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- 反田 篤志
- あめいろぐ臨床英語“Ameilog”book on clinical English
商品情報
内容
「在学中,短期留学! でも…」
「USMLEにトライしたいけど無理ー」
「海外で臨床研修をしたいなぁ」
「英語プレゼン!? ヤバい…」
「外来に英語ネイティブの患者が来ちゃった(汗)」
と思ったことはありませんか.
臨床を突き詰めるとき,
ボトルネックが「英語」って結構,ありますよね.
本書は,医学英語の王道的な教科書ではありませんが,
アメリカの臨床で苦杯をなめた日本人医師による
「臨床英語の気づき」
冷や汗ものの英語フレーズを1冊にまとめました.
試験,外来,プレゼン,フリートークなど,
Let's start with image training!
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序文
監修者のことば
「海外で臨床するには,まずは英語が流暢にしゃべれるようにならなくては…」.こう思っている方,結構多いのではないのでしょうか.もちろん,できるならそれに越したことはありません.でも,意外と大丈夫です.
かくいう私も,アメリカでの臨床研修を始めたときは,かなり英語で苦労しました.TOEFL iBT のSpeaking は30 点満点中20 点(たしか).ご多分に漏れず,Reading とWriting はある程度できていたものの,Listening とSpeaking は「これはやばい」と自分で感じるレベル.渡米して最初の半年くらいは一生懸命,映画やドラマを繰り返し観てリスニングを鍛え,役になりきってはシャドーイングをして英語脳と舌を鍛えました.
渡米して最初の教材は『The Departed』.なぜこれを選んだのかは今となっては謎なのですが,たぶん近くのdrug store で安売りのDVD があったから.あるときはLeonardo DiCaprio,またあるときはMatt Damon,たまにはJack Nicholson(これが難しかった)になって,彼らの発音やイントネーションをモノにできるまで,(多くの場合は1/2 倍速のスローモーションにして)繰り返し練習したものです.結果,今でもこの映画は私にとって思い出深い名作の1 つです.そのあとは『Grey’s Anatomy』に移行するのですが,確かSeason 6 くらいまでは観たかな…,最初のほうは面白かったんですけどね.いつまで研修医やっているんだよと(どうもSeason 9 でattending になるようですね).
何がいいたいかというと,1 つは,
英語が流暢でないことをそこまで恐れることはない
ということ.臨床現場でもネイティブでない医療従事者はたくさんいますし,意図が伝わればなんとかなります.真摯にコミュニケートをする姿勢と積極性が,正しい文法や発音よりも大事なのかなと思います.もう1 つは,本書の中にもありますが,
結局は英語を使わないと上達しない
ということ.恐れずに,まずは英語環境に飛び込んでみる.その中で,英語縛りで生活することが何よりの近道です.
実際の臨床現場では,複雑な文法や文章構成を必要とはしません(もちろん医学英語は必要です).むしろ,臨床現場で使う「型」や略語,独特の言い回しを覚えるほうが重要です.「カテ」「心タンポ」「ムンテラ(今はIC?)」「血培」などなど,日本でも略語ばかりですよね.ぜひ本書の中に出てくる表現やtips を読んでいただき,臨床英語の“感覚値”を掴んでみてください.
Best of luck!!
2020年3月吉日
シリーズ監修 反田 篤志
目次
第1部 どうしたら医学英語ができるようになるのか?
1 アメリカの現場で求められる英語レベル
2 どれくらいの勉強量が必要なのか―お勧めの勉強法
第2部 アメリカ医師国家試験(USMLE)に向けた勉強法
3 USMLE Step 1
4 USMLE Step 2 & 3
第3部 アメリカ式プレゼンテーション
5 病棟でのプレゼンテーション
6 学会でのプレゼンテーション
第4部 臨床で使える英語表現
7 救急対応(パラメディカル対応)
8 患者の「痛み」と「悼み」
9 小児の診察
10 レジデント教育
11 外来診察
12 病棟コンサルト & オンコール対応
第5部 業務の合間に使える英語表現
13 医学以外のトピックで会話ができるようになるために
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書籍情報
- ISBN:9784621304709
- ページ数:192頁
- 書籍発行日:2020年4月
- 電子版発売日:2021年5月12日
- 判:A5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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