CHAPTER.2 重症心身障害児(者)のリハビリテーション

筋緊張のタイプ別介助

ポジショニング

呼吸理学療法


【Web動画収録項目】

<筋緊張のタイプ別介助>

■痙直型(幼少児・小児)

「抱き方」/「ベンチ座位」/「車椅子への移乗」/

「股・膝関節を伸ばす運動、足部の調整」

■痙直型(成人)

「移乗介助」/「ベンチ座位」

■アテトーゼ型(幼少児・小児)

「抱き起こし方」/「抱き方」/

「ベンチ座位」/「肩甲骨の運動」

■アテトーゼ型(成人)

「移乗介助」/「ベンチ座位」/「車椅子への移乗」

■低緊張型(幼少児・小児)

「抱き起こし方」/「ベンチ座位」

/「腕を伸ばす運動」

■低緊張型(成人)

「車椅子からの移乗」

<ポジショニング>

「タオルを使ったポジショニング」/「マットへの移乗・マットからの移乗」

<呼吸理学療法>

「呼吸介助手技」/「胸郭呼吸運動学習」/

「胸郭呼吸運動から始まる筋緊張の調整とコミュニケーション」

CHAPTER.3 日常と健康の管理

バイタルサインと身体計測

日常生活での異常の発見

院内感染の防止

CHAPTER.4 重症心身障害児(者)のケアの実際

呼吸ケア

口腔ケア

栄養ケア

発達と摂食のリハビリテーション

経管栄養

排泄ケア


【Web動画収録項目】

<発達と摂食のリハビリテーション>

「ものを食べるとは」/「オーラルコントロール」/

「固形物の食事介助(アテトーゼ型)」/「固形物の食事介助(痙直型)」

CHAPTER.5 生活を広げるケア

外出に向けた車椅子の工夫

コミュニケーション支援

気管切開児(者)の入浴と外出の介助

TOPICS 在宅での入浴の工夫

■ 特記事項

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