ポケット版 2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン

  • ページ数 : 160頁
  • 書籍発行日 : 2021年3月
  • 電子版発売日 : 2021年3月19日
1,320
(税込)
m3.com 電子書籍ポイント: 24pt ( 2 %)
m3ポイント:1%相当 point-info
今すぐ立ち読み
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

「2020 年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン」のエッセンスを抽出し、コンパクトにまとめたポケット版。 多忙な日常診療の合間に手軽に活用できるように図表を中心にわかりやすく編集されている。

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
PCブラウザ閲覧では動画再生には対応しておりません。

序文

日本循環器学会・日本不整脈心電学会は共同で「2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン」を公表しました.近年の臨床報告の結果を踏まえ,日常の不整脈薬物治療の拠り所となる指針を示しました.本ポケット版は,日常診療の際,より簡便にガイドラインを利用できるように,図表を中心にガイドラインを抽出しまとめたものです.不整脈薬物治療の方針は不整脈の種類,自覚症状,QOL障害の程度,合併心疾患の有無,心機能低下の有無,心不全の有無とその程度,さらに生命予後への影響などによって決定されます.このポケット版2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドラインが日常診療において活用され,不整脈薬物治療が適切に実施される手助けとなれば幸甚です.


2020年改訂版不整脈薬物治療ガイドライン 班長
小野克重

目次

序文

第1 章 不整脈の発生機序および抗不整脈薬の臨床薬理学(総論)

1. 不整脈の発生機序

1.1 異常自動能と撃発活動

1.2 リエントリー

図1 不整脈の発生機序(正常および異常自動能と撃発活動)

図2 機能的リエントリーにおけるleading circle 説,spiral wave reentry 説とローター

2. 抗不整脈薬の分類と作用機序

2.1 Vaughan Williams 分類とSicilian Gambit の考え方

表1 Vaughan Williams 分類による抗不整脈薬の分類

表2 Sicilian Gambit の提唱する薬剤分類の枠組

2.2 抗不整脈薬の作用機序

図3 リエントリー性不整脈における抗不整脈薬の作用

3. 薬物動態と薬力学

3.1 吸収

表3 経口抗凝固薬の薬物動態学的特徴

(各社インタビューフォームより)

3.2 代謝

表4 循環器薬の薬物代謝に関与するチトクロムP450

—代表的な基質,阻害薬と誘導薬

3.3 特殊病態

図4 腎障害時の薬剤投与設計式—Giusti-Hayton の方法

3.4 薬物血中濃度モニタリング

表5 抗不整脈薬のおもな消失経路と薬物の体内動態パラメータ

4. 薬物の副作用とその対策(薬剤性QT 延長症候群を除く)

表6 抗不整脈薬の副作用

第2 章 徐脈性不整脈

表7 推奨・EL 徐脈性不整脈に対する薬物治療

第3 章 期外収縮

1. 上室期外収縮

表8 推奨・EL 上室期外収縮に対するライフスタイルと薬物治療

2. 心室期外収縮

表9 推奨・EL 心室期外収縮に対する薬物治療

第4 章 発作性上室頻拍(房室回帰性頻拍・房室結節リエントリー性頻拍・特殊な発作性上室頻拍)

1. narrow QRS tachycardia の薬物による鑑別診断

表10 推奨・EL narrow QRS tachycardia の薬物による鑑別診断

2. 発作の停止

図5 narrow QRS を示す発作性上室頻拍停止のフローチャート

表11 推奨・EL narrow QRS を示す発作性上室頻拍停止

3. 発作の予防

図6 発作性上室頻拍予防のフローチャート

表12 推奨・EL 発作性上室頻拍の予防

第5 章 心房細動

1. 病態生理とリスク評価

図7 心房細動の病態生理-心房リモデリングと血栓形成

表13 推奨・EL 心房細動リスクの評価

2. 診断および治療の基本方針

2.1 分類

図8 心房細動の分類

表14 心房細動の病型と定義

2.2 自覚症状,潜因性脳梗塞,塞栓源不明脳塞栓症

表15 推奨・EL 心房細動に関連する自覚症状の評価法

表16 心房細動による自覚症状(modified EHRA スコア)

