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- 医学のあゆみ271巻3号 慢性疾患とサルコペニア
商品情報
内容
企画:小川純人(東京大学大学院医学系研究科加齢医学)
・高齢者において,フレイル(虚弱)の中核的な病態かつ重要な要素としてサルコペニア(加齢性筋肉減少症)が知られており,身体機能,臓器予備能,ADLの低下を伴いやすくなり要介護状態に陥る場合も少なくない.
・サルコペニアの病因や病態はいまだ確立に至っていない一方で,生活習慣病・慢性疾患がサルコペニアの発症・進展に関与している可能性について,最近の知見などから次第に明らかになってきている.
・本特集では,医療,介護,研究に従事する幅広いスタッフや研究者の方々を対象とし,慢性疾患とサルコペニアとの関連性について,各分野をリードする先生方から最新の知見をわかりやすく紹介いただく.
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序文
はじめに
高齢者において,フレイル(虚弱)の中核的な病態かつ重要な要素としてサルコペニア(加齢性筋肉減少症)が知られている.高齢者がサルコペニアの状態に至った場合,身体機能,臓器予備能,activities of daily life(ADL)の低下を伴いやすくなり要介護状態に陥る場合も少なくない.サルコペニアの病因や病態はいまだ確立に至っていない一方で,生活習慣病・慢性疾患がサルコペニアの発症・進展に関与している可能性について,最近の知見などから次第に明らかになってきている.また,サルコペニアの発症・進展に伴って転倒・骨折リスク上昇や基礎代謝低下が認められやすくなり,さらにはサルコペニアが生活習慣病・慢性疾患に及ぼす影響についても解明が進んできている.こうしたなか,日本サルコペニア・フレイル学会より『サルコペニア診療ガイドライン2017年版』が刊行されるなど学術的に体系化が進みつつあり,今後サルコペニアの予防・診断・治療法の確立とともに,サルコペニアを考慮した慢性疾患管理とそのためのエビデンスの構築や啓発が期待される.
本特集では医療,介護,研究に従事する幅広いスタッフや研究者の方々を対象とし,慢性疾患とサルコペニアとの関連性について,各分野をリードする先生方から最新の知見・トピックス・展望を交えてわかりやすく解説,紹介いただいた.本特集を通じて,生活習慣病・慢性疾患とサルコペニアとの関連性についての理解が一層深まり,サルコペニアを念頭に置いた疾患管理,ならびに全人的・包括的な診療・ケア推進の端緒となれば幸いである.
小川純人(東京大学大学院医学系研究科加齢医学)
目次
特集:慢性疾患とサルコペニア
糖尿病とサルコペニア……笹子敬洋・植木浩二郎
心不全とサルコペニア……原田和昌・杉江正光
慢性腎臓病とサルコペニア……杉本研・樂木宏実
認知機能障害とサルコペニア──フレイルとの関連……神﨑恒一
肝疾患とサルコペニア……西川浩樹・西口修平
COPDとサルコペニア……千田一嘉
骨粗鬆症とサルコペニア……吉村典子 詳細
TOPICS
【生化学・分子生物学】
Nrf2経路を介した小胞体ストレスの軽減……渡邉朝美・小林麻己人
【血液内科学】
中枢神経原発悪性リンパ腫における遺伝子変異プロファイルの意義……服部圭一朗・坂田(柳元)麻実子
【免疫学】
IL-9受容体シグナルを介した記憶B細胞の二次応答制御……高塚翔吾
連載
【地域医療の将来展望】
6.地域医療構想……村松圭司・他
【診療ガイドラインの作成方法と活用方法】
はじめに――公平で偏りない作成方法と患者のための活用に向けて……吉田雅博
1.診療ガイドラインの推奨度は世界標準が存在する:GRADEアプローチ……湯浅秀道
フォーラム
男性医師の“育休”体験録~働き方改革から育休取得へ~……中村琢弥
【医療社会学の冒険】
18.主人公はMR……美馬達哉
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書籍情報
- ISBN:9784006027103
- ページ数:70頁
- 書籍発行日:2019年10月
- 電子版発売日:2022年5月11日
- 判:B5判
- 種別:eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数:3
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