改題改訂 要点とコツがひと目でわかる めまい診療マニュアル

  • ページ数 : 172頁
  • 書籍発行日 : 2022年9月
  • 電子版発売日 : 2022年8月19日
¥4,400(税込)
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商品情報

内容

好評『jmedmook14 このめまい、コワい?コワくない?』が書籍化!

◆全体的な内容のバージョンアップに加え、「米国における臨床研修教育」「感染症とめまい」の2項目が新たに追加されました。COVID-19を含む感染症とめまいの関係性および対処法にもふれています。
◆ジェネラリストとしてどこまで対応できるか、どのタイミングでコンサルトすべきかをコンパクトにまとめ、この1冊でめまい診療の重要点がしっかり理解できます。
◆臨床現場で本当の意味で役立つ、実践的な知識が盛りだくさんの1冊です。

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序文

序文

2020年3月末以降,未曽有の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が私の住む富山県でも拡大し,県対策本部で入院調整等を行い早2年半となります。この間,ウイルスが変異する中,症状や重症化リスク等から陽性者の入院の必要性を見極めてきました。さらにクラスター対応等, COVID-19の波に何度も飲み込まれそうになりながら,常に問題の本質を明確にすることを意識して走り続けてきました。今回の健康危機管理対応では,様々な重症度の多くの傷病者を同時に診療する救急医療現場と度々オーバーラップすることがありました。医療のプロフェッショナルである医師は,多忙な臨床現場で患者の訴えを何となく聞き流してしまうことがないよう,問題の本質を常に明確にしなければなりません。めまい診療においても,“めまい”というあいまいな訴えから患者に生じている病態,問題点を明確にする過程(問診)が最も重要であり,まずは特定領域の専門的診療の前に,その原因や病態を忍耐強く,総合的に考えて診断していく姿勢がカギとなります。ガイドライン等による診療のマニュアル化も大切ですが,実際の臨床現場ではまず症状や既往歴,生活背景等を丁寧に把握し,患者が抱える問題点を明確にすることが診療の出発点となります。その際,総合的に問診しようとするジェネラルマインドは必須です。

本書は2011年に刊行されたjmedmook 14「このめまい,コワい?コワくない?」の内容をブラッシュアップし書籍化したものです。専門科ではない医師のため,めまい診療の標準化の視点から基本的な内容をまとめるとともに,臨床現場で本当の意味で役立つよう,日々診療の場で汗をかいている信頼のおける先生方に各領域の執筆を担当頂きました。書籍化にあたっては,米国でご活躍されている総合診療の先生にジェネラルマインドの必要性を印象づけて頂くとともに,COVID-19に関する感染症等にも新たにページを割いています。手に取って頂いたどなたにも,どこかのページの一言だけでも共感して頂ける部分があれば,本書を出版した価値は十分にあったと考えています。


令和4年 未曽有のCOVID-19感染拡大が続く夏のある日

富山県厚生部参事 小倉憲一

目次

第1章 めまい診療の前にこれだけは押さえておこう!

01 救急外来でのめまい診療─ プロローグ

02 アメリカの臨床研修教育─ めまい診療の研修

03 めまいの発生機序と分類

04 めまいと病歴聴取(問診)

05 めまいと身体診察

06 めまいと神経学的診察

07 めまいと検査

08 めまいと画像診断

09 救急外来でのめまい治療

第2章 めまいを症状とする疾患の診かた

01 脳神経外科疾患とめまい

02 脳神経内科疾患とめまい

03 耳鼻科疾患とめまい

04 循環器疾患とめまい

05 その他の内科疾患とめまい

06 産婦人科(女性)疾患とめまい

07 小児疾患とめまい

08 高齢者とめまい

09 精神疾患とめまい

10 救急外来における外因子によるめまい

11 感染症とめまい

第3章 めまい診療Q&A

01 めまいを生じる疾患の記憶法

02 問診によるめまい疾患の鑑別

03 小脳出血や梗塞によるめまい

04 脳幹の梗塞・出血

05 頭痛+めまいの鑑別

06 フレンツェル眼鏡と眼振

07 Epley法の効果

08 メイロン®,メリスロン®の効果

09 頭部CT撮影後の判断

10 BPPVでの入院

コラム

・眼振はめまいの診断に役立つのか?

・メイロン®って本当に効くの?

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書籍情報

  • ISBN:9784784953790
  • ページ数:172頁
  • 書籍発行日:2022年9月
  • 電子版発売日:2022年8月19日
  • 判:B5判
  • 種別:eBook版 → 詳細はこちら
  • 同時利用可能端末数:3

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