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肝臓クリニカルアップデート 2023年5月号(Vol.9 No.1)【特集】肝疾患診療:最新のトピックスを学ぶ

  • ページ数 : 102頁
  • 書籍発行日 : 2023年5月
  • 電子版発売日 : 2023年6月28日
¥3,850(税込)
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商品情報

内容

【特集】肝疾患診療:最新のトピックスを学ぶ
新たな診断 「MAFLD」 は 「NAFLD」 と何が違うのか/NAFLDの個別化治療/肝硬変の合併症の治療 ほか

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序文

序文

エキスパートの先生方に素晴らしい内容をご執筆いただきました。世界中で増加している脂肪肝については新しい定義である「MAFLD」の解説を久留米大学消化器内科 佐野有哉先生に,当初は食事・運動療法のみであった治療についても現在さまざまな臨床試験が行われておりNAFLD の個別化治療という最新のトピックスを三重大学消化器内科 藤原直人先生にご教授いただきました。高齢化し非ウイルス性(アルコールやNASH など)が増加している肝硬変については大阪医科薬科大学内科学Ⅱ講座の西川浩樹先生に肝硬変合併症の詳細と最新治療について分かりやすく解説していただきました。2022 年12 月に新規治療薬であるdurvalumab+tremelimumab が保険適用となり8 種類のレジメンが本邦では使用可能となった肝細胞がんではintermediate stage HCC の治療戦略について武蔵野赤十字病院消化器科 安井豊先生に海外からの報告も踏まえたup to date な内容をご執筆いただきました。薬物療法では有害事象マネジメントも非常に重要なポイントであり,千葉大学消化器内科 小笠原定久先生に最も頻度の高い有害事象の一つである蛋白尿にフォーカスして詳細な解説をいただき,明日からの診療に非常に役立つ内容となっています。外科の先生方からは最新のトピックスということで,大阪公立大学肝胆膵外科 木下正彦先生に肝切除におけるICG 蛍光イメージング技術の活用,日本大学消化器外科 岡村行泰先生に肝細胞がんに対する薬物療法後のconversion 手術について解説いただきました。Conversion 手術については薬物療法の成績が向上するにつれて件数が増加すると考えられ,内科医と外科医が協力してエビデンスを構築していく領域と考えられます。放射線科からは東海大学画像診断学講座 橋本順先生にphoton-counting CT という最先端の技術をご紹介いただきました。高精細で被ばく量の大幅な低減が期待できるという特徴があり,画像検査が非常に重要な肝臓領域で大きな期待がよせられています。連載についてはロボット支援肝切除術,FNH の画像診断と病理診断,肝内胆管がんのゲノム診断・薬物療法・粒子線治療,新しい薬剤についてはdurvalumab+tremelimumab 併用療法および腎保護作用もある新規降圧剤サクビトリルバルサルタンをテーマとしてエキスパートの先生方にご執筆いただきました。毎回楽しみにしている方も多い各都道府県における肝疾患取り組みについては今回千葉県での多様な試みが紹介されています。良性肝疾患(良性肝腫瘍含む)から切除不能肝細胞がんの薬物治療までさまざまな内容が含まれた1 冊であり,一品一品が超美味な究極の幕の内弁当のような仕上がりとなりました。この場を借りて著者・共著者の先生方に深く御礼申し上げます。肝疾患診療にかかわる全ての先生方(内科医・外科医・放射線科医・病理医)のお役に立てる内容ではと自負しており,読者の皆様の更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。


土 谷  薫

武蔵野赤十字病院消化器科

目次

特集 肝疾患診療:最新のトピックスを学ぶ

序文 肝疾患診療:最新のトピックスを学ぶ

武蔵野赤十字病院消化器科 土谷  薫

1)新たな診断 「MAFLD」 は 「NAFLD」 と何が違うのか

  久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門 佐野 有哉,他

2)NAFLDの個別化治療

  三重大学大学院医学系研究科消化器内科学 藤原 直人,他

3)肝硬変の合併症の治療

  大阪医科薬科大学内科学Ⅱ講座 西川 浩樹,他

4)肝予備能によるintermediate stage HCCの最新の治療戦略

  武蔵野赤十字病院消化器科 安井  豊,他

5)肝細胞癌に対する薬物療法における蛋白尿のインパクトと対策

  千葉大学大学院医学研究院消化器内科学 小笠原定久,他

6)肝切除におけるICG蛍光イメージング技術の活用

  大阪公立大学大学院肝胆膵外科学 木下 正彦,他

7)肝細胞がんに対する薬物療法後のconversion手術

  日本大学医学部消化器外科 岡村 行泰

8)画像検査のトピックス : Photon-counting CTとは何か?

  ─基礎と肝臓領域への臨床応用─

  東海大学医学部専門診療学系画像診断学 橋本  順

連載

若手に役立つ議論・オピニオンリーダーからのメッセージ

・進行肝内胆管がんのゲノム診断に基づく薬物療法の現状と今後の展望

 神奈川県立がんセンター消化器内科 上野  誠

・切除不能の肝内胆管癌に対する粒子線治療

 筑波大学附属病院放射線腫瘍科 清水 翔星,他

画像診断と病理

・FNHのCT・MRI画像診断

 北里大学医学部放射線診断科/新世紀医療開発センター先端画像解析学 原留 弘樹

・限局性結節性過形成 focal nodular hyperplasia(FNH)の病理診断

 金沢大学医薬保健研究域医学系人体病理学 佐々木素子

新しい診断・薬の情報

・肝癌薬物療法における蛋白尿マネジメントと新規降圧剤エンレスト®の位置付け

 徳島大学病院消化器内科学 友成  哲

・進行肝細胞がんに対するデュルバルマブ+トレメリムマブ併用療法

 神奈川県立がんセンター消化器内科 小林  智

各都道府県における肝疾患対策取り組みの現状

・千葉県における肝炎対策の現状

 千葉大学医学部附属病院千葉県肝疾患相談センター/千葉大学医学部附属病院消化器内科 清野宗一郎,他

エキスパート外科医に聞いてみよう

・ロボット支援肝切除術

 藤田医科大学先端ロボット・内視鏡手術学 加藤悠太郎,他

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書籍情報

  • ISBN:9784019400901
  • ページ数:102頁
  • 書籍発行日:2023年5月
  • 電子版発売日:2023年6月28日
  • 判:A4判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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