2.3 検出

表17 推奨・EL 心房細動の検出

図9 植込み型心電図記録計での検査の適応となり得る潜因性脳梗塞の診断基準

2.4 包括的管理

表18 推奨・EL 心房細動患者の診断と評価法

表19 心房細動に対する5 段階の治療ステップ

2.5 併存疾患の管理

表20 推奨・EL 肥満を合併した心房細動患者における管理

表21 推奨・EL OSA を合併した心房細動患者における管理

表22 推奨・EL CKD を合併した心房細動患者における管理

3. 抗凝固療法

3.1 リスク評価

表23 推奨・EL 心房細動リスク評価

図11 心房細動における抗凝固療法の推奨

3.1.1 心原性塞栓症のリスク評価

表24 CHADS2 スコア

表25 CHA2DS2-VASc スコア

図10 CHADS2 スコア別脳梗塞発症率

表26 抗凝固療法未施行例の脳梗塞に対する各因子のハザード比(国内レジストリーの統合解析)

表27 CHADS2 スコアに含まれない因子の血栓塞栓症に対するリスク

3.1.2 出血のリスク評価

表28 HAS-BLED スコア

3.2 DOAC とワルファリン

表29 推奨・EL 心房細動に対する抗凝固療法

表30 非弁膜症性心房細動の腎機能に応じた抗凝固療法

表31 非弁膜症性心房細動に対するDOAC の用法・用量設定基準

3.2.1 弁膜疾患の場合

3.2.2 DOAC 投与中の凝固検査

表32 DOAC の平均的血中濃度と凝固検査の反応

3.3 除細動時

図12 除細動時の経口抗凝固療法の推奨期間

3.4 周術期(抜歯,消化管内視鏡,外科手術など)

表33 心房細動患者の抗凝固療法における出血リスクからみた観血的手技の分類

表34 推奨・EL 心房細動患者における観血的手技施行時の抗凝固療法

3.5 虚血性心疾患合併心房細動

図13 虚血性心疾患合併心房細動に対する抗血栓療法の推奨期間

表35 推奨・EL 虚血性心疾患合併心房細動に対する抗血栓療法

表36 血栓高リスクを有する患者の特徴

3.6 出血時の対応(止血・中和薬など)

図14 心房細動患者における抗凝固療法中の活動性出血への対応

表37 推奨・EL 心房細動患者における抗凝固療法中の出血時の対応

4. 心拍数調節療法

表38 推奨・EL 心房細動に対する心拍数調節療法の薬物治療

図15 頻脈性心房細動に対する心拍数調節療法の治療方針

5. 洞調律維持療法

5.1 心房細動の停止(除細動)

表39 推奨・EL 心房細動に対する除細動の適応

図16 心房細動に対する除細動施行のフローチャート

5.2 心房細動の再発予防

表40 推奨・EL 薬物による心房細動再発予防

表41 臨床上有意な器質的心疾患を認めない患者に対する抗不整脈薬とその投与法__

図17 心房細動の再発予防のフローチャート

5.2.1 器質的心疾患を持たない心房細動

5.2.2 器質的心疾患をもつ心房細動

6. アップストリーム治療

表42 推奨・EL 心房細動の予防を目的とした基礎・併存疾患に対する治療

7. 非薬物治療の適応とタイミング

図18 症候性心房細動の持続性に基づく洞調律維持治療のフローチャート

表43 推奨・EL 心房細動に対するカテーテルアブレーション

7.1 症候性心房細動に対するカテーテルアブレーション

7.1.1 高齢者の心房細動に対するカテーテルアブレーション

7.1.2 心不全患者に対するカテーテルアブレーション

表44 心不全を伴う心房細動に対するカテーテルアブレーション

7.1.3 徐脈性心房細動に対するペースメーカ植込み

第6 章 心房頻拍・心房粗動

1. 心房頻拍

表45 推奨・EL 心房頻拍における急性期治療

表46 推奨・EL 心房頻拍における予防的治療

2. 心房粗動

図19 心血行動態が安定した心房粗動に対する洞調律復帰を目的とした薬物治療のフローチャート

図20 心房粗動の再発予防を目的とした薬物治療のフローチャート

表47 推奨・EL 心房粗動における急性期治療(電気的除細動)

