• m3.com 電子書籍
  • 泌尿器Care&Cure Uro-Lo別冊 for nursing 泌尿器科の疾患・治療・ケア

泌尿器Care&Cure Uro-Lo別冊 for nursing 泌尿器科の疾患・治療・ケア

  • ページ数 : 288頁
  • 書籍発行日 : 2022年3月
  • 電子版発売日 : 2022年5月4日
今すぐ立ち読み

商品情報

内容

【臨床で必ず出合う良性・悪性疾患を網羅!】

疾患ごとに、患者説明ページと医療者用解説ページで構成。患者説明ページは、ふんだんに使用したイラストでポイントが一目でわかり、ダウンロードして患者さんにそのまま渡せる。医療者用解説ページは、看護の要点や患者説明・ドクターコールのポイントなどを解説。泌尿器科ナースの必読書!
※都合により,紙版の誌面と異なり割愛される箇所があることがございます(P58 表1, P71 図, P218 表1, P269 表1は未収載となっております)

※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ: Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版

序文

序文


近年の泌尿器科領域の治療は、大きく変化しています。例えば、手術は開腹からロボット支援へと、また、悪性腫瘍の薬物治療は抗がん剤から分子標的薬あるいは免疫チェックポイント製剤へと移行し、疾患によってはその治療選択肢が増え、複雑化しているものもあります。そのため、疾患とその治療方針の説明を行う際には、準備も含め大変多くの時間と労力を必要とします。

インフォームドコンセントという言葉が使われるようになって久しいですが、医療従事者が一方的に情報を提供するだけでは患者さんの理解は深まりにくいことから、最近ではShared decision making(共有意思決定、協働的意思決定)が重要と考えられています。これらの実践には、医師だけでなく看護師をはじめとする各医療職が共通の知識を持ち、患者・家族と互いに情報を提供・共有し、合意する必要があります。その対話を行う際には、医療職から患者・家族にわかりやすい言葉で説明がなされることが重要で、正しく十分に理解してもらうことにより、患者さんも自分の意思や価値観、要望を伝えやすくなります。

本書の目的は、泌尿器科研修医や看護師の方々が、まず泌尿器科領域の各疾患について正しく理解し知識を身につけること、そして、患者さんに対してその情報をわかりやすく正しく伝えられるようになることです。

エキスパートの先生方による解説は、エビデンスに基づきながら、各医療職に理解しやすく書かれているため、本書によって多職種間で共通の知識を有することができます。さらに、患者さん向けの説明文は、各先生方が豊富な知識と経験に基づき、実践のなかで培ってきた丁寧でわかりやすい言葉・表現が随所にあふれていますので、きっとすぐに現場で「そのまんま使える」ことでしょう。

患者さんが皆さんをより信頼し、安心して治療を受けられることに、本書がお役に立てるならとても嬉しいですし、そうなることを願っています。


2022年1月吉日

青木芳隆
福井大学医学部泌尿器科



序文


泌尿器科で取り扱う臓器や疾患は、尿路のみならず、副腎や後腹膜、前立腺を含む男性の生殖器および女性骨盤臓器など多岐にわたります。

私が医師になってすぐのことですが、患者さんへ手術の説明をするようにと指導医に言われ非常に緊張したことがありました。しどろもどろになりながら説明していると、指導医の先生がすかさずフォローしてくれました。それは誰が聞いてもわかりやすい言葉で、相手の表情を伺いながら、本当にこの先生にお願いしたら大丈夫という気持ちにさせてくれるものでした。その後、上級医から手術がうまくなったら、自然と説明もうまくなるよと言われたことを思い出します。手術もそうですが、上手に説明するためには病気を理解し、そのなかで相手の気持ちに寄り添って説明することが非常に大事です。本書では、患者説明のためのページが先にあり、そしてその説明の背景にある疾患への理解を深めてもらうためのページがあります。現場に近い先生方の豊富な知識と経験、そしてそのなかから得られたエッセンスが詰まっており、本書のコンセプトでもある「そのまんま使える」と思います。

毎年、泌尿器科の病棟や外来、手術室に多くのスタッフが新しく来られると思います。よく聞かれるのが、どんな教科書で勉強をしたらいいですか? という質問です。これまでも多くの良書がありましたが、泌尿器科領域全体を網羅した内容で、看護師さんや若手医師(特に前期研修医)向けのまとまった本はそれほど多くはないと思います。そんなときに、とりあえずこの一冊を読んでみたら、と勧められる内容であり、なおかつ日常診療においてこの疾患を調べてみたいと思ったときに手に取っていただくと非常に役に立つ内容となっています。

本書を日々の診療に活用していただき、より良い医療の実践につなげていただけたら幸いです。


2022年1月吉日

常森寛行
香川大学医学部泌尿器科

目次

推薦文

序文

監修・執筆者一覧

本書の見方

資料ダウンロード方法

【第1章】泌尿・生殖器の解剖と生理

1 副腎のはたらき

2 腎臓のはたらき

3 腎盂・尿管のはたらき

4 膀胱のはたらき

5 尿道・前立腺のはたらき

6 精巣のはたらき

【第2章】下部尿路症状

1 尿失禁

2 過活動膀胱

3 夜間頻尿

4 前立腺肥大症

5 神経因性膀胱

6 間質性膀胱炎・膀胱痛症候群

7 骨盤臓器脱

8 高齢者の排尿ケア

【第3章】尿路感染症

1 腎盂腎炎

2 膀胱炎

3 尿道炎(クラミジア、淋菌)

4 急性前立腺炎・慢性前立腺炎/慢性骨盤痛症候群

5 精巣上体炎・精巣炎

【第4章】性感染症

1 性器ヘルペス

2 尖圭コンジローマ

3 性器カンジダ症

4 梅毒

【第5章】泌尿・生殖器腫瘍

1 副腎腫瘍

2 腎がん

3 腎盂・尿管がん

4 膀胱がん

5 前立腺がん

6 精巣腫瘍

【第6章】尿路結石・腎不全

1 尿路結石症

2 急性腎障害

3 慢性腎不全

【第7章】先天性疾患・小児泌尿器科疾患

1 膀胱尿管逆流

2 先天性水腎症

3 停留精巣

4 尿道下裂

5 夜尿症

6 急性陰囊症・精巣捻転

【第8章】メンズヘルス

1 勃起障害(ED)

2 男性更年期障害(LOH症候群)

3 精索静脈瘤

索引

便利機能

  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応
便利機能アイコン説明
  • 全文・
    串刺検索
  • 目次・
    索引リンク
  • PCブラウザ閲覧
  • メモ・付箋
  • PubMed
    リンク
  • 動画再生
  • 音声再生
  • 今日の治療薬リンク
  • イヤーノートリンク
  • 南山堂医学
    大辞典
    リンク
  • 対応
  • 一部対応
  • 未対応

対応機種

  • ios icon

    iOS 10.0 以降

    外部メモリ:30.9MB以上(インストール時:68.3MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:123.5MB以上

  • android icon

    AndroidOS 5.0 以降

    外部メモリ:30.9MB以上(インストール時:68.3MB以上)

    ダウンロード時に必要なメモリ:123.5MB以上

  • コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です(3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております)。
  • コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
  • Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
  • Androidロゴは Google LLC の商標です。

書籍情報

  • ISBN:9784840478533
  • ページ数:288頁
  • 書籍発行日:2022年3月
  • 電子版発売日:2022年5月4日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

まだ投稿されていません

特記事項

※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。

※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。

※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。