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- 関節外科 2020年2月号 Vol.39 No.2 成長期のスポーツ外傷と障害
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内容
>関節外科バックナンバー
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序文
introduction
今回,本号の特集のテーマとして「成長期のスポーツ外傷と障害」を取り上げました。日々の臨床で,成長期の少年・少女のスポーツ外傷や障害の評価や治療を行う機会は多いと思います。「子どもは大人のミニチュア版ではない」ということが言われますが,診療においては,問題が心身の成長段階の途上にある年齢で生じていることを念頭に置く必要があります。
まず評価においては,運動器の発育・発達段階を正しく理解することが重要です。例えばOsgood-Schlatter病や筋腱のタイトネスに基づく障害は,身長の伸びが旺盛な時期に好発します。治療においては,成長期の子どもは組織の治癒能力が高いので,適切な環境が与えられれば早期に治ることが多いのですが,一方,離断性骨軟骨炎など,診断や対応が遅れれば一生続くような後遺症を残すこともあります。また,精神的にはいまだ自立しておらず,自己コントロールが困難,保護者や指導者など周りの言葉に影響されやすい,という問題もあります。本特集では,成長期のスポーツ外傷や障害の診療において理解が必要と思われるこれらの問題に関して,スポーツ医学や小児整形外科の第一線で活躍・活動されている先生方にご執筆をお願いしました。
前半では総論として,小児期の運動器の発育過程や,その過程で生じ得る外傷や障害の特徴について述べていただいています。さらに関連する話題として,鑑別の必要な小児科的疾患,スポーツ過多・過小の二極化の問題,女子アスリートのスポーツ障害も取り上げました。後半の各項は,成長期のスポーツ外傷や障害について,個別に述べられた内容のものです。成長期に発生する問題としてはさまざまなものがありますが,そのなかで頻度が高く,かつ診断や治療上の問題や注意点の多いものをテーマとしています。個々の外傷や障害に対して,日常の診療において遭遇した際に目を通すことによって,適切に対処するための助けになる内容となっています。
私が雑誌の特集の編集をするにあたって心がけていることは,自らが一読者として,知りたい内容をテーマにして,この人の原稿を読んでみたいと思う先生に執筆依頼をすることです。本特集号のすべての項は,そのような期待に応えるものであり,いずれも興味深く読むことができ,また有意義な情報が得られる内容でした。ご多忙ななか,ご執筆の労をおとりいただいた先生方に心より感謝の意を表する次第です。
西宮回生病院整形外科
吉矢晋一
目次
特集:成長期のスポーツ外傷と障害 企画・編集:吉矢晋一
Ⅰ. 総論
小児の運動器の発育とスポーツ障害 戸祭正喜
小児期のスポーツ外傷 内尾祐司
スポーツ外傷,障害と鑑別を要する小児科疾患 小林大介
子どものロコモティブシンドローム 黒木修司
思春期の女子アスリートのスポーツ障害-疲労骨折を中心に 佐竹絵里奈ほか
Ⅱ. 部位別・種目別の成長期スポーツ外傷・障害
成長期のスポーツと腰痛 酒井紀典
成長期の野球選手における肩関節障害 梶田幸宏ほか
少年野球における肘関節障害 岩目敏幸ほか
成長期の股関節・骨盤スポーツ外傷・障害 柿崎 潤
Osgood-Schlatter病の病態と予防 中瀬順介ほか
小児の膝前十字靱帯損傷-脛骨顆間隆起骨折と前十字靱帯実質部損傷に対する治療法の選択 前田周吾ほか
成長期の下肢疲労骨折 加藤晴康ほか
成長期の足部・足関節スポーツ外傷・障害 米田 梓ほか
連載
・スポーツドクターの現場
第6回 柔道 井汲 彰ほか
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書籍情報
- ISBN:9784008203902
- ページ数:123頁
- 書籍発行日:2020年1月
- 電子版発売日:2021年9月17日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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