- m3.com 電子書籍
- 雑誌
- 臨床医学：外科系
- 泌尿器外科
- 泌尿器外科 2023年4月号【特集】若手泌尿器科医必見！ エキスパートが解説「私の処方箋（前立腺癌編）」
商品情報
内容
転移性去勢感受性前立腺癌─upfront治療を中心に─／基礎研究およびネットワークメタ解析結果が示すM0CRPCにおけるARATの違い／去勢抵抗性前立腺癌に対するARATの使い方 ほか
≫ 「泌尿器外科」最新号・バックナンバーはこちら
≫ 泌尿器外科（2023年・定期購読）受付中！
※本製品はPCでの閲覧も可能です。
製品のご購入後、「購入済ライセンス一覧」より、オンライン環境で閲覧可能なPDF版をご覧いただけます。詳細はこちらでご確認ください。
推奨ブラウザ： Firefox 最新版 / Google Chrome 最新版 / Safari 最新版
序文
序文
進行性前立腺癌に対する薬物療法は常に進歩を続け，ダイナミックに変化している。近年では非転移性去勢抵抗性前立腺癌（M0CRPP）に対する新規アンドロゲン受容体標的薬（ARAT）や転移性内分泌感受性前立腺癌に対するドセタキセルおよびARAT によるupfront 治療が適応となった。また転移性去勢抵抗性前立腺癌（mCRPC）に対しては，コンパニオン診断に基づくオラパリブなど，新しいコンセプトに基づいた新規薬剤が導入されている。これらの新規薬剤・治療は国際臨床試験の結果，新たなエビデンスとして報告され，各種欧米のガイドラインで推奨されている。しかし実臨床においては，欧米ガイドラインどおりの診療や治療シークエンスがホルモン療法の効果が高いといわれている日本人の前立腺癌患者に本当に適しているのかどうか，多くのディスカッションがなされている。
一方で，すでに発売後長く用いられてきたアビラテロンやエンザルタミドのARAT やタキサン系抗癌剤に関しては，実臨床において，これまでの経験から有害事象を減らし，薬剤の効果を引き出すような使用方法が工夫されてきた。さらに近年発売された新しいARATであるアパルタミドに関しては，皮疹という日本人特有の有害事象が報告され，その使用法には注意が喚起されるとともに，日本独自の取り組みもなされてきた。体格的な問題や人種差など要因は複雑であるが，日本人患者における有害事象の頻度と重症度は国際臨床試験で得られた結果よりも高いことが多く，日本人の治療を難しいものにしている。さらに，薬剤をうまく使うための実臨床における工夫は，明確なエビデンスとして報告されることは少なく，そのエッセンスを学ぶ機会も限られている。
本企画は，若手泌尿器科医が前立腺癌薬物療法を行う際に役に立つ，実臨床における適切な患者選択，薬剤投与量やサイクル期間の調整など投薬方法の工夫，そして副作用対策についてエキスパートの先生方からご自身の経験や考え方を解説していただくことを目的として企画された。執筆いただいた前立腺癌治療のエキスパートの先生方からは，自施設の治療方針や副作用軽減の工夫など，ガイドラインにはとらわれない経験を詰め込んでいただいた。
本特集から製薬メーカーの情報提供では学べない，実臨床における投薬のコツを学んでいただければ幸甚である。
東京慈恵会医科大学泌尿器科
木村 高弘
目次
特集 若手泌尿器科医必見！ エキスパートが解説「私の処方箋（前立腺癌編）」
序文
東京慈恵会医科大学泌尿器科 木村 高弘
転移性去勢感受性前立腺癌─upfront治療を中心に─
秋田大学大学院医学研究科腎泌尿器科学講座 成田伸太郎
基礎研究およびネットワークメタ解析結果が示すM0CRPCにおけるARATの違い
弘前大学大学院医学研究科泌尿器科学講座 藤田 尚紀，他
去勢抵抗性前立腺癌に対するARATの使い方
福井大学医学部泌尿器科 寺田 直樹
去勢抵抗性前立腺癌─化学療法，DTXの副作用対策，サイクル数，CBZの副作用対策─
東京慈恵会医科大学柏病院泌尿器科 木村 章嗣
転移性去勢抵抗性前立腺癌，BRCAコンパニオン診断とオラパリブ使用の実際
東京慈恵会医科大学泌尿器科 田代康次郎，他
前立腺癌治療におけるBone Management
東京女子医科大学泌尿器科 飯塚 淳平
Ra223の効果を最大限利用するために
横浜市立大学附属市民総合医療センター泌尿器腎移植科 河原 崇司
連載
第146回 泌尿器科領域におけるトラブルシューティング
腹腔鏡下手術時の横隔膜損傷
香川大学医学部泌尿器・副腎・腎移植外科 上田 修史，他
症例報告
下腹部腫瘤を主訴に発見された尿膜管憩室の1例
神戸徳洲会病院泌尿器科 勝岡 洋治，他
地方会
第203～205回 日本泌尿器科学会信州地方会
第265回 日本泌尿器科学会東北地方会
便利機能
- 対応
- 一部対応
- 未対応
-
全文・
串刺検索 -
目次・
索引リンク - PCブラウザ閲覧
- メモ・付箋
-
PubMed
リンク - 動画再生
- 音声再生
- 今日の治療薬リンク
- イヤーノートリンク
-
南山堂医学
大辞典
リンク
- 対応
- 一部対応
- 未対応
対応機種
iOS 10.0 以降
外部メモリ：4.7MB以上（インストール時：12.7MB以上）
ダウンロード時に必要なメモリ：18.9MB以上
AndroidOS 5.0 以降
外部メモリ：4.7MB以上（インストール時：12.7MB以上）
ダウンロード時に必要なメモリ：18.9MB以上
- コンテンツのインストールにあたり、無線LANへの接続環境が必要です（3G回線によるインストールも可能ですが、データ量の多い通信のため、通信料が高額となりますので、無線LANを推奨しております）。
- コンテンツの使用にあたり、M2Plus Launcherが必要です。 導入方法の詳細はこちら
- Appleロゴは、Apple Inc.の商標です。
- Androidロゴは Google LLC の商標です。
書籍情報
- ISBN：9784019203604
- ページ数：74頁
- 書籍発行日：2023年4月
- 電子版発売日：2023年5月2日
- 判：A4判
- 種別：eBook版 → 詳細はこちら
- 同時利用可能端末数：3
お客様の声
まだ投稿されていません
特記事項
※ご入金確認後、メールにてご案内するダウンロード方法によりダウンロードしていただくとご使用いただけます。
※コンテンツの使用にあたり、m3.com 電子書籍が必要です。
※eBook版は、書籍の体裁そのままで表示しますので、ディスプレイサイズが7インチ以上の端末でのご使用を推奨します。