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地域理学療法学の方向性とマインドを理解する ビルドアップ地域理学療法

  • ページ数 : 156頁
  • 書籍発行日 : 2021年9月
  • 電子版発売日 : 2021年10月22日
¥3,960(税込)
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商品情報

内容

マインドと技術を高め,「地域理学療法学」の構築を目指す!

●日本地域理学療法学会の定義に即した4つの構成(集団・間接支援,集団・直接支援,個別・間接支援,個別・直接支援)に沿って整理し,理学療法士のあるべき関わりをまとめた一冊.
●地域理学療法学の定義を詳説するとともに,臨床を基盤とした学問体系の構築を目指す.
●2023年に始まる実習指導にも役立つ内容.

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序文

2020年4月に適用された理学療法士作業療法士学校養成施設指定規則の改正では,その改正趣旨において,「高齢化の進展に伴う医療需要の増大や地域包括ケアシステムの構築等により,理学療法士及び作業療法士に求められる役割や知識等が大きく変化してきており…(以下略)」とされ,新たに地域理学療法が臨床実習として必修化されることになった.しかし,実習指導者が地域の理学療法についてどのように教育すべきかは定まっておらず,また現時点では地域の実習に応える書籍もほとんどない状況にある.

一方,日本理学療法士協会は2014年に学会を分科学会化し,生活環境支援系としてまとまっていた領域が分けられ,日本予防理学療法学会,日本支援工学理学療法学会とともに日本地域理学療法学会が誕生することとなった.2021年度から一般社団法人化して新たな学会としてスタートをしたが,その直前の2020年度には9,000名を越える会員が登録されていた.

このように,地域を舞台に理学療法を提供する理学療法士が着実に増える一方で,これまでの地域理学療法は主に実践主導であり,その定義は明確であるとは言い難かった.そのため,日本地域理学療法学会の学術大会では第1回目から一貫して「地域理学療法学の構築に向けて」というテーマで開催されてきた.そのなかで,曖昧であった地域理学療法学の定義がまとめられ,2019年の学術大会で公開されるに至った.

この定義を機に,地域理学療法学の共通認識を醸成させ,実習指導に役立ち,また臨床書として応え得る書籍が企画されることとなった.本書では,旧学会の運営幹事の先生方を中心に,現在の地域理学療法の観点から系統的にまとめたつもりである.また,実践を基盤とした理学療法から学問体系を構築していくという学会主旨を明確にする意味もあり,書名に「ビルドアップ」という表現を入れることとした.現時点では,エビデンス部分が介護予防など高齢者に偏っていることは否めないが,これは地域で必要とされる理学療法の多様さと学問として蓄積されにくい領域であったことが関係している.今後,社会における対応の必要度から,学会活動などでも量的にも質的にも,その検討が活発に行われる領域となっていくことが期待される.

理学療法はその特徴として,対象者個人に直接介入することが多いが,地域で求められる取り組みは,それだけにとどまらない.本書の第4章では,理学療法士が得意とする個別・直接介入を後にして,あえて集団・間接支援から構成した.今後の地域理学療法の発展には,介護予防や市町村総合事業などとともに,小児領域や障害者領域,難病や終末期などの理学療法効果の検証も欠かせないものである.

本書発行の第一の目的は,地域理学療法マインドを共有し,実践としての地域理学療法をビルドアップすることにある.地域で活動する理学療法士諸氏の多くの積み重ねによって,本領域がさらに発展していくことを切に願うものである.


2021年6月

隆島研吾,田中康之

目次

第1章 地域理学療法学の定義

1 地域理学療法学とは(降島研吾)

2 地域理学療法の歴史(降島研吾,浅川康吉)

第2章 地域理学療法の視点

1 地域理学療法と疾患別理学療法(平野康之)

2 地域理学療法と病期別理学療法(井上和久)

3 地域理学療法とその周辺領域(樋口由美)

第3章 地域理学療法を支えるエビデンス─評価と介入

1 地域理学療法における評価と介入とは(田中康之)

2 対象者の評価(池添冬芽)

3 対象者への介入(牧迫飛雄馬,岡前暁生,石垣智也,松本大輔)

第4章 地域理学療法の実践

1 集団に対する間接的な働きかけ―施策立案・まちづくり―

 1 地域評価(樋口由美)

 2 ソーシャルキャピタル(樋口由美)

 3 ヘルスプロモーション(田中康之)

 4 地域ケア推進会議(田中康之)

 【実践解説】千葉県の地域リハビリテーション支援事業の展開(田中康之)

2 集団に対する直接的な働きかけ―集団・組織等への働きかけ―

 1 施設入所者(渡邊勧)

 2 虚弱高齢者(井上和久)

 3 自助・互助・共助・公助の構築(桑山浩明)

 4 地域住民(栄健一郎)

 【実践解説】札幌市東区伏古地区における「通いの場」づくり(鈴木英樹)

3 個に対する間接的な働きかけ―個人の健康づくり・他職種支援―

 1 市町村事業(地域ケア個別会議)(田中康之)

 2 医療・介護系専門職との連携(鈴木英樹)

 3 行政・民生委員・教員等とのコミュニケーション(鈴木英樹)

 【実践解説】茨城県阿見町における地域ケア会議(渡邊勧)

4 個に対する直接的な働きかけ―地域でのくらしづくり―

 1 入院患者(大垣昌之)

 2 通院患者(栄健一郎)

 3 入所者(渡邊勧)

 4 通所利用者(河添竜志郎)

 5 物的環境(栄健一郎)

 6 人的環境(浅川康吉)

 【実践解説】大腿骨頸部骨折:回復期病棟から退院して通所リハビリテーションを利用した例(河添竜志郎)

資料編

 1 地域包括ケア(樋口由美)

 2 地域共生社会(降島研吾)

 3 医療保険制度(大垣昌之)

 4 介護保険制度(渡邊勧)

 5 障害児者支援(鈴木英樹)

 6 住宅・まちづくり(河添竜志郎)

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書籍情報

  • ISBN:9784263266441
  • ページ数:156頁
  • 書籍発行日:2021年9月
  • 電子版発売日:2021年10月22日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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