表48 推奨・EL 心房粗動における急性期治療(薬物治療)

表49 推奨・EL 心房粗動における予防的治療

2.1 抗凝固療法

第7 章 心室頻拍

1. 特発性心室頻拍

図21 おもな特発性心室頻拍の12 誘導心電図

図22 特発性心室頻拍の停止および予防目的で使用される薬物の選択のフローチャート

表50 推奨・EL 特発性心疾患に合併した心室頻拍に対する治療薬

2. 器質的心疾患に合併する心室頻拍

図23 器質的心疾患に伴う持続性心室頻拍のモニター心電図

表51 推奨・EL 器質的心疾患に合併した心室頻拍に対する治療

図24 器質的心疾患に合併する再発性/ 反復性の心室頻拍に対して使用される薬物の選択

3. QT 延長を伴わない多形性心室頻拍

図25 short coupled TdP のモニター心電図

表52 推奨・EL 多形性心室頻拍あるいはshort coupled TdP に対する薬物治療

第8 章 多形性心室頻拍・torsade de pointes

図26 多形性心室頻拍(TdP)のモニター心電図

図27 先天性または二次性QT 延長症候群によるTdP 急性期の薬物治療

1. 先天性QT 延長症候群

1.1 TdP 発生時の急性期治療

1.2 TdP 予防的治療

図28 先天性LQTS に対するTdP 予防・非急性期の薬物治療

表53 推奨・EL 先天性LQTS に対するβ遮断薬

表54 推奨・EL 先天性LQTS に対するその他の薬剤(β遮断薬以外)

2. 二次性QT 延長症候群

表55 二次性QT 延長症候群のおもな原因

第9 章 特殊疾患に伴う心室細動・心室頻拍

1. ブルガダ症候群・早期再分極症候群

表56 推奨・EL ブルガダ症候群に対する心室細動再発予防のための薬物治療

表57 ブルガダ症候群に対する薬物治療

表58 推奨・EL 早期再分極症候群に対する心室細動再発予防

2. カテコラミン誘発性多型性心室頻拍

図29 CPVT 例のモニター心電図

表59 推奨・EL CPVT による心室頻拍/ 心室細動の急性期薬物治療

表60 推奨・EL CPVT の心室頻拍再発予防のための薬物治療

3. QT 短縮症候群

表61 推奨・EL SQTS に対するキニジン

第10 章 心室細動・無脈性心室頻拍・心停止

1. 治療

図30 心室細動・無脈性心室頻拍に対する治療のフローチャート

図31 難治性心室頻拍・細動に対する左星状神経節ブロック施行方法

表62 推奨・EL 心室細動・pVT に対するCPR 時の注射薬

第11 章 小児の不整脈

1. narrow QRS 頻拍

図32 小児持続性/ 反復性頻拍に対する頻拍発作の停止のフローチャート

図33 小児持続性/ 反復性頻拍における頻拍発作の予防のフローチャート

図34 小児患者の異所性心房頻拍/ 多源性心房頻拍の治療のフローチャート

表63 推奨・EL 小児患者におけるWPW 症候群の予防的治療

表64 推奨・EL 小児患者の接合部異所性頻拍に対する急性期薬物治療

2. wide QRS 頻拍

図35 小児患者の心室頻拍停止のフローチャート

図36 小児患者の心室頻拍予防のフローチャート

表65 推奨・EL 小児患者の心室性不整脈に対する薬物治療

第12 章 妊娠中の不整脈

表66 妊婦,授乳婦などへの抗不整脈薬投与の安全性

付表

表67 各種抗不整脈薬の適用,用法・用量【成人】

表68 各種抗不整脈薬の適用,用法・用量【小児】

表69 各種経口抗凝固薬の適用,用法・用量


文献

略語一覧

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:4.8MB以上(インストール時:12.3MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:19.1MB以上

  • android icon

    AndroidOS 最新バージョンのOSをご利用ください

    外部メモリ:4.8MB以上(インストール時:12.3MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:19.1MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、m3.com電子書籍アプリが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784897754314
  • ページ数:160頁
  • 書籍発行日:2021年3月
  • 電子版発売日:2021年3月19日
  • 判:新書判